8月のお茶のお稽古

◎25日の金曜日午後、外気温33℃。3時から雨という予報でしたので、日傘をやめて雨傘を持って出ました。先生のお宅に着いたら雷の音が。途中、雲が覆って部屋が暗くなりましたが、雨にはならずでした。風炉の中には菊炭が入っていて、鉄釜は熱湯ですが、炭火も弱くしてありますし、熱いと思えば水差しの水を淹れて調節しても良いのだそうです。さて、私が最初に水屋に入ることに。

掛け軸は初めて見る軸でした。「念ずれば叶う」、坂村真民さんの言葉でしたね。

坂村真民について | 坂村真民記念館 公式サイト (shinmin-museum.jp)

今気づいたのですが、色紙を軸にしてあります。誰が描いた色紙か聞けばよかった。

ひょっとして、坂村真民さん、ご本人の!?

お花は珍しい濃い紅色の木槿ムクゲ)と秋海棠と斑入りの笹の葉

先月に続いて水差しは口の広い平鉢。

主菓子は外国製の蓋つきの楕円形の真っ白な陶器。中には大きな栗饅頭。

干菓子は二色の生八つ橋。

夏ですので平たいお茶碗や珍しいガラス製も。硝子のサラダボールは、海外旅行のお土産にもらったものだそうですが、どこの国かは聞き忘れたとか。

布巾と茶せんと茶杓の入った白いお茶碗と隣の黒いお茶碗を替え茶碗に選びました。

帯の代わりになるベルトをして袱紗を挟みます。

私は透かし彫りの白い陶器の蓋置を選びましたが、Aさんはガラス製のモノを。

ヨーロッパのろうそく立だそうです。見立て使いですね。

棚の代わりに蝶番で繋いである開閉式の水差しの蓋の上に柄杓と蓋置のお飾りを。

一時、暗くなって雷も轟いて、土砂降りになりそうなので二服点ててお終いという感じで進んでいましたが、途中から空が明るくなり出して、もう一服ということに。

3人目は膝の悪いBさんなので、立礼(りゅうれい)式のテーブルを使います。

Bさんの3服目は、お客さんから「ご自服をどうぞ」という声がかかり、自分で点てて自分が戴く作法を教えて頂きました。お菓子は自分が用意したモノなので、すすめられても遠慮して食べないのだそうです。この辺、お客さんのリーダーとのやりとりがあります。

最後に丸盆と四角のお盆の返し方を教わりました。

来月のお稽古日を決めた後、お天気が持ち直したので、雑談時間となり、Bさんがお世話している老人会や、駅前の市の施設が入っている高層ビルの建て替えの話に。

老人会の会場がこれから4年間、会場確保や費用の高騰で大変になるという話を聞きました。夏休み明けの9月に再開するヨーガもこのビルの和室を使っているので、しばらくは中央学習センターの和室になりそうです。お二人は車で、私は傘を持って歩いて我が家へ。