カボチャと太陽光ランタンと美輪明宏さんの「コロナ禍を生き抜く3つのヒント」(「ハルメク」より)

f:id:cangael:20200806080821j:plain f:id:cangael:20200806080532j:plain

昨日は8月6日、75年目の原爆忌。8時15分をNHKの中継を見ながら迎えました。昭和19年生まれの私は敗戦の1年前に生まれましたので、自分の年齢と戦後何年というのは切っても切れない数字です。母にホームに入って淋しくなったらいつでも帰れるからと言ったら、即座に、女一人赤子の私を抱いて防空壕に入って爆音を耐えていたんだから寂しいなんて・・・と言われて戦争を身近に感じました。それにしても、世界で最初に原子爆弾を二回も落とされた日本の政府が核廃絶の先頭に立てないというのは情けない。原爆で亡くなった方たちへの最大の裏切りです。それを許しているのも情けない。変えないといけないと本当に思います。

f:id:cangael:20200806081633j:plainf:id:cangael:20200806081714j:plain

平和宣言全文をmiyotyaさんがブログに載せておられます。こちらで:

◎先週の金曜日、能勢のSさんのお任せ野菜の中に小さな南瓜・カボチャが入っていました。お便りは夏野菜が長雨で腐ったり収穫が減ったし、美味しくない。特にカボチャは水っぽくて、料理の腕でカバーしてくださいと書いてありました。そこで、どうして食べようか……思いついたのが肉みそというかミンチ肉をあんかけ風にしてごまかしてたべようかということ。玉ねぎと半分残っていたナスもついでに一緒に炒めて料理酒を少し垂らして、味付けは中辛のカレールウがあるので一片を入れてみることに。後は混ぜて片栗粉を溶かして回し掛け。カレー味がしない絶妙な味加減(本人曰く)。カボチャは半分を残して冷蔵庫に。半分を刻んで茹でて炒めた肉と一緒にいただくことに。

f:id:cangael:20200804163759j:plain f:id:cangael:20200804181154j:plain

大成功!ではありましたが、なんのことはない、カボチャがマズくなかったのには驚きました。こくこくとした美味しいカボチャでした。な~んだ、というのは私。夫はカボチャがあまり好きじゃないので、これなら食べられると大喜び。これはこれで大成功でしたが・・・Sさんの当たりが悪かったのか、たまたま収穫できた美味しいカボチャが我が家に届いたのか。ラッキーではありましたが、不味いカボチャを美味しくいただくに挑戦した私としては、な~んだの一品になりました。

f:id:cangael:20200728090036j:plainf:id:cangael:20200728090050j:plainf:id:cangael:20200728090113j:plain

夫の趣味は山、山のテント泊が大好き。その為に日ごろから10キロ以上の荷物を担いで山道を歩く訓練を怠りません。遊ぶために訓練するというのは私には出来ないことなので偉いな~と感心。ところで、山で一泊或いは数泊となると持って行く生活道具も半端ではありません。何しろ通常行っている暮らしを山の中で全部することになりますので大変です。で、我が家は災害対策は山の道具で大体間に合いそうです。

そんな中でも私のおすすめがコレ、太陽光ランタン。太陽光で蓄電して、夜間のテント内で吊り下げて照明に使います。折りたためますし、電池替わり。我が家は昼間日光に当てて、夜は常夜灯代わりに使っています。真ん中の写真の4隅の一角がスイッチになっていて点灯、明るさの強と弱、3回目は点滅になって車などの故障のときは注意を引くのに使えそう。

f:id:cangael:20200730080141j:plain f:id:cangael:20200730080109j:plain

前回のお任せ鮮魚で受け取りに来られたSさんと雑誌の交換をしました。「ハルメク」8月号に美輪明宏さんの記事が。「前向きに、美しく生きるヒント」と題されています。
リード部分を書き移してみます。

2019年9月に脳梗塞を発症して入院。療養生活を経て、

見事復帰を果たした美輪明宏さん。ところが、

本格的に仕事を再開した矢先、世界的なコロナ禍に突入。

「私だけではないでしょうが、独房に

入れられたような日々でした」と語ります。

中々先の見えない時代、どうしたら

前向きに生きられるのかをお聞きしました。

短いので適当に書き移してみます:

「人間の天敵は、人間そのもの。

 悪意に振り回されてはいけません。」

人間の天敵は、疫病です。人類は古来、疫病と戦って生き延びてきた。「今回もノアの箱舟バベルの塔のように、何とか生き残っていくでしょう。ただ、その時に人類の敵はウイルスだけではなくて、人間そのものでもあるんです。」インターネットの時代のSNSによるデマや悪口の発信で人が死ぬ時代。コロナ禍で普段冷静な人までイライラして感情的にならざるを得ない状況。悪意ある言葉に振り回されてはいけない。

こういう時代を生きていくために、一番大事なのは、理性。感情を理性でいかにコントロールできるかーーーこれが一番の課題であり、一番難しい。

そこで、理性を磨き、前向きに美しく生きていくためのヒントは、私はこうじゃないかと思います」

ヒント1 自らの「生き抜く力」を確信する

 喜怒哀楽のうち、嬉しいこと、楽しいことに出合ったら、些細なことでも感情を精いっぱい野放しにして、喜び、楽しむようにしましょう。反対に、悲しいこと、苦しいこと、イライラするようなことーーそういったマイナスの出来事は、とにかく一度切り捨てることです。(中略) 苦難に直面しても、”私はここまで生き抜く力があった”とちゃんと認めて、”このたびも今までと同じように切り抜けながら生きている”と確信すればいいと思います。

ヒント2 心の栄養となる「文化」に時間を使う

 そもそも私たち人間は、肉体と精神でできています。肉体を維持するための食料やビタミン剤などは、世の中に過剰なくらい出回っていますよね。では、もう一方の精神を維持するための栄養は何か? それは文化・教養ですつまり、文学や美術、音楽、スポーツなど、心を豊かにして、癒してくれるものです。

 文化や教養が欠ければ、当然ながら、精神的な栄養失調が起きます。もしあなたが、いたずらに不安になったり、落ち込んだりしているなら、それは精神が飢えている証拠でしょう。現在はコロナ禍でたっぷり時間のある人も多いでしょうから、ぜひ文学や芸術を利用してください。詩や俳句を作る事や日記をつけることを続けていると、物事を客観的に見る癖がついて、理性も磨かれます。この機会に精神に栄養を蓄えましょう。

ヒント3 豊かで美しい日本語を日々惜しまず使う

 質のいい文化と等しく、美しい言葉もまた、私たちの心を豊かにし、癒してくれます。言葉の力を侮ってはいけないと思います。

 もともと日本語は、とてもデリケートな言葉です。丁寧語や謙譲語、尊敬語などがあって、ほんの少し語尾をかえるだけでも、乱暴になったり、やさしくなったり、ようちになったりします。例えば、「そう」という一言でも、「そうだ」「そうよ」「そうです」「そうでございます」など、いろいろな言い回しがあるでしょう。そうした言葉のチョイスをどうするかは、実はとても大事なことです。

 今の日本では、あらゆるところで”タメ口”が増え、親子の会話までそうなっているでしょう。子が親に対して「おまえ」と言ったり、家庭内で乱暴なタメ口を使っていると、親子の関係や家の空気まで、そのレベルになります。タメ口の家庭が増えると、日本の社会全体の空気もそのレベルになるんです。

 反対に、丁寧でちゃんとした言葉を使っていると、世の中全体がちゃんとします。敬語や「ありがとう」という感謝の言葉、「ご苦労さま」「お世話さまでした」というねぎらいの言葉は、家庭の中でも外でも、どんどん気前よく振りまいた方がいいんです。私は家の中でも必ず敬語で話します。みなさんも、心を豊かにする美しい日本語を日々惜しみなくお使いくださると素晴らしいと思います。

 みわ・あきひろ 1935年(昭和10年)、長崎市生まれ。16歳でプロ歌手としてデビューし、「メケ・メケ」が大ヒット。「ヨイトマケの唄」など多数の歌を作り、自ら歌う。寺山修司による天井桟敷の旗揚げ公演で俳優デビュー。「黒蜥蜴」(江戸川乱歩原作、三島由紀夫戯曲)、「毛皮のマリー」(寺山修二作)、自ら脚本・演出を手掛けた「愛の賛歌」などの舞台に主演。