「ボヘミアン・ラプソディー余話」と「辺野古の赤土」


◎昨日の続きで、映画「ボヘミアン・ラプソディー」の話。昨日、新箕面?駅(地下鉄御堂筋線の延伸)が建設中の萱野にあるキューズモールの映画館へ、ウォーキングかねて歩いて出かけたのですが、毎年7月前後にブッドレアの花見に出かけた「芝楽」のお店が無くなっていました。確かここらあたりと思った場所は、ブッドレアの木も取り払われて、デッキも取り払われていました。諸行無常です。昨年の花見が最後。あれほどの花をつけるブッドレアは無かったのに、残念。帰りに寄った唐池公園では、鈴懸の茶色に変色した枯葉が落ちずにまだ残っていました。

さて映画です。1985年のロンドンでのライブ・エイドで、フレディがかけ声をかけて、聴衆がそれにこたえる、ステージで両手を頭の上で叩いて、同じく観客が応じるという場面があります。この時の掛け声の出だしが、ハリー・ベラフォンテの掛け声の節(ふし)に似ていると思いました。夕飯の支度をしながら、あれは、確か、カーネーギーホールのライブ録音で、曲はバナナボート、”デェィ〜オ〜”でした。
それから、何の歌だったか、マティルダという名前を、”マッティルダ!”とホールの聴衆に呼び掛けて歌わせるというのがありました。「一列目、今度は、どこ、どこ」「じゃ、みんなでコーラス」とか合いの手を入れるようにして客席に指示を出しながら全員で歌わせる楽しいステージがありました。あれの大掛かりなのをクイーンのフレディ・マーキュリーは大きなステージでやっていたのですね。
それと、クイーンと日本の特別な関係は、彼が部屋着にいつも日本の着物を羽織っていることで示されていました。火曜日のお茶の時間に、Sさんが、赤や白やピンクや黄色、水色などの色彩豊かで可愛い柄の着物地をスカーフにして現れたのと同じような派手な襦袢?を羽織っているシーンもありました。135分で描き切るのに、日本との関係はあれで表現しているのだろう…と思いました。映画の余韻がつづいています・・・ところで、年の初めにこの映画を鑑賞した安倍首相、昨年は「LGBTは生産性がない」と書いた杉田水脈議員をかばい通しました。この映画、どんな感想だったか、聞きたいですが・・・

安倍晋三首相は1日、東京・六本木の映画館で昭恵夫人らと映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観賞した。英ロックバンド「クイーン」のフレディ・マーキュリーさんの半生を楽曲と共に描いた作品を真剣な様子で見入っていた。観賞後、記者団に感想を問われ「良かったですよ」と語った。(毎日新聞

◎「応援上映」! 何年か前、マイケル・ジャクソンの映画を見たとき、後方で一緒に歌っている人がいました。一緒に歌う、さすがカラオケを生んだ日本です! それが、クイーンの母国イギリスでも!?

  ゴールデングローブ賞の受賞がさらなるブームを巻き起こすなか、驚きのニュースが飛び込んできました。なんと、映画を観ながら歌って踊れるあの「Sing−along screening」(応援上映)が、QUEENの母国イギリスに上陸するらしいのです!
  「応援上映」は、これまで日本や韓国、フィリピンなどのアジア諸国や南米で人気を博していましたが、母国イギリスが「逆輸入」したことになります。滅多にみんなと同じことをしないイギリス人が「応援上映」を受け入れるとは......。さぞ、個性豊かな応援ぶりになることでしょう。
https://news.infoseek.co.jp/article/20190111jcastkaisha201910347758/

●本当のことじゃないことを政治の世界で言われると、何が本当で何がデタラメかを一々チェックしなければ前へ進めなくなります:

内田樹
@levinassien 1月8日
ファクトチェックって、何の生産性もない活動なんです純粋な消耗でも、それをしないと世の中がぐちゃぐちゃになってしまうので、誰かが身銭を切ってやらざるを得ないそのせいでもっと創造的なことに投じるべきリソースが無駄にされている嘘をつく人間というのは、ほんとうに罪が重いです。

bubbles-goto
@bubblesgoto
フェイクニュースや首相のでまかせ発言や公文書の改竄や不適切なデータの論文のせいで、ファクトチェックの手間がどんどん増えていくここまで社会から信頼が失われちゃうと、チェックのための社会的コストは膨らむばかりだし、元に戻すのはえらく大変だよ。


●サンゴの移植。その場を取り繕うために口から出まかせ。これで何度目!? 森友問題も、国会で、「妻が関係していたら国会議員を辞める」と言ったのが始まりでした。その結果公文書の改竄までやってしまう今の日本。本当にダメになってしまっていますが、慣れてしまってはいけない・・・

山崎 雅弘さんがリツイート
異邦人
‏@Beriozka1917 1月7日

そもそも安倍政権は、沖縄県による埋め立て承認撤回を、行政不服審査法を違法に逆用した自作自演で執行停止して土砂を投入しており、正当な法的手続きすらクリアしていない。そんな違法工事の最中において、恰も全てのサンゴを移植したかのようなウソを吐く安倍首相。この国もうダメだ。

東京新聞の望月記者が菅官房長官のえげつない差別対応にもめげず頑張って質問を続けています:

山崎 雅弘さんがリツイート
異邦人
@Beriozka1917 1月9日
要するに菅官房長官は、安倍首相の「サンゴ移植」発言が事実であると、政府のスポークスマンとして言えない訳ですね。事実であれば回答を拒否する理由はありませんからね。


SHIN∞
☃️
‏@shin919infinity 1月8日

望月記者辺野古サンゴ移植、首相は6日テレビ番組”土砂投入に当たって、あそこのサンゴは移植している”と述べたが、現在土砂投入している辺野古側海域「埋め立て区域2-1」からサンゴ移植していない、一部報道で首相が”事実誤認発言”と報じた。政府のサンゴ移植の現状認識は」
「問題ない」


はぁ?



望月記者「報道では埋め立て海域全体では7万4千群体の移植必要、移植終わったのは別海域のオキナワハマサンゴ9群体のみ。玉城知事は昨日ツイッターで反論。事実誤認ないし、説明不足の場合、改め政府として見解を出すつもりはないのか」
「政府として答えない、問合せろ」


はあ?なんだコイツ

●土砂投入の際にも望月記者は赤く見える土砂について質問していました。赤土は本来投入してはいけないはずなのに、なぜ赤く見えるのか? やはり、防衛省が勝手に赤土の割合を増やしていたのが発覚しました。

東京新聞2019年1月11日 朝刊
辺野古工事で防衛省 県に無断で土砂割合変更
←埋め立て用土砂が投入され、茶色く濁った海水=昨年12月14日、沖縄県名護市辺野古


 沖縄県名護市辺野古(へのこ)での米軍新基地建設を巡り、防衛省が、埋め立て用の土砂について、県の承認を得ずに岩石以外の細かな砂などの割合を増やした仕様に変更し、業者に発注していたことが、県への取材で分かった。県は十一日、埋め立て承認の条件として国と交わした「留意事項」に反するとして、事実関係を公表し、防衛省に現場への立ち入り検査や土砂の提供を求める。 (望月衣塑子、中沢誠)


 昨年十二月から始まった辺野古沿岸部での埋め立て工事では、投入された土砂で海が濁った。県側は「埋め立てに投入された土砂は明らかに赤土を含むものと考えられ、環境に極めて重大な悪影響を及ぼす恐れが否定できない」と指摘している。


 沖縄防衛局が二〇一三年三月、県に提出した埋め立て承認を求める文書には、埋め立て用土砂に、岩石以外の砕石や砂などの細粒分を含む割合を「概(おおむ)ね10%前後」と明記。県の担当者も「防衛局からは、承認審査の過程で海上投入による濁りを少なくするため、細粒分の含有率を2〜13%とすると説明を受けていた」と明かす。

全文★http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201901/CK2019011102000141.html