金曜デモと与野党「施政針演説」比較(「特別な1日」さん)

◎今朝9時過ぎ、家を出て整形外科医院へ。電気と腕の運動リハビリに出かけました。受付で検査結果が出てますと言われ診察室へ。データを見ながら先生が「リウマチの心配はない」と。その為の血液検査だったのかと理解。「足が浮腫んで押さえると痛むんですが」と言うと「腎臓の心配もない。今まで通りを少し続けること」と言われました。痛み止めと骨に効く薬をもらっているので、それを続けるということです。一安心でした。帰りは太陽を浴びて少し歩こうと芦原公園へ向かいました。いいお天気です。
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↑東の大木は葉を落としているので団地の給水塔が大きく見えます

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↑中央生涯学習センターとメープルホールの建物側のケヤキも丸裸

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↑左手のコンクリートの土手にはハトが陽だまりで暖を取っていました。

◎さて、昨日7日の金曜日は2月最初の金曜デモの日。寒さ厳しいなかでの官邸前再稼働反対デモの様子をいつものように「特別な1日」さんから。今回のタイトルは:

 ★新型ウィルス騒ぎについても書いておられますが、さっそくタイトルにあげておられる長い書名の記事を:を

 著者の田中信一郎千葉商科大学准教授(政治学)ですが、もともと国会議員の田中秀征中村敦夫の秘書をした後、民主党政権当時の『行政刷新会議』と『国家戦略室』でスタッフ、その後 長野県で5年間 環境政策の立案に従事したという人です。だいたいスタンスが判ります(笑)。民主党政権の内実を間近に見てきた学者です。
 twitterで見て、まともな人だなと思ったので、著書を読んでみました。ちょうど今週、この本の内容と被る彼の論考が今週のヤフーニュースに大きく出ました。
●論点が整理されていて面白いですよ。全文 無料で読めます。

 ★これはとても良い記事を紹介していただきました。

読んでみるととても分かり易いので見出しを並べてみます。

<政府と野党それぞれの「施政方針演説」>

国家を優先し個人が国に尽くす社会」か「個人が幸福になり皆で支え合う社会」か

トリクルダウンの安倍ボトムアップの枝野

平等よりも競争」か「競争よりも平等」か

政府運営方針を示さなかった安倍公正な行政運営方針を明言した枝野

その結果与党ブロックと野党ブロックの国家方針はまったく異なる」

まとめると:

与党ブロック垂直統合型の従来の経済構造を守りつつ、高い経済成長を再び実現する。そのためには、個人よりも国家・全体を重視する国家方針とし、制約となっている憲法を改正する。

野党ブロック雇用などの社会問題を解決し、水平分散型の経済構造に転換して、持続的な経済活力を得る。そのためには、憲法理念と同じく、国家・全体よりも個人を重視する国家方針とする

 こうした与党ブロックと野党ブロックの国家方針の違いについては、筆者の新刊『政権交代が必要なのは、総理が嫌いだからじゃない-私たちが人口減少、経済成熟、気候変動に対応するために』(現代書館)で、様々なデータやファクトを用いて論じました。この論考をお読みになり、より詳しくお知りになりたい方は、本書をご覧いただければ幸いです。

 そして、きたる総選挙では、与党ブロックと野党ブロックの国家方針の違いを踏まえ、求める国家像を有権者が慎重に考えて、投票することが必要です。そのためには、SNSを含めた様々な場で、有権者が公論を積み重ねることが大切になります。

 誰もが考え、発言し、他者の意見を聞いて再び熟慮する。2020年の日本が、このような公論を深めることになれば、どのような選挙結果になっても、明るい日本を切り拓くことになるでしょう。

<文/田中信一郎

★★そして、この新著を読まれたSPYBOYさんによると:

著者の結論を整理すると、こうなります。
 政権交代が必要なのは安倍晋三だけの問題ではなく、今の部分最適を基にした自民党体制では人口減・低成長など今後の環境変化に対応できないからだ。野党は環境問題や持続可能な経済に重きを置いた全体最適を基にした政権構想を作り、新しい時代に対応するべきだ。

 ◎SPYBOYさんは『自民党を中心とした体制は部分最適解の集まり』という著者の指摘は面白いし鋭いと書いておられます。高度成長の時代はそれでよかったけれど、経済成長が望めない今では、それでは・・・という時代なんですね。

この『部分最適解』の考え方は『総論賛成各論反対』の逆?というか、今は「各論=”部分”肥大化総論ナシ」で、私たちはいったいどこへ向かっているのかサッパリわからない状態なんですよね。だから、野党は、総論=全体解=全体構想を打ち出して国民に訴えるべきということに。私たちは、これから先、どういう日本にしたいのかを真剣に考えて話し合って選ぶべきだということに。これは、お茶飲み話でもやってみようかなと思いました。今の政権の話をしても面白いことは何にもありませんので、どんな日本にしたいか、どんな日本を残して逝きたいか…これは話してみたいテーマです。

ということで、今週も官邸前へ #金曜官邸前抗議
 東京はこの冬一番の寒さ、午後6時の気温は5度。でも朝が寒いからあまり寒く感じません。人間なんていい加減なものです😊。参加者は100人ちょっとくらいかも。

◎プラカードの写真をお借りして、私が残していたツィッターの記事をここで張り付けておきます: 

内田樹さんがリツイート

kappaーABEのいない平和な日本を・#ABEND

@aVuhO1C6fvZoA0L 2月7日

はじめは隠していた。

次は1分間だけの全電源喪失とウソついた。

実際は、、、、

こんな出鱈目会社が原発動かしている恐怖。

四国電力は資格ないよ。原発廃炉にしろ!

日本を滅ぼす気か!!

 ★★SPYBOYさんがここで取り上げておられるのは貯まり続ける放射能汚染水の海洋放出問題です。経産省の小委員会が31日に出した報告書を読んで書いておられます。

  いずれにしてもボクは『海洋放出絶対反対』とも言えないし、賛成とも言えないな。少なくとも『海洋放出』は議論の価値はある。いずれにしても報告書の内容の妥当性や放出しないで40年間タンクを増設し続けることも含めて、まだ包括的な議論が尽くされていない。

 もちろん、トリチウムみたいなものを放出しなくてはいけなくなるから原発には反対なのですが。

 一番の問題は、汚染水処理の問題ですら、総合的に話し合い、責任を取る主体がいないこと。漁業者や福島県は海洋放出反対でしょうし、政府・東電はとにかく早く放出したい、けれど政治家は責任を取りたくない。

◎増え続けるタンクは目に見える問題ですが、中の汚染水は目に見えません。その汚染水を薄めてという考え方・・・素人が考えても分からない問題ではあります。コメント欄で書かれている、「トリチウムは、半減期が12年と短くもないですが、特に長いわけでもありません。貯蔵していれば、レベルも下がりますその段階で放出を考えるべきと思います。その辺も検討せずにどう放出するか、というのは、ごまかし臭いと思います。貯蔵の努力をした上で、海洋放出やむなしと思います」という意見は現実的だと思いますが経産省の報告では、これは考えに入れずに海洋放棄の是非についてなんでしょうね。とにかく、SPYBOYさんも書いていておられるように有耶無耶にすべきではない問題ですのでオープンな議論があると良いと思います。
★★★今回も盛り沢山かつ深い内容です。是非ブログを訪ねて考えてみてください、コチラです: 

読書『政権交代が必要なのは、総理が嫌いだからじゃない』と『0207再稼働反対!首相官邸前抗議』 - 特別な1日