「エリザベス この世界に愛を」と「松本隆さん」&「橋田壽賀子さん」と4月スタートの連続ドラマ

◎とうとうコロナウィルスによる死者が1万人を超えてしまいました。東南アジアでは最多の死者数ですね。今からでも全力を挙げて対策を講じてほしいと思いますが、基本のところで動きがないのが医療関係者の方たちも何故だか分からないと・・・

4月22日、Change.orgから、「入管法を改悪しないでください! ”Open the Gate for All"ー移民・難民の排除ではなく共生を」の署名について「23日に10万6千筆以上の署名を提出する」という お知らせでした。 

キャンペーンについてのお知らせ · 106,792筆の署名を、明日(2021/4/22)開催の院内集会(YouTube配信有)後に提出します。 · Change.org

入管法については、4月17日にNHKで放送された 「エリザベス この世界に愛を」 - ETV特集 - NHKでも取り上げられていました。2020年9月に放送された再放送。日本の人権意識が問われる恥ずかしい現状です。署名を受け取った政府の対応に注目です。

「エリザベス この世界に愛を」

「愛しているよ!」入管施設に収容中の外国人に呼びかける女性がいる。ナイジェリア人のエリザベス。毎日のように入管施設を訪れて面会を重ね、被収容者たちの声に耳を傾けてきた。先が見えない不安を訴える人、抗議のハンストを始める人、ついには命を落とす人も。1年半にわたって活動を追い見えてきた厳しい現実とは。彼女自身が抱える深い苦悩とは。入管法改正は運命をどう変えるのか。国会審議が注目される中の緊急再放送!

☆今年51歳になる エリザベスさんは30年ほど前、欧州では難民認定されるFGM(女性器切除)を逃れて日本にやって来ました。2度目の難民申請も2020年8月に東京地裁で却下され政府の委託を受けた団体からの支援金が打ち切られました。

今回の入管法改正の検討事項には 一定の条件で社会生活を認める一方で、送還拒否者に刑事罰を適用したり、3回以上の難民申請者には送還可能にという厳しい措置を検討している。送還されればその国で生きていけない人たちであり、エリザベスさんもその一人。長期収容者からかかってく電話に今も慰めと励ましで答えるエリザベスさんです。

作詞家の松本隆さん、東京を捨てて関西移住、神戸と京都に自宅があるとか。筒美京平さんと二人で新しい売れる(残る)音楽を。その通り、今も歌い継がれていますね。印象深い歌はたくさんありますが、「木綿のハンカチーフ」「スニーカーブルース」、筒美さん以外でも細野晴臣で「いも欽トリオのハイスクールララバイ」寺尾聡の「ルビーの指輪」それに「硝子の少年」もありますね。

 
 
 
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松本隆」様の強い説得力。@今朝の朝日新聞
 
 
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【作詞家50年】松本隆「僕が出会った天才作曲家たち」 筒美京平、松任谷由実、大瀧詠一 、細野晴臣……|文藝春秋digital (bungeishunju.com)

TBSの8日、安住紳一郎さん司会の橋田壽賀子さん追悼番組 を録画で見ました。TBSの「渡る世間は鬼ばかり」、NHKの朝の連続テレビ小説おしん」は勿論ですが、それ以前のNHK「隣の芝生は青い」(1976年)もそうだったのか・・・と。大河ドラマは「おんな太閤記」「いのち」「春日局」と3作も。

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90歳過ぎても脚本家であり続けた方であり、石井ふく子プロデューサーとの関係も。スタジオには「おしん」に出演していた二人、おしんを演じた小林綾子さんと母親を演じた泉ピン子さん、橋田さんの憧れの人だったという俳優の舘ひろしさんが参加。最後に橋田さんのリクエスト曲の「千の風になって」を秋川雅史さんが歌いあげました。久しぶりに「千の風」を聞きました。紫の都忘れの花が橋田さんの好きな花だったからとスタジオの正面背景にズラリと並べてありました。

(↓写真は父が大事にしていたミニリラの花。顔を近づけるとむせるような香りに包まれます。黄色の花も父が育てていた山野草の花)

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★★日曜NHK大河ドラマ「青天を衝け」

埼玉県の豪農の息子・渋沢栄一吉澤亮)の視点から見る明治維新ですが、薩摩や長州、会津や徳川から見る幕末が、違った見方で展開されるのが新しい。徳川家康、毎回解説にでてくるの!?とちょっと意外でした。

★★NHK朝の連続テレビ小説おちょやん

収録は既に終わり、あと5月半ばまでとなりました。主役のお千代さん(杉咲花)の大阪弁はいよいよ浪花千恵子さんに似てきました。少しでしたがラジオの「お父さんはお人よし」でコンビだった花菱アチャコさんとの防空壕のシーンがあったり、2代目渋谷天外成田凌)との愛憎劇あり、寛美さんの若かりし頃が描かれたり、知ってるようで知らない松竹新喜劇のアレコレが分かる内容です。今週は行方不明の千代さんをアチャコ(当郎)さんが探すよう求めて、いよいよ子どもの頃楽しみに聞いていた名物ラジオ番組が始まります。

◎4月スタートのドラマ、見切れないぐらいいっぱいですね。それも映画一本の主役級の方たちが沢山出演。コロナでドラマ見る人が増えたせい?なのか…すごいですね。見落としたりしてるのもたくさんあると思いますが・・・深夜のは無理だし録画しても見る時間を作るのが大変・・・

★★ 月曜フジテレビ系イチケイのカラス」

東京地方裁判所第3支部第一刑事部、通称「イチケイ」のガチガチ堅物の新人裁判官の坂間千鶴黒木華)に、ゆるゆるの型破り裁判官・入間みちお(竹野内豊)の組み合わせ。入間のように裁判官が席を立って被告人と同じフロアで話をすることが実際あるのか? こんな疑わしきはもう一度と再調査してくれる裁判官がいてくれれば冤罪は救われるのにと思ったり。法服の下の人間も描かれていて、30年以上のベテラン部長(小日向文世)や主任書記官(中村梅雀)、書記官に桜井ユキ新田真剣佑も。リストラと効率を迫る最高裁判事草刈民代主任検事に升毅、検事に山崎育三郎も加わって、なかなか面白いドラマになっています。毎回、楽しみ。

火曜TBS系「大豆田とわ子と三人の元夫

松たか子岡田将生角田晃広松田龍平。凝った内容であり得ないお話。三人の元夫が一緒に顔を合わせて復縁?を図る?ドラマはそれぞれの元夫とのエピソードが始まっていますが…荒唐無稽と言えばその通りですが・・・脚本が坂本裕二なので・・・

★★火曜・TBS系「着飾る恋には理由があって

1話を見ましたが、真柴くるみ(川口春奈)はインテリアメーカーの広報勤務、宣伝を兼ねてSNSで発信、フォロワー数も10万に達する勢い。忙しさにかまけてマンションの契約更新を忘れて知り合いのシェアハウスの住人となる。住人の一人、藤野駿(横浜流星)はミニマリストのきままな自由人でキッチンカーでバルを営業。なにやら過去をひきずってもいそう。作品ごとに顔も声も別人のような横浜流星さん。対照的な二人の出会いからスタート。7年間想い続けた社長の突然の解任と行方不明に落胆するくるみに温かいカレーを作って差し出す駿。泣きながらカレーを完食する川口春奈さんがキュート。

 20代の2人に30代の駿のはとこで関西人のオンライン心理カウンセラー(丸山隆平)とアーティストの卵(中村アン)の4人と一匹の犬、名はこうじとの暮らしが始まる。50歳で心機一転を図るオーナー(夏川結衣)やアラフォーの社長(向井理)を配して、それぞれの生き方が少しずつ変わる予感。真柴の母親が島から電話してくるシーンで、長靴を履いた茶髪のおかっぱ頭で登場する工藤夕貴さんにちょっとびっくり。

本編終わって次回予告の後で”種明かし”のようなシーンが挿入される。BGMに星野源の書き下ろし主題歌「不思議」が流れて・・・トップシーン、真柴がタクシーを1台譲った後、本編ではなかったシーン。又、高齢者にタクシーを譲っているくるみを運転席から『またかよ…』と思い乍ら意を決してSNSのアカウント名で呼びかけるシーン、駿がくるみの優しさにキュンする理由を明かして一寸オシャレなエンディングでした。

☆駿が高級素材を調理しているシーンは画面が分割されて、木村拓哉鈴木京香の日曜劇場「グランメゾン東京」風。プロデューサー新井順子、演出は塚原あゆ子この二人は昨年の綾野剛星野源MIU2020のコンビです。脚本は昨年の「恋はつづくよどこまでも」上白石萌音X佐藤健)の金子ありさと言えば、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」や「私、結婚できないんじゃなくて、しないんです」「中学聖日記」など。今作はコロナ禍の中、”癒されるラブストーリー”に徹するそうですので期待しています。

水曜・日テレ系「恋はDeepに

海の生態に詳しい海洋学者の渚(石原さとみ)はウツボと話ができるので、海の生物の化身かな・・・ペットボトルを拾い歩いて海の自然環境を守ろうとする渚。リゾート開発会社の御曹司の蓮田倫太郎(綾野剛)はマリンタワー建設担当になる。対立する関係の二人が徐々に・・・ちょっと不思議なお話になりそう。

 ★★★土曜NHK総合今ここにある危機とぼくの好感度について

これはNHKがこれをやる!?という感じですが、第1回は大きく言えば報道の自由が1つのテーマ。考えてみると公共放送だからこそやってほしいドラマでも。風刺コメディというかブラックコメディというか、主役のテレビ局アナウンサー7年目で帝都大学の広報に転職した神崎真(松坂桃李)のキャラクターが今どきを表して傑作。その場しのぎで事を荒立てず確信犯的にどうでもいいことだけを言って好感度だけは下げないようにという生き方の男。そこを見込まれて大学の広報担当に引き抜かれる。総長に松重豊、理事に国村準内部告発する有期雇用の非正規研究者に鈴木杏

こんな面白い脚本、誰? 渡辺あやさん。なんとNHK朝の連ドラ「カーネーション(2011~12)」の脚本家!これは期待大です。5回シリーズ。

★★土曜・日テレ系「コントが始まる

 凄いメンバーで、さすがでした。10年間やって結果が出ない28歳のお笑いトリオ、辞めるのか続けるのか。実年齢も93年生まれの同年代俳優、菅田将暉有村架純神木隆之介、仲野太賀の4人の群像劇。面白そうです。2回目は事務所のマネージャに中村倫也登場。やはり巧い。毎回、3人によるコントで始まり、コントで閉めるという構成になっていて、これもユニークですが利いています。

★★日曜・日テレ系「ネメシス

一見デキル風だけど実はポンコツ探偵の風間尚希(櫻井翔)と天才的ヒラメキを持つ助手の美神アンナ(広瀬すず)。風間は、元探偵でアンナの父親(仲村トオル)の親友の栗田(江口洋介)から事務所を引き継ぎ「探偵事務所ネメシス」を開業。事件を解決しながら、陰で栗田は親友でもあるアンナの父親の行方を捜している。

とにかく、ごちゃごちゃ&ドタバタ感が凄い。ポンコツ三人?の刑事が出て来るしスピード狂のお姉さんも。広瀬すずさんの派手な原色の衣装もスゴイし、ラップもやれば、インド育ちだからとカンフーみたいなインド式古武術?(動物の物まね? 踊り?)もやる、まぁ、広瀬すずさん達者ですね。2話は養護施設で育った兄妹の話。兄は振り込め詐欺に関わって妹の留学資金を稼ごうとして事件に巻き込まれ、妹がネメシスに助けを求めて…というお話でした。1話完結のエピソードより10話?かけての栗田の追っかける話の方が面白そう・・・「サイタマノラッパー」(評判ですが未見)の入江悠(1979年生)が総監督。もう少し見続けてみようかと・・・2話で出てきた若い店主・星(上田竜也)の何でも道具屋、この中のゴチャゴチャ感も気合が入っていてもの凄い !このオーナーの気を引くためにアンナが一肌脱いで踊ったわけですが。

 TBS系「日曜劇場ドラゴン桜

 15年前の「ドラゴン桜」を見ていないのですが、その続編が原作とか。落ちこぼれ高校から東大合格者を排出させた元暴走族の弁護士(阿部寛)と元生徒で東大卒業後弁護士となって一緒に働いている弁護士(長澤まさみ)。一作目の生徒役に山下智久小池徹平新垣結衣中尾明慶と今中堅で頑張っている方たちがズラリ。「2」では、子役でCMの「店長」だった加藤清史郎、平手友梨奈鈴鹿央士など。林遣都が何やら怪しげな役ででていました。1話ではバイク3台の暴走シーンがそこまでやる!という実写版。「子どもだから何やってもいいと思うな」という懲らしめ方が痛快でした。

 ★ほかに1話だけとか書けるほどしっかり見ていないドラマに:

TBS系金曜「リコカツ」、テレビ朝日木曜「桜の塔」、フジテレビ木曜「レンアイ漫画家」、テレビ朝日水曜「特捜9」、NHK月曜「きれいのくに」など