敬老のお祝いとお茶飲み話と還付金詐欺の電話

昨日の土曜日、チャイムが鳴って外に出てみると若い見慣れぬ女性が変わった手押し車に紙袋を積んで、その内の一つを手に提げて立っておられます。しばし考えて、あ~敬老の日のお祝いのお菓子~何年か前、自治会の区長が回ってきた時は配る側でしたが、私が今年後期高齢者の仲間入りを果たしたので我が家は2人分の大きなお菓子箱をいただきました。「ご苦労様、ありがとう。大変ですね」「はい、これから頑張ってきます」「頑張って」と言って中に入りました。私たちの頃から子ども会の子たちが書いたメッセージを入れていましたが、「中に入っていますから」と言われました。「ごはん作んの」がんばります!

午前中、ヨーガの先生からお見舞いの電話があり、午後から寄せていただきますとのこと、2時半ごろ車で来られて、父の一周忌のお供えを持ってこられました。母がヨーガのことを皆さんによく言っていただいていて・・・と言われましたので、「それは、今でもヨーガのおかげで大腿骨骨折の治りも早かったし、ケアマネさんにヨーガをすすめたりしています」と有難く頂戴することに。遠慮されたのですが「まぁ、入って」と家の中へ。

「お父さんのことやお母さんのことが続いて、それに一周忌と、疲れが出たのね」と言われましたが、「確かにそれもあるし、年のせいもありますね」と私。ヨーガ仲間の方たちは私が疲れていたといってると。死体のポーズで本当に寝てしまっている(意識不明?)ことが続いていたので私も自覚はしていたのですが、皆さん、そう思っておられたようです。

「50代でご主人亡くされて大変だったと思うけれど、人生は公平よ」と言ったら「そう思う。今だったら主人の看病はできていなかったと思う」「長く生きれば生きたで問題はあるし・・・」といろいろ話した後、政治の話になりました。

「最近のテレビはおかしい。韓国のことばっかりで。どうしてあんなに憎しみを煽って、どうするつもり」と日韓双方の反日反韓の応酬について、私も「戦前みたいよね」。「中国と香港、あれはイギリスが香港を返した時点で中国のもの、イギリスは何も言えないし・・・中国の本当の狙いは台湾。沖縄も取られたら日本もだめだし。自由のない中国は怖い」「沖縄の息子の話では実感として乗っ取られそうなくらい中国人は多いらしいですよ、それも観光客ではなくって。バランスとるためにアメリカ兵にいてほしいなんて言うのを聞いて驚いたことが」と私。

娘さんが離婚する前、中国人のお婿さんが「中国が2億人送りこめば日本は中国のものになる」と言うのを聞いて「何を馬鹿な」と思っていたけど、今は現実的に感じる。京都や水のきれいなところは中国人が土地を買っているし…中国から見た地図を思い出すと言われました。だから、韓国と日本とアメリカはしっかり同盟を組まないといけないのに、アメリカの言いなりや、嫌韓ではなくってと二人で。

どうして、日本の利益のために働く人がいないのか? ちゃんとした企業家や投資家は先の先まで見てるんだけど、政治家が馬鹿なのよ。そうか~と私。今度の組閣、なに、あれ、安部さんの仲間ばっかりで・・・と、選ぶほうも悪いよね。テレビは政府の言いなりだし、教育にお金をかけないし。曽野綾子夫婦が言ってた「日本に必要なのはごく少数のエリートと大多数の言いなりになる人間」という自民党の大目的が達成されてるよね。それも真のエリートじゃなくて経済エリートね。金儲けだけ。日本はダメになるね~と二人で。

マンデリンコーヒーも飲み干して、そろそろという頃、電話が。市役所の医療福祉課だという。壁の時計を見ながら土曜の4時ごろに市役所から電話?と思いながら聞いていると「二月ごろ緑色の封筒が来ませんでしたか?」「覚えがありません」「そうですよね~実は、平成26~30年の5年間で、厚生労働省が計算した医療費の減額が、2万3680円で、8月31日で手続きの期限が切れている」という。「それで?」「申請していただければ手に入る」「どうするんですか?」「三井とか三菱などの銀行の口座を知らせていただくと係りの者が手続きに行きます」「今、主人がいませんので、戻りましたら相談してお電話します、どこへかければいいですか?」「市役所の医療福祉課です」(名乗らない、おかしい)「わかりました」で電話を切りました。

Oさんが、すぐ、「還付金詐欺の電話やん!」「おかしいよね、市役所がなんで今頃電話かけてくる?」「銀行の名前出してるから絶対、詐欺! 役所がお金を戻すなんてことはあり得ないし、金額も2万なんぼで一緒、友達も引っかかってるし~」と、目の前でやり取りを聞いて興奮気味。私も、そうか、これが、還付金詐欺の電話か。よっぽど名前を聞いてやろうかと思いましたが、これは、詐欺、失敗!でしょう。

夜、片付けものをしながら、警察に届けたほうがいいかなと8時ごろ110番。すぐ警察官の方が来られて電話の内容を聞かれました。「桜が丘でも今日一件あったそうで、また箕面が狙われているようです」。どう言えばよかったのか尋ねたら「ご主人に相談して…というのでもいいし、電話の途中で直接オカシイと言ってもよい」「相手が電話番号を知っているので怖い」というと「学校の名簿など固定電話のリストが出回って、それを見て掛けけているだけだから、その心配はない」と言われました。「何が狙いですか?」と聞いたら「銀行名を聞きだしたら、銀行の者だと言って訪ねてきて、この時間だからキャッシュカードを預かる」というのだそうです。「今度、息子さんの名前をかたって携帯電話の番号が変わったと言ってきたら気を付けてください。そのまま電話番号を聞いて、本当の息子さんの番号へ掛けて確かめて、その番号には電話をしないように。それから大阪府内の警察の電話は末尾が1234ですから、警察からの電話と言われたら、末尾の数字を確認するように。以後気を付けてください。届けてもらってよかったです」と言われましたが・・・いよいよ回ってきたか!でした。

4時も回ったので、お供えのお礼を言って、「母に会っていく?」「会いたい」。で、隣へ行くと母はちょうど新聞を取りに外へ出たところ。外から隣の玄関へ回って母に伝えると杖を突きながら「新聞取りに出たら車があったので誰か来てらっしゃるのかなと思ってたところ」「お母さん、お元気そうで」と二人で手を取り合いながら「はい、おかげさまで。あなたもよくわざわざ来てくださって・・・」挨拶を交わした母が私を指して「可哀そうに、一度も休まないのにヨーガを休んでね、疲れがでたんですよ」と言ってくれました。有難いことに幾つになっても母親であり娘です。

久しぶりに、二人でたっぷり話して、詐欺の電話まであって、愉快な時間を過ごしました。そうそう、入るなり「どう?」と言われ「微熱がなかなか収まらなくて・・・」「ゆっくり治してね」だったのでした。その後、Sさんから電話、「ブログ見たけど治ったの?」「う~ん、一緒」「なんでやろ~」「政治については書けない、健康でないと」「やめとき、それにしてもヒドイよね~マスコミもおかしいし」「NHKが変わったし、民放と一緒になってしまって・・・」みんな馬鹿になっていくよねと二人で。明日山を下る夫の立山からの電話でも「どうだ、熱は?」でした。何回も登ってる立山だけど最高だったとか。リウマチを克服して初めての本格的山行なのでおめでとうでした。朝は加賀市の夫の実家のお嫁さんからも電話があって「どうですか?」。熱さえ引いてくれれば普通にもどれるのですが・・・