白寿のお祝いと「浅田家!」ワルシャワ国際映画祭で受賞

◎本当に過ごしやすい季節が極端に少なくなってきたような気がします。夏服と冬服の間の合服、合いものの出番がありません。朝起きると室温が20℃を切る日も出て来ました。昨日は午後から夫が畑の手入れを始めたので私も植木鉢の片づけに外へ。

今年、私はガーデニング卒業の年にすることに。夫の加賀市の弟や親友も畑仕事をしていますし、友達の多くが畑を楽しみに。そこで、母が入所前に「あそこを畑にしたらいいわ」と言う言葉も残していましたので、ついでに私が雑多な草花を植えていた一面も畑にすることに同意。

今まで庭に出たことのなかった夫が庭の畑仕事に出るように。サンルームも鍬や農作業の道具類が置かれるように。昨日は間引き菜をお汁に浮かべて食べました。その内、白菜やキャベツや大根が収穫できる日もくるかも?

 今日19日(月)は母の99歳の誕生日。2,3日前に面会の予約を取って、2時からの面会に出かけました。お祝いに何がいいか考えたのですが、食べるものはいらないし、Wさんの花籠が1週間なのでそろそろお花がいいかなと思って昨日花屋さんを廻ってみましたがシクラメンには早すぎてカランコエの小さな鉢しかなく、結局我が家のストレプトカーパスの花を持って行くことに。お向かいさんから10年以上も前に頂いた小さな苗を毎年更新しながら育てているのですが、母の育てた花は冬の間花着きがよくて提灯のように紫色の花が沢山ぶら下がって咲きます。私の鉢の倍くらいの花が咲きますので本当に驚きます。その母の年越しの苗から芽が出たのをこの春私が長方形のコンテナに植え付けました。今ちょうど咲き始めてツボミもたくさんついているので、その中から花をつけている一苗をプラスチックの白い鉢に植え替えて持って行くことにしました。

2時から15分間の面会時間でしたが、最初に白寿のお祝いを言ってカーパスの鉢を渡すと”これが可愛いのよ”と大喜びでした。今までと違ってずいぶん落ち着いて明るくなっていました。サポーターも取れて右手も病院のハビリの先生に教えていただいた指体操をして自由に動くようになって右手で食べているとか。川柳も5句出したので今度はその中から選んで張り出してもらえると思う、前回の3句は今も貼ってあるそうです。体操の時間は一人しか外に出ないので、一人では申し訳ないと言ったら大丈夫一人でもいいのよと先生と一緒に体操もしているようです。丁度一か月ですので少し慣れてきて元気が出てきたようです。二人で安心して面会を終わりました。次回私が用意して行く細々したモノのメモももらってお花の鉢と杖をスタッフさんに持ってもらって歩行器でエレベーターの方へ戻っていく母の後ろ姿を見送りました。

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ホームを後に、今度は車で茨木市箕面市にまたがる彩都のチーズケーキの「りくろーおじさんのお店」へ直行です。夫は明日から加賀市の親友と山行です。加賀市は今熊が出没してけが人も出ているので石川県や福井県の山は危険ということで福井県岐阜県滋賀県寄り夜叉池と言うところに行く予定。その彼に渡すお土産のチーズケーキを求めて。

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先日も姪っ子が新大阪で買って持ってきてくれたふかふかのチーズケーキ。以前お茶の稽古仲間と先生の4人でNさんに連れてきてもらったお店です。夫は初めて。ナビを頼りに万博の外周道路沿いを北に阪大病院前から北へ10キロほど。モノレール沿いに走って彩都に入るとすぐお店です。

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月曜日の午後なのに結構な人出。若い人たちが二人掛けのテーブルに座って談笑しています。出来立てのケーキには無料お飲み物券が2枚付いているのでホットティーを少し飲んでから夫は明日のパンを仕入れて岐路に。

箕面側の彩都の住宅街を通り抜けるとトンネル、これを抜けると勝尾寺への道、クリーンセンターの通いなれた道に出ます。夫は明日の為のガソリンを満タンにして2時間半で家に帰ってきました。

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さて、映画の「浅田家!」は夫と二人土曜日に見てきました。今年の2月か3月、沖縄の次男からメールで「映画館へ行かないように」と言われてから自粛していたのですが、そろそろ映画もということで、最初は角川春樹氏最後の映画「 みおつくし料理帖」にしていたのですが、夫が山に行く前の付き合いみたいな言い方だったので、じゃ私の観たい「浅田家!」でということで映画館で急遽変更。「鬼滅の刃」で映画館は長い行列が出来ていて超過密でした。

亡き父は趣味がカメラだったので写真雑誌を購読していました。私もその雑誌を見ていてユニークな扮装で家族写真を撮っている写真家の写真はよく覚えていました。その写真家浅田政志さんの映画ということで、その後を知ってみたいと思いました。

感動とか凄いとかではないほのぼのとした温かい映画でした。ファーストシーンと繋がるラストシーンがとてもユーモラス。あえて普通の人を演じている二宮和也はさすが、東北大震災の津波で泥だらけになった写真を洗浄している大学生の菅田将暉も、政志の両親、平田満風吹ジュンの二人、兄の妻夫木聡も、政志の彼女の黒木華さんも、それぞれごくごく普通の日本人家族のそれぞれでした。そこがとても良かった。

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