雨の日の病院受付と『アフリカ出身サコ学長、日本を語る』と「武器としての『資本論』」

雨の金曜日、訪問医のクリニックから電話。診断書の計算が出来て診断書を渡せる・・・というので、午前中に受け取りに行くことに。雨の中、車で桜井駅の近くのビル一階のクリニックへ。

支払いを済ませたら、看護師が会いたいと言っているので少しお待ちくださいとのこと。出てこられたのはベテランのOさんです。私たちが父のことで最初にお願いに行った時色々聞いて説明をしてくださったのがこの方だったのではないか・・・。

いつも週一回お風呂の介助や薬を日ごとにセットしたり、体温、血圧、心音などの計測などで週替わりで数名の看護師さんにお世話になっています。先日Oさんが来られた日、母の庭のサンルーム寄りに咲くピンクの花を見て「可愛い、見たことのない花、一寸近くで見ていいですか」と仰ったので、サンルームの開けにくい戸を開けることに。スマホをかざして写真を撮って、その写真で花の名前が分かるアプリがあるのでとその場で花の名前を検索。ヒルザキツキミソウでした。

母が俳句仲間の親友だった方から苗を頂いて大事に育てています。今年はどうしたことかいつも少ない花が沢山咲いています。母のリクエストでお向いさんにも土をつけて花ごと数本お渡ししました。Oさんにも母が植えてみたらとお勧めしのですが、マンション住まいなので見るだけでということでした。

そのOさんと最後のご挨拶を済ませて外に出ました。記念に待合室の壁の太陽の塔を写真に撮らせていただきました。帰りの車中で、父の時から5年くらいかな~お世話になったと言ったら、これで最後だなと夫が言うので、私たちのどちらか一人がまた世話になるでしょう。今度は電話で済むかもしれないけれどと私。そうか~と夫も。

蛙のマスクは息子さんが介護施設の職員をしておられるSさんの手作り作品。もう一つ夏の着物の生地に一点刺繍を施したものと二枚セットで頂きました。その日丁度手術の日だったのでバッグに入れて病院へ。手術後の話の時に蛙の柄のマスクをしました。もう一枚は郵便物などと一緒に母に渡してもらうことに。

土曜日の午後、ダメなのはわかっていましたが新聞と親戚から母宛に送って来たお菓子の送り状と父の三回忌の盆灯の申込書の控えとメモ用紙とペンを透明袋に入れて母宛のメモをつけておきました。救急車で入った緊急入り口の受付へ廻って尋ねてみましたが、会うことは出来ないが電話で担当の看護師さんとお話ができると小さな電話を渡されました。

熱は微熱が続いたが今は36.8度、血圧も普通、血糖値も下がってきているので大丈夫。短期目標はベッドで体を起こして車椅子に移動する練習をしていて、退院の目標は歩行器で歩けるようになることだそうです。テレビは見られていますか?と聞くと、テレビですか~?と言われたので、退屈していませんか?と重ねて言ったら、見てきますねと言って、見ておられるようですよとのこと。お礼を言って電話機を返しました。次回からは、病院へ電話してくだされば看護師が出ますとのことでした。

入院した時にケアサポート(CS)システムとかいうのにサインしました。タオルから下着、こまごまとした入院用品を全部セットで支給するサービスで家族の負担はお金だけというのです。救急で運び込まれて診断を受けているときだったし、コロナで面会禁止と言われたところでしたので2週間くらいならいいかとサインしました。引き返して入院準備の品をそろえるのも大変だし、洗濯物の交換に通うことを考えると楽かもと。ここが救急病院ということもあって?こういうサービスをつけているのですね。齢を重ねるといよいよ何事も金次第になってくる現実でした。

f:id:cangael:20200613153207j:plain f:id:cangael:20200611104139j:plain

🔲 電通による中抜きの話はどう考えても・・・:

内田樹さんがリツイート

 立川談四楼 @Dgoutokuji 6月13日

山添拓議員はキレッキレだ。正に快刀乱麻、短い質問を次々とぶつけ、相手に答えさせつつ矛盾を突く手法(片道方式)は見事の一語で、中小企業庁の前田泰宏長官がボロボロになった。1期目、まだ30代のエース誕生だ。いや共産党は分厚い。これで宮本岳志と辰巳孝太郎が戻ってきたら、鬼に金棒ではないか。  

🔲金曜日の「特別な1日」さんが読書感想で白井聡氏の『武器としての『資本論」』を取り上げておられます。内田氏のツィッターで、その「武器としての『資本論』」の著者の白井聡氏のツィートを見ました。白井氏はいま京都の精華大の先生です。精華大はmwengeさんが長年勤めておられた大学でも。今、その精華大のボス・学長はアフリカ出身のサコ氏です。3人の著作(内田氏は解説)の宣伝ツィートですが日ごろお世話になっているので取り上げます:

内田樹 @levinassien 6月13日

とっても面白い自伝・教育論でしたサコ先生みたいな視点で日本の教育を論じた人を僕は他に知りません。ぜひみなさんお手に取ってください。僕もなが~い解説を書いています

引用ツイート

白井 聡/Shirai Satoshi(新刊『武器としての「資本論」出しました!)

@shirai_satoshi 

6月13日

ウチのボスの本が出るんですね! 『武器としての「資本論」』と一緒に、京都精華セット、ということでお求めください! twitter.com/consaba/status…

河村書店 @consaba 6月13日

【7/20発売予定】『アフリカ出身 サコ学長、日本を語る』ウスビ・サコ(朝日新聞出版)マリ共和国出身の京都精華大学長、ウスビ・サコ氏の自伝。幼少期、中国留学、日本人との結婚、子育て、学長就任。日本社会や教育の問題点を独自の視点で鋭く批判する。解説・内田樹 https://amzn.to/2YxscPf

🔲白井聡著「武器としての『資本論』」も読んでみたい本ですが、

今のところは「特別な1日」さんの記事を熟読して: 

 『永続敗戦論』、『国体論』の白井聡の新著です。内容は現代の事象にあてはめながら、ド左翼の白井聡の専門?である『資本論』を解説したもの。
 商品化の起源から始まり、資本主義の始まりと変化、現代の新自由主義と資本主義の限界に至るまで、原著からの引用と身近な事象を分析することで判りやすく綴られていますイデオロギーの押し付けも感じません。そういう意味では著者は良く分かってる。優れた本だと思います。

 一方 読んでると『だからダメなんだよ』と言いたくなることが出てきます。一番ダメなのが、左翼というかマルクス界隈の業界用語(笑)。『相対的剰余価値』とか『本質的包摂』とか『本源的蓄積』みたいな言葉です。