「今日から我家は3人暮らし」「40歳を超えた子供たちが結婚せず…(毒蝮三太夫)」「イタリア人の暮らし方」「北九州のド派手衣装」

◎いつもなら、もう咲いているはずの水仙の花も未だ咲かず、咲いているのはサザンカの花ぐらい。去年の秋も深まってから鋏を入れたので、今年は花数が少なく、貴重な花です。昨日からの冷え込みでこの冬一番。庭の水だまりは凍っています。

◎今日から我家は3人家族になります。先週の金曜日、東京の長男からの電話で夫と少し長話し。去年のことが頭を過ぎり、深刻な話なら怖いな~と身構えてしまいました。夫の話では東京を引き上げて大阪に戻ってくるという話です。4月からの仕事の関係を考えた結果、東京を引き上げ、大阪で探すことにしたという。夫が、悪い話か良い話か?なんて奇妙な念押しをしています。「僕はいつだって前向きだよ」と息子は答えたようですが、我が家に電話を入れる前に、沖縄の弟に先に連絡したらしい。本気!のようです。

 それから、夫と二人、しみじみと嬉しくなりました。19歳の年に東京へ行ってから34年です。お正月に、夫が今後のことを二人の息子たちに話したことがきっかけだったのか・・・私たちは、二人に話した後は、90歳になるまであと10年二人で頑張ろうと話したりしていました。今年は私も80歳になりますので、80代の夫婦に50代の息子世代が加わってくれればとても安心。仕事は探せば何とかなるでしょう。拘らなければ人手不足と言われる今の時代、食べて行けるだけを稼げばよい独身の有難さもあります。

昨年、春に施設の母に面会した息子に、「歳取って一人は淋しいから、結婚しなさいね」と母が最後の言葉を言っていました。我が家の息子たちは、ご縁に恵まれず二人とも独身のままですが、我が家の向こう三軒両隣りも40代独身男性がズラリ。

そうでした、この時の帰省の折の事でした。次男と私が話していたのですが、息子だけに限らず、世の男性が結婚願望が無くなったのは、地球規模、人類規模のことで、人類が子孫を残す意欲を失っているのではないか…という話になりました。親子で結婚できない『壮大な(大げさな)理由』をでっちあげている図にも取れますが、わりと真面目な話でした。人間は、今の地球環境や温暖化で人類が子孫を残して繁栄できるとは考えなくなっているのでは。それで何らかのセンサーが働いて、男性も女性も結婚したいという意欲を喪失しているのではないか。世界の未来、地球の未来に希望を持てなくなった結果なのではないか・・・と。

日本では、現在の社会が若者には過酷で、結婚願望を削ぐ方向にしか働かないのでは…ジュラ紀とか白亜紀に隆盛を極めた恐竜があっという間に姿を消した…みたいな…餌になる樹木や草を食べ切った所為だ・・・・と同じで、人間の押さえられない欲望で、地球の環境破壊が進んで、結局滅亡してしまった…と何世紀か後の語り草になっている・・・とか。

◎少なくとも、毒蝮三太夫さんの「夫婦仲が悪いから子どもが結婚したがらない」という理由は当たっていないと思うのですが:

40歳を超えた子供たちが結婚せず、心配です。今はよくても老後はどうするのでしょうか? 「身から出たサビ。あなたたち両親が、結婚の素晴らしさを見せてやれなかったってことだ」 | 揺れる家族 | 文春オンライン (bunshun.jp)

◎ともかく、今日、息子が故郷に34年ぶりに戻って、親子三人の暮らしが始まります。

隣りに両親が残してくれた小さな家がありますので、エアコンを入れ替える工事も、まるで息子が帰るのを予期して準備していたみたいに昨日済んだところでした。夫が、妹夫婦が泊まった時にテレビがないのは可哀そうだと、テレビをつける工事も一緒に頼んでいました。年寄りがなくなったら家を取り壊して駐車場にするという例がこの辺りで何軒もあったのを母も見ていて、施設に入ってから言われたことがありました。「家、どうしてる?」で、何を心配しているのかとっさに分からなかった私でしたので、なんて答えたのか…母に「未だ壊してないの?」と言われて、ビックリ、なんだ~そんなことを心配してたのかと思ったことでした。孫が住んでくれるようになって、両親も喜んでいると思います。

妹に話したら、”親孝行ね”と言われました。そうですね~そう思います。私には電話で今度はシッカリ料理を教えて欲しいと言うので、当番制にしようと私からも。夫には、箕面の山歩きに連れて行ってくれと言ったようです。故郷を捨てるようにして出て行って、東京が好きだからあの子は帰ってこないかも知れないと思っていた長男ですが、去年の体調不良からの回復と仕事の変化で、すっかり考え方が変わったようで、私たちは大歓迎です。

息子たちが家庭を持たずなので、私たち家族は4人のまま。私の実家は消えてなくなりましたし、夫の実家も40代の息子2人がまだ結婚していないので、このままだと息子の代で終わります。こうやって、家も名前を継ぐ者がいなくなっていきます。少子高齢化、人口減がリアルです。

🔲BS日テレで「小さな村の物語イタリア」という番組があります。三上博史さんがナレーションを務めているのですが、イタリアのある村の二人の人物を通しての今と10年ほど前の定点観測みたいな内容ですが、イタリアの小村の土地とそこに暮らす人々の何とも言えない物語が美しく懐かしいような羨ましいような・・・終わると毎回、そういう気持ちになります。で、イタリア人に見習うべきは: 

 今は社員を必要以上に、そして安上がりに働かせるための「やりがい搾取」「生きがい詐欺」も横行していますから、要注意です。日本人もイタリア人のしたたかさ、自由な精神を見習っていくべきでしょう。

🔲フランスのパリでは、DIORの今年の冬のファッションショーが終わったところ。男性モデルが日本の華麗な打掛のような羽織モノを軽やかに羽織って歩いているのを見ました。柄はとても洗練されたシックな色合いでしたが。コチラは、逆に、コテコテ、ド派手な成人式の衣装で勝負: