◎今日は母の退院の日。先日、ホームのケアマネさんとクリニックの医師との3者面談で母の想いを伝えました。理由を告げられないで拘束されたこともショックだったようだと伝えたら先生はとてもよく分かってくださいました。ホームで最期の看取りまでをお願いする書類にもサインをしました。いよいよ母の施設での新しい一歩が始まります。
ロウバイ(蝋梅)の花
◎水曜日はヨーガの日。白内障の手術でお二人がお休み、他にもお休みの方があり、この日は4人と先生でした。休憩時間の話題が盛り上がってヨーガ再開しないで、そのまま時間が来て先生がの”オーム”を唱えて終わってしまいましたが、知らないお話を聞けるとても有意義な話し合いだったと満足でした。
話は、娘さんが中国人と結婚されていた時期、上海を行き来されていた先生から中国の先進的な教育のことから何でも金次第の怖い面など、日本の停滞した経済の話、50台前後の娘や息子たち世代の話から年金の話、オミクロン株の感染拡大と三回目のワクチン接種の話と、アチコチ飛びましたが、最後にYさんが「年金の話より大事なのは若者たちのこと」と言って、お孫さんのお友達の話を出されました。お孫さんは幸い就職先が決まっているのだけど「友達がまだ決まらない。内定をもらっても断られたりしている。若い者たちがこんなでは本当に可哀そう」と。
Yさんは先週も、独り暮らしの老後の暮らし方の話になった時、その日お休みだったHさんのことに触れて「自前で毎日安否確認のように訪ねてくれる友人を作っておくのが一番理想的な独り暮らしだと思う」と言われました。その事もあり、またご自分も、昨年倒れてお嫁さんにSOSの連絡を入れて救急車で病院へ運ばれた経験から、一人でお風呂に入れず、今は夕方お風呂に入るときには友人に来てもらっているということです。その友人と言うのは、一時期ヨーガにも参加されていた独身の方で、以前パニック障害で大変な時にYさんが親身になって訪ねたり電話相談を受けておられた方です。ギブ&テイクで今はその方が、あの時のお返しだと仰っているそうです。Hさんのお手本通りを実行されています。
そのYさんが、お孫さんの友達のことを言い出されたのですが、私は聞きながらNetflixの「新聞記者」が描いている通りだと思って聞いていました。亮(横浜流星)のアルバイト先の新聞配達仲間の大学生の繭(小野花梨)のケースと全く同じです。
この日のヨーガの4人は70代でネットフリックスに加入しているのは私一人。帰り際に60代の方に「ネットフリックス、入ってる?」と聞いたら「入ってる」と言われ、「新聞記者」を薦めました。「見るね、誰が出てる?」と聞かれたので主演の3人と赤木夫妻を演じる2人の名前を挙げました。
◎ネットフリックスはパソコンで検索すると加入の方法はすぐわかります。月額900円だったかな?映画館で映画1本見るより安い金額で沢山見ることができますし、解約も簡単。この機会に是非、おすすめです。
私の場合は昨年「新聞記者」がネットフリックスで配信されるというのを聞いて加入しました。配信される1月13日を待っている間に、韓国ドラマ「梨泰院クラス」「愛の不時着」のほかに「浅草キッド」と「Don't Look Up」を観ました。費用はともかく、わざわざ見る時間がとれるかどうか……と最初は考えていましたが、料金を払っても自分で選んだのを見るというのは利点かなと思います。
◎Netflix「新聞記者」では、物語の構成や進行上、一人の人物が複数の実在の人物を兼ねて描かれています。憎まれ役の豊田(ユースケ・サンタマリア)は3人ほどが合体。米倉涼子さんが演じる新聞記者は、東京新聞の望月衣塑子さんと、元NHK記者だった相澤冬樹さんの二人がモデルになっています。相澤さんに託された赤木さんの遺書はドラマでは米倉さんが受け取っています。これを『望月さんの手柄にされた』と書いているツィートがありましたが、これは、フィクションであるドラマと現実を取り違えた見当違いの非難だと思います。
◎昨日見つけた東京新聞記者・望月衣塑子さんのツィートです:
🔲見ないけど、ドラマの内容を知りたい方は町山氏が丁寧に語ってくれます。(これから見るつもりの方は読まないで):
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町山智浩 Netflixドラマ『新聞記者』を語る
◆森友学園のおさらい
◆言いたいことを言わないリアリズム
◇このドラマはね。誰も大きい声で何かを叫び合ったりしないんですよ。
そういう、叫び合ったりするのはないんですよ。だから、すごくリアルなんです。
◇まあ、日本のドラマのよさみたいなところがすごくこのドラマの中には出ていて。俳優さんたちの演技を徹底的に見せていく。これがね、本当に素晴らしくて。
◇田中哲司さん。彼がうまいんだ、いつも。今回もすごくて。で、田中さんのあの冷徹な感じ、あの独特の素晴らしい声! それで、ネット上で火消しをするんですよ。
◆所詮はフィクションで絵空事
◇橋本じゅんさん、もうこの『新聞記者』のデスクの板挟みの演技……しかも、セリフでは言わないんです。
◇大倉孝二さんが演じる検事がね、また上から「もうやるな。これで終わったんだ」って言われても、事件を追求し続けるんですよ。「だって、それが検察を仕事でしょう?」って言いながら。「こういう人たちが本当にいたらな……」って思うんですよ。
◇綾野剛さんも官僚としてね、そうやってもみ消しの仕事をさせるわけですよ。内閣情報調査室でね。でも、それがつらくてつらくてたまらないわけですよ。もうやってられなくなっちゃうんですよ。子供の顔が見れないんですよ。恥ずかしくて、もう。
◇でね、横浜流星くんが出てるんですよ。これね、僕ね、なんと娘が一緒にこの6話を見てくれたんですよ。政治とか、全然興味ないですよ。でも「流星くんが出てるから」っていうことで。で、彼は就活を控えている大学生で、新聞配達のアルバイトをしてるんですけど、全然新聞とか、社会問題に興味がないんですよ。そんな流星くんが、どういう風にこのドラマにかかわっていくか?っていうのも見ものなんですよ。これね、彼が言うセリフがものすごく実はこの『新聞記者』というドラマの大きなテーマになっていて。「ここから僕ら、変わりませんか?」って言うんですよ。
◇で、またいろいろとあるんですが。ある方が、ずっと昏睡している状態で出てきて、昏睡しててかわいそうなんですけど。彼が昏睡しているという意味は、非常に深いです。それは「国民が眠っている」という状態を意味しています。というね、素晴らしいドラマNetflix『新聞記者』は今、配信中です。
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