2月の花

◎2月は如月(きさらぎ・着更着?)、寒さも厳しくなりますが時には春のような…それも異常気象並みの4月の陽気だったり。最近の気象はたしかに私たちが育ったころとは違って異常です。先日、買い物途中、団地の傍の植栽コーナーに春の花が咲き出していました。

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↑黄色のオキザリスとピンクのボケの花

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↓一列に並んだスイセンの花
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↓枯葉の中から紫色のスミレ

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◎昨日の16日は夫の誕生日、77歳で喜寿を迎えました。本人も私も77歳!?がピンとこない。60代と変わらないし、ひょっとすると40代辺りで精神的には止まっているかも。

ということは、若いというより成長していないのかも。それも困りますが、いわゆる「老化」は身体的には十分現れて自覚もできているのですが、精神的なものとしてはなかなか自覚できないのがやっかいなのかも。

若い頃、10年先、20年先の自分のイメージなんてわからなかったですが、両親の傍にいて80代、90代、どのように年を重ねていくのか見ているだけに、今が大事だという思いも強くなりました。

◎98歳の母が詠んだ俳句を:

 もの忘れ ひとりで笑って ひなたぼこ

 捨てるもの 捨てれば匂う 水仙

 あすはあす 今健やかに 梅ふふむ

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↑我が家の北の鉄柵の傍で咲くクリスマス・ローズ。茎がこんなに立ち上がっているのに気づきませんでした。春告げの花の一つです。

 待つことの 長さ短かさ 春よこい

 夢見ては ひとり覚めゆく 春浅し 

 

◎昨夕、夫の喜寿を祝ってワインで乾杯。いつも早く退出する母のお喋りがいつになく長時間に。母はカナダのSさんに聞いていた電話番号と施設の名前のおかげで迷うことなく最期の自分を託せる施設を決めることができたと本当に喜んでいます。

先日、コーヒー豆の買い足しで千里阪急に出かけたとき、お礼のプレゼントにハンカチを送りたいからセットにして買って来てと頼まれていました。母はお礼状を添えてカナダにも郵送を済ませ、あとは施設からの連絡を待つのみ。父が常々、一人になったらコレがあるからと証券会社の封筒を見せていたという話をして、自分は贅沢しないで老後を考えてくれていた父に感謝しています。

私たち夫婦も母が決めたことに納得しています。脊柱管狭窄症と糖尿病でいずれ寝たきりを覚悟する母が「最期は在宅」は無理と判断したのも分かります。元気な今のうちに施設に入り好きな俳句も続けられる新しい暮らしに希望を抱いている母 を見て、夫は私たちも自分たちの老後?を考えておかないとと口にしていました。

母が施設に入る日が来るまで、今の生活を楽しみたいと思っています。