再稼働反対金曜デモと『自ら檻に入る日本人』（「特別な1日」）

昨日の金曜日は2月14日、バレンタインデーだったんですね。こちらでも暖かくて雨が少し降ったりしましたが、官邸前再稼働反対の金曜抗議デモの様子をいつものように「特別な1日」さんのブログから。今回のタイトルは：

◎タイトル最初の鰆の糠漬けはイタリアンで出されたものなんですね。珍しいですね。もう一皿は甘夏入りの手打ちのパスタとアサリ。アサリと聞いて、私はオリンピックのために東京湾の水質改善をアサリに懸けて（託して？）砂を巻いたというニュースを思い出しました。いろんな意味で『無理』をしている五輪ですが、いよいよ五輪どころではない事態になったときの準備はできているのでしょうか・・・

★「特別な１日」さんは映画専門ブログでもあって、SPYBOYさんはこんな風に：（青字by蛙）

・『パラサイト』の受賞で改めて突きつけられたのは、格差の告発といった政治的・社会的メッセージが込もった作品がメジャーになったり、賞をとったりするのって、世界的に見れば普通、ごく当たり前だってことです。

・日本ではメッセージ性が強い作品は、その質に問題がある場合も多いけれど（笑）、観客の側にだってかなり問題がある。『パラサイト』の前年にカンヌでグランプリを取った『万引き家族』は圧倒的に良質な映画なのに『反日映画』、『補助金を受け取って作ったくせに日本の恥をさらすな』などと言われてどれだけ非難を浴びたことか。

・最近の日本人は、自ら檻に入っているように見える。今回のアカデミー賞では2回目のメイクアップ賞を受賞した元日本人、今はアメリカ国籍のカズ・ヒロ氏が『日本の文化が嫌になってしまったし、日本で夢をかなえるのは難しい。』と述べていたのはそういうことでしょう。日本の空気が尖ったもの、クリエイティブなものをなかなか受け入れない。

◎2月12日の蛙ブログで紹介した、リヴァーフェニックスの弟でアカデミー主演男優賞を受賞したホアキン・フェニックスの受賞スピーチ全文を今朝の「shuueiのメモ」さんが取り上げておられます。こんなスピーチ、日本では不可能ですし俳優自身の問題意識もここまでの方は？と考えてしまうくらい凄い内容です：

★そして新型肺炎について：

・・・今週　中国の人にTV会議で（笑）、様子を聞きました。新型肺炎、前回のSARSは暖かくなると菌が死滅して、流行は収束したそうです。
　今回　WHOは‘’ワクチンを作るのは18か月以内’’と言ってましたから、ワクチンは間に合わない可能性も高い。だから当局も本音では今回も、暖かくなって菌が自然に死滅することを期待しているそうです。

◎観光客の落ち込みだけではなくて、製造業での中国製品の占める割合が大きいので日本はそちらでの影響も大きいはず。先日のヨーガでも、箕面の観光ホテル（大江戸？）の客のほとんどが中国人なので大打撃、池田のラーメン記念館は閉鎖、中国の団体客が押し寄せていた不死王閣も困ってるという話が出ていました。景気は悪くなりますね。

そんな時、政治は・・・

★SPYBOYさんは「檻に入る日本人の弊害」としてとらえておられます：

・ただでさえ、日本は景気が低迷しているところです。12月の景気動向指数が発表されましたが、景気動向指数が5か月連続で悪化しているのはリーマン危機以来だそうです。

・更にこれから肺炎の影響が加わる。もともと景気が良かったわけでもないのに、消費税を上げた結果は多くの人が心配していた通りです。

・景気を左右するのは消費税だけでなく、賃上げだってあるし、景気循環もあるし、為替もあるし、対外関係や対外需要もある。

・勿論いまだに政権・政策のビジョンを示すことすらできない野党も問題です。が、一番の問題はあまりにも政治に無関心で主張しない国民です。映画だけではない。

　自ら檻に入る日本人の弊害はこんなところにも出ています。