日本は階級社会(「特別な1日」さんより)と孫に声をかける母と11月のお茶のお稽古

◎昨日は22日の金曜日、金曜日恒例の再稼働反対のデモは雨のため中止になったそうです。「特別な1日」さんは日本の民主主義について書いておられますので、コチラでぜひ:

記事の中で、【写真・図版 | あなたはどの階級? 「格差社会」から「階級社会」に落ちる日本週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)】のピラミッド図を引用されています。これは、私も最近、日本は階層社会から、すでに階級社会に入っていると思うことがありましたので、納得でした。4つの階級を書き出しておきます:

資本家階級経営者、役員):4.1%

新中間階級管理職、専門職、上級事務職):20.6%

労働者階級

事務職、販売職、サービス業などの正規労働者):35.1%

アンダークラス

  (パート、アルバイト、派遣社員など非正規労働者):14.9%

◎水曜日のことでした。夕食時に母が「今朝、食事を終わって部屋に帰ってテレビをつけたら、Dくん(長男のこと)が、黒いジャケットに腕章をつけてマイクを持ってインタビューしててびっくりした。名前も出てたよ」と。母が見た番組は、長男も以前担当していたことがありましたが、今は同じ局の別番組の生活ニュースコーナーの裏方。年齢的にもう現場に出なくていいはずなのに、現場を志願して週に1,2回、現場の取材に行ってるとは聞いていました。それに、昔、母に「Dくん、その場にいるんなら一寸顔をみせてくれたらいいのに」と言われた息子がビックリして「僕の顔がテレビに出たら、それは、『放送事故』だからね」と。長男お気に入りの番組、NHKの「ブラタモリ」で、ぞろぞろスタッフを連れて歩くタモリさんを見て、「NHKは贅沢、人と金と時間を僕らの何倍もかけてるからね。僕らのの取材はカメラさんと基本二人、カメラとマイク持って一人という時もあるからね」とうらやましがっていました。

母が見たというこの時は二人だったのでしょう。「放送事故」だと言っていた裏方が顔出ししてるということは、人手不足か人減らしで駆り出されているのだろうと夫と二人で。「普通の人は犯罪でも犯さないとテレビに出ないのに、孫が急にテレビに出てくるから思わず手をふったわ~」と嬉しそうな母。聞いた私、LINEで「おばあちゃんがテレビに向かって手を振ってDく~んと声をかけたそうだけど、聞こえましたか?」とメール。ほどなく、息子から「聞こえたよ~!(笑)」と返信が。早速、母にも見せると「やっぱり、そうだったのね、うまいこと言うね~」とご満悦。孫がお祖母ちゃん孝行をしてくれました。それにしても、息子の返信、なかなか上手でした。

◎さて、金曜日はお茶のお稽古でした。飛び切り寒い日でした。今月から風炉釜から畳に切った炉に代わります。床の間の一段高いところには朱色のひもで網がけした茶壷が置かれていました。菊炭の生火がほの暖かです。 

掛け軸は炭黒々と「開門多落葉」。門を開けると落葉がいっぱい、そのまま今の季節。

陶器の花活けに灯りがともったように紅葉した葉(名前を聞き忘れ)と固い蕾の椿。

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棚は変形棚。木目がきれいに見えるヒノキ、周りの切れ端をゴマ竹で囲ってあります。これは見覚えがあります。

棚の名前は?と問われても思い出せません。”山里棚”という名前でした。

水差しは明るい色の唐津。棗(なつめ)は白地に金彩の蔦の葉模様。

お茶碗は、赤い箕面焼きと松の絵を描いた九谷焼を選びました。

写真はピントが合っていませんが、柄杓と蓋置を飾ったところ。

2服のお茶を点てて、片付けた後、もう一服お茶を点てるように言われました。

水屋に入って、今度はこげ茶色に正面に黒い模様が入ったお茶碗を選びました。小豆島にある唯一の窯、寒霞渓焼きだそうです。薄手のお茶碗は持つとき熱さが伝わって、冬は少し厚みのあるお茶碗の方が、冷めにくいし、良いようです。 

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お客さんに回って、主菓子をいただきました。紅葉した葉をかたどったお菓子で粒餡が入っていました。干菓子は落雁と黒砂糖のお菓子。

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途中から天井に近い格子戸の開口部から暖かい風が流れてくるようで、エアコンの暖房が入ったようでした。二間続きの開けっ放しなので、日が暮れ始めると炭火だけでは追い付かなくなります。初めて部屋に入ったとき、炉には和紙?のカバーがかかっていました。二人お点前が終わって、立礼式に変わるとき、炭を片付けられます。今時、お稽古でも炭を使うのはとても珍しいそうです。

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