母が手入れをしていた庭に咲く花、梅雨時に咲くゼフィランサスと
俳句「眠るなら蛍袋の花の中」と母が詠んだホタルブクロ。
リハビリ病棟で3時からという面談に向かいました。前日の夕方、有料老人ホームのホーム長さんから電話があり病院での母との面談の後ホームで契約ということになりました。地上の駐車場が満杯で初めて地下駐車場へ。暑い日なので好都合。エレベーターで地上へ出て病院玄関へ廻り、またエレベーターで8階まで。背のすらっとしたお洒落な飲食店の店員さんのような制服を着た方と一緒でした。受付でその方がホームのケアマネさんだと分りました。
初めて体温を測られました。最初36.6度だったのになぜか2度測らされて2度目は37.1度。微熱ですね~と言われましたが7度5分には達していないのでOK。今リハビリ中ということで少し待っていると車椅子の母が来ました。
丸いテーブルが4つか5つ置いてあるコーナーの一角に座って久しぶりの母と対面。私たちを見るなり「迷惑かけたわね~ごめんね~」と。ケアマネさんには「お世話になりますね~」と。いつもと変わらぬ元気な母です。早速ケアマネさんの何十項目かの聞き取りが始まります。耳が少し?大分?遠いので、耳元で繰り返し質問して何とか、それでも通じない時は私がもう一度耳元で質問して進みます。
普通は1時間かかるところですが短くと言われていますのでとケアマネさんが途中で切り上げることに。ホームからの質問状で母の経歴や人となりについて私が書き込んでおいたプロフィールの提出を求められたのでここで渡すことに。母はホームでどんなことがしたいですか?と聞かれて「皆さんと仲良くなって楽しく過ごせたらと思っています」と答えていましたので、空白になっていた本人の要望、希望欄にそう書いておきますねとケアマネさんから言われました。
終わったようなので私が用意していたものを母に渡すことに。父の写真を葉書にしたものが数枚私の手元にあったのでそれと手元にあった63円切手と書きやすいボールペンとその日の新聞。6月で新聞はやめることの了解も得て、最後に、これから契約にホームに行くんだけど、来週には契約金を払い込むので委任状にサインしてと夫にパソコンで作ってもらった委任状を広げました。葉書は書いたら誰かに預けてと言ったのですが、これがどこまでやってもらえるかが未知数。面会は予約制だとかでうまく受け渡しが出来るかが分かりません。(Sさんにもらった母用の手作りマスク。夏用の着物地で右上に黄色い刺繍が)
終わって詰め所で終わりましたのでと看護師さんに告げて車椅子の母を病室まで連れて行ってもらうことに。コーナーを出たところで若い男性のリハビリ担当の方から挨拶を受けました。まだ3日ぐらいですが順調ですとのこと。血圧が高いので気を付けながらやっていますと言われました。先日電話で母の伝言を伝えてくださった方とは別のかたで、よろしくお願いしますとご挨拶が出来て良かったです。ケアマネさんの質問に答えて歩行器ではなくてシルバーカー?で押すようにして歩けるのが目標と言っておられるのを聞いて、夫がシルバーカー?ってなんや?と私に訊きましたが、なんや?です。
ケアマネさんの質問にはきはきと答える母に二人でいつもと変わらぬ母を確認出来て安心しました。食事がご飯とお粥で、パン食はなし、冷たい牛乳でお腹を壊したそうですが、仕方ないねと母が言ってる通りです。ケアマネさんはホームでは朝パン食が可能ですのでパンにしましょうかと言われお願いしていました。さて、これから車で桃山台に向かってホームで契約です。玄関のところでケアマネさんと別れて向かうことに。
ホームのロビーには七夕飾りが。そういえばもうすぐ7月です。ホーム長さんが出てこられて、これから約2時間かかって契約書の説明と言われました。確かに大事な項目が沢山あります。それにしても2時間がかりとは! 思いもよらない苦行でした。夫は時々質問しています。偉いな~ちゃんと聞いてくれてると思いながら私はマスクの中で出て来るあくびを噛み殺しながら集中力が続きません。契約のハンコを夫に任せて良かったと思いながら。全部終わったのがきっちり2時間後。出がけにお米を研いで炊飯の予約をしてきて良かったと思いました。眩しい夕日に向かって車を走らせながら日の入りは7時一寸というのであと15分くらいで…と思いながら帰途に。長い午後が終わります。
ケアマネさんのお話ではホームの最年長さんが104歳、同い年の方が4人もおられるそうです。リハビリ病棟でも母の98歳が最年長と言われたと言ってますので母には先輩や同年代のお友達がおられる環境は素晴らしいです。ホームでは何のサービスを選んでもお金がかかりますので、そこが心配?ですが、父が残してくれたもんで何とかなると母が言っていますので大丈夫でしょう。8月にはホームでの新生活が待っています。