竹田恒泰氏による山崎雅弘さんへの名誉棄損裁判と裁判費用寄付のお願い

f:id:cangael:20200408152948j:plain←利休梅の真っ白な花

昨日は夫がシルバーの仕事でお弁当を持って担当地域の清掃に自転車で出かけました。私は、相変わらず庭仕事。先日からジンジャーの芋(根茎)?を掘り起こして庭の真ん中(実家の庭との境界辺り)の塀際の広い場所に移しました。土が盛り上がっていたので土も5,6回往復して移すことに。土と馴染んで根付きやすいことでしょう。

f:id:cangael:20200408152822j:plainジューンベリーの花

昨日は父が鉢植えの竹を地面に下したせいで蔓延った笹と十薬(ドクダミ)を引き抜くことに。竹の方は抜けないので根元で鋏を入れることも。どうかすると繋がった根ごと抜けることがあって嬉しい。春の日差しを浴びながら草引きが出来るのは父のおかげと感謝です。

◆さて、先月末からアップしようと思いながらコロナウィルスや桜でずるずる遅れてしまいました。私がいつも覗かせていただいているツィッターのお二人が関わっている裁判についてです:

内田樹  @levinassien  4月8日

山崎雅弘さんの裁判を支援する会のHP新しいヴァージョンができました。ずいぶん見やすくなりました。呼びかけ人のリスト、賛同者からのコメント、お問い合わせなど、こちらからどうぞ。

代表・内田樹より | 山崎雅弘さんの裁判を支援する会

みなさん、こんにちは。内田樹です。

 こちらは山崎雅弘さんがいま行っている名誉毀損裁判のための費用をクラウドファンディングするためのページです。僕がこの募金活動の代表呼びかけ人となっています。

 ご存じの方も多いと思いますけれど、山崎雅弘さんは戦史・紛争史研究家として多くの著作を書かれ、さまざまな媒体を通じて活発に現代社会の諸相について発言されている気鋭の論客です。そして、僕が信頼を寄せる年若い友人でもあります。

 その山崎さんに対して、今回、竹田恒泰氏より名誉毀損の訴えがありました。経緯については山崎さんご自身が詳しく書かれていますので、それをご一読ください。

ラグビーで日本代表にもなった平尾剛(44)氏、同志社大学から神鋼ラグビーですからミスターラグビー平尾誠二さん(あれっ!苗字まで一緒!)の後輩ですね。私が平尾剛氏を知ったのは、アスリートの立場から東京オリンピックに反対の立場を表明されたツィートを読んでからでした。2007年引退した今は神戸親和女子大学教育学科の先生かな。この平尾剛さんも呼びかけ人です:

内田樹さんがリツイート

平尾 剛 / 『脱・筋トレ思考』(ミシマ社)絶賛発売中!

@rao_rug 3月30日

僕も呼びかけ人になりました。研究者であり、書き手である僕にとってこの案件はけっして他人事ではありません表現の自由」を守るための闘いだと思っています。そして同志を守るための共闘でもあります理不尽に晒される同志を見てみぬふりすることは、元ラガーマンとしてできません。

◆裁判費用の寄付について: 

<前略>
 言論の自由と言論の場の審判力を守るために、そして法の下でのフェアネスを守るために、僕は山崎雅弘さんの裁判費用支援をできるだけ多くのみなさんにお願いしたいと思います。
 だいじなのは金額ではなく、支援の意志です。ですから、通常のクラウドファンディングのように、いくら寄付すると、どのような「リターン」があるというような仕組みは今回は採用しません。「何円お金が集ったか」よりも、固有名で支援の意志を示してくださる方が今の日本に「何人いるのか」の方がずっと大事だし、山崎さんをずっと力づけると思うからです。
 ぜひご協力をお願い致します。金額はいくらでも結構です。それぞれの経済的余力に応じてご寄付ください。そして、この趣旨にご賛同してくださった方はできればお名前とコメントをお寄せください。どうぞよろしくお願い致します。
 口座番号は以下の通りです。

三菱UFJ銀行住吉支店普通口座 0470806

山崎雅弘さんの裁判を支援する会 代表内田樹(「代表内田樹」は省略して頂いても入金できるようになりました。書く文字数が少しだけ短くなります)

平尾剛さん以外に私の知っている呼びかけ人にはこんな方たちが:

小田嶋隆(コラムニスト)、後藤正文(ミュージシャン)、白井聡京都精華大専任講師)、想田和弘映画作家)、平田オリザ(劇作家)、望月衣塑子(新聞記者) 

  ◆竹田氏が起こしたこの裁判はスラップ訴訟(蛙注:弱い者いじめの嫌がらせ裁判)だと内田氏は捉えておられます。その「スラップ訴訟」について:

内田樹 @levinassien 13時間

・スラップ訴訟の定義は「社会的地位や経済的な余裕のある比較強者が原告となり、比較弱者を被告とすることで恫喝的に訴訟を提起すること比較強者が訴訟を提起した場合、比較弱者には、法廷準備費用や時間的拘束などの負担を強いられる。

そのため、訴えられた本人だけでなく、訴えられることを恐れ、被告以外の市民・被害者やメディアの言論や行動等の委縮、さらには被害者の泣き寝入りを誘発すること、証人の確保さえ難しくなるしたがって原告は、仮に敗訴してもスラップの主目的たる嫌がらせを容易に達成できる。」というものです。

・スラップ訴訟を阻止するための最も効果的な方法は被告が比較弱者でなくなることです数的優位・経済的優位・メディアにおける発信力の優位を被告が得ることができれば、スラップ訴訟は無意味なものになります。山崎さんの裁判はそのための最初の試みになるのかと思います。