「仮設の映画館」で映画を見よう!と藤井道人監督+(「首相朗読会会場」と「芸能人の政権批判」)

🔲安倍首相の記者会見、最近では中身がないのでまた自己満足の(デーブさんが名付けてる)「原稿朗読会」かとうんざり気味ですが、こんなことになってるんですね:

内田樹さんがリツイート

デーブ・スペクター @dave_spector 5月6日

原稿朗読会の会場

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🔲安倍首相は芸能人がお好き。桜を見る会にたくさん呼んだり一緒に写真を写すのもお好き。でも芸能人が安倍批判をするのは・・・朝日新聞大竹しのぶさんがコラムを持っていて、最近は毎回のようにチクリ、チクリ批判されていますが、普通の人なら感じることを芸能人が言ってはいけないなんてことはないでしょう。小泉今日子さんを取り上げたこの記事はどこか意地悪です:

山崎 雅弘さんがリツイート

古舘寛治Kanji Furutachi @Mkandhi091 5月5日

「そうした発言をする際の根拠となる自らの立場を明らかにしていないことも指摘しなければならないだろう。」

ん?根拠となる自らの立場ってなんやねん?イミフ。言論の自由にそんな条件があるなんて聞いたことねー。小泉さんが言いたいこと言ってるんだろ。ほっとけや。

🔲先日はブログ(5/6)で柴咲コウさんのツィートを取り上げました。「新型コロナの水面下で、『種苗法』改正が行われようとしています。自家採取禁止。このままでは日本の農家さんが窮地に立たされてしまいます。これは、他人事ではありません。自分たちの食卓に直結することです」とツィート:

山崎 雅弘さんがリツイート

岩槻優佑 @yuu_iwatsuki 5月6日

小泉さんにしろ柴咲コウさんにしろ、「急に」政権批判を始めたわけではなく今が「もうとても黙って見ていられない」状況だと、つまりは、本気でこの国が崖っぷちに立たされているということの表れ。そうした芸能人を批判し、権力側から口封じを目論むメディアの方がよほど人として信用ならない。

(写真はご近所の垣根のモッコウバラとナニワノイバラと植木鉢のアネモネ

◎さて、自粛の今、大変なのは映画館。私も近くの映画館へ3月から行かなくなりました。映画は最近ではテレビやSNSでも見られますので、わざわざ映画館へ行かなくてもという人たちも増えているかもしれません。映画の醍醐味というのは同じスクリーンを同じ空気の中で同時に大勢で見て感じて反応できるということに尽きると思います。

年寄りは昔語りが好き。私が子どもの頃映画は最大の娯楽で、小学校の夏休みには日が落ちると校庭に大きな白い布のスクリーンが立てられて、アメリカのターザン映画が映されました。裏に回れば逆向きの映画が見られます。寒くなると小学校の講堂にゴザを敷いて映画鑑賞です。望月優子主演の母ものの大映映画だったと思います。小学生だけでなくて校区の大人たち、家族みんなでという感じでした。

映画館の映画と言えば(勿論弁士なんかいない頃です!)、箕面には映画館はなくて阪急電車の支線の起点の石橋駅で降りて、歩いて数分の石橋劇場で見ました。何十円かのお小遣いをもらって出かけて、高田浩吉や東千代之助の勧善懲悪の時代劇を立ち見で身動きできないくらいの状態で見ました。二階席も鈴なりで悪人をやっつけるシーンではみんな興奮して「やれ、やれっ!」と怒鳴ったり加勢したりで足元が揺れるので、子ども心に二階が崩れるのではないかと真剣に心配したほど。高峰秀子の「二十四の瞳」や「黄色いからす」などの映画は先生の引率で学年総出で鑑賞に出かけました。私は一度傘を忘れて駅から取りに戻ったことがありましたが。

ともかく映画というものはこうやってみんなで見て笑ったり泣いたり怒ったりが増幅したり、隣で泣いている人がいるのに自分は泣けなかったり、何とも思わないシーンで笑い声が聞こえたりして、自分と違う感性の他人を意識できるという空間でした。懐かしいあの時代の映画館のあの雰囲気を今も感じることが出来るのはミニシアターです。今、その映画館が危機に瀕していると言います。

🔲賛同者の一人、藤井道人監督のメッセージです: 

🔲藤井道人監督と言えば今年第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した「新聞記者」の監督ですが、1918年に公開された「青の帰り道」もとても良い作品です。群馬県前橋市の高校生7人の2008年から 10年間の軌跡を追った映画です。最近知ったのですが主演の真野恵里菜さんは、2018年7月にサッカー日本代表柴崎岳さんと結婚、現在はスペイン在住とか。コロナ禍の今、インスタグラムで発信されていて知りました:

藤井道人監督からは、「ミニシアター・エイド基金」特典リターンとなる「サンクス・シアター」に青春群像劇『青の帰り道』をご提供いただきました。

🔲藤井監督の最新作がこの秋公開予定のこの作品。主演は清原果耶さん、もうNHKのテレビドラマや民放でも主演を務めて賞も取っているのでベテランという感じ?ですが、共演は桃井かおりさんです。秋、コロナが終息して上映されることを願っています:

さて、映画監督の想田和弘氏のツィッターではこのブログもお世話になっていますが、その想田監督が提唱した『仮設の映画館(Temporary- Cinema)』という構想について:

🔲一部引用です:

・いま脅威にさらされているのは、観客、劇場、配給、製作者によってまわっている「映画の経済」です。

・そこで予定していた劇場公開と並行して、インターネット上に「仮設の映画館」をつくってみることにしました。ここには賛同してくれた全国各地の劇場が軒を連ねています。観客は、どの映画館で作品を鑑賞するのかを選ぶことができます。そして、その鑑賞料金は「本物の映画館」の興行収入と同じく、それぞれの劇場と配給会社、製作者に分配される仕組みです。」

🔲私が利用していたミニシアターと言えば、阪急十三駅で降りて数分のところにある第七藝術劇場です。次男は『七藝』と呼んでいました。見たい作品が決まれば、↑「仮説の映画館」を開いて「鑑賞方法」に従って手続きして1800円を支払えばパソコンで見ることが出来るんですね:

想田和弘さんがリツイート

 第七藝術劇場   @7_gei  5月8日

【上映作品】

本日5/8(金) #仮設の映画館 にて当館参加の7作品上映中!本日より『島にて』がスタートです!

『島にて』

『春を告げる町』

『精神0』

『巡礼の約束』

『タレンタイム ~優しい歌~』

『グリーン・ライ ~エコの嘘~』

『だってしょうがないじゃない』