「投票はあなたの声」と、映画「護られなかった者たちへ」と始まった連続ドラマ

◆今朝、よんばばさんのブログこんな夜更けに更新だよ - あとは野となれ山となれ (hatenadiary.com)で知ったのですが、俳優さんたちが投票呼びかけに立ち上がりました。Yahooニュースでも取り上げられています。小栗旬 菅田将暉ら選挙に向け“投票”呼びかけ 「僕らのできる第一歩」一票の大切さ語る (日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース

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VOICE PROJECT 投票はあなたの声 (秋元才加 安藤玉恵 石橋静河 小栗旬 コムアイ 菅田将暉 Taka 滝藤賢一 仲野太賀 二階堂ふみ 橋本環奈 前野朋哉 ローラ 渡辺謙) - YouTube

◎先日、夫が雪が降る前にと白山登山に一泊で出かけた日のお昼過ぎ、私は自転車で近くの映画館へ。8日付朝日新聞夕刊に俳優の佐藤健さんが取り上げられて、主演の映画「護られなかった者たちへ」について、「当初は生活保護について問題提起することが主題だと思っていたが、演じてみて、人同士の絆の尊さ、温かみ、それこそが本質的なテーマかもしれません」と映画の出演感想を語っていました。

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ジョニーデップの「MINAMATA-ミナマタ-」映画『MINAMATA-ミナマタ-』 - 特別な1日 (hatenablog.com)のレビューを書いておられるSPYBOYさんが、「劇映画にしろ、ドキュメンタリーにしろ、環境破壊や大企業の犯罪を告発するような作品って、勧善懲悪というか、作り手側の一方的な主張を声高に押し付けるようなものが多いです。特に日本の作品はそんなのばっか。」と書いておられました。

思い当たるのが、昨年だったか、日本アカデミー賞の監督賞をとっている「Fukushima 50」は、キネマ旬報では3人の映画評論家が揃って「薦めない」の星をつけている作品です。そんな日本映画界、かつては社会派と言われたジャンルがありましたが、今はエンターテイメントでかつ「社会の暗部をえぐる」ような映画も生まれてきています。(この映画の瀬々敬久監督も「楽園」では差別を、「明日の食卓」では虐待を主題に据えたと記事では紹介されています)

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★「生活保護」については私も申請の現場に付き添ったことがあり、申請者側と申請を受ける側の両方の立場を少し垣間見た者として、映画でどんなふうに描かれているのか、見たくなって、出かけることにしました。

主演はテレビドラマでも若手ナンバー1の人気俳優・佐藤健といろんな分野の映画やドラマで安定した演技力の阿部寛、そして高齢女性を演じて美しい倍賞美津子さんとまだ20歳にならない大女優・清原伽耶さん。他にも林遣都吉岡秀隆永山瑛太、緒方直人。映画『護られなかった者たちへ』公式サイト (shochiku.co.jp)

原作があるそうですが、映画は10年前の3・11東北大震災から始まります。地震津波で被災し体育館のような場所ではぐれた者同士が出会い、倍賞美津子の家でうどんを食べ、畳に布団を敷いて寝る。疑似家族が出来ていく。物語の原点。あとは引用で:

ベストセラー作家・中山七里の同名ミステリー小説を「8年越しの花嫁 奇跡の実話」の主演・佐藤健瀬々敬久監督のコンビ、阿部寛の共演で映画化。東日本大震災から9年後、宮城県内の都市部で全身を縛られたまま放置され餓死させられるという凄惨な連続殺人事件が発生した。被害者はいずれも善人、人格者と言われていた男たちだった。宮城県警捜査一課の笘篠誠一郎は、2つの事件からある共通項を見つけ出す。そんな中、利根泰久が容疑者として捜査線上に浮かび上がる。利根は知人を助けるために放火、傷害事件を起こしたて服役し、刑期を終えて出所したばかりの元模範囚だった。犯人としての決定的な確証がつかめない中、第3の事件が起こってしまう。佐藤が容疑者の利根役、阿部が利根を追う刑事・笘篠役を演じるほか、清原果耶、倍賞美津子吉岡秀隆林遣都らが脇を固める。

2021年製作/134分/G/日本
配給:松竹

ケースワーカーを演じる清原伽耶さんが大変な役柄を見事に演じています。映画の中で不正受給者に対して厳しく迫る場面があります。不正受給者がいることで本当に困っている人たちが大変な思い(屈辱的で自尊心を傷つけられるような)をしなければならない現実があります。映画は、担当者が「辞退」をすすめたことから餓死に至り恨みを買って事件になります。「生活保護」、本当に実態を知っているのかと思うようなことを言う政治家さんがいますので、この映画は実態を知る一助になると思います。

☆秋の連続ドラマが次々とスタートしています。初回はなるべく見るようにしていますので、私が観た中から:

NHK総合土曜日「正義の天秤

元外科医の天才弁護士鷹野(亀梨和也)がある日、師団坂法律事務所の刑事部門「ルーム1」にやってくる。事務所の創立者の娘で弁護士2年目の佐伯芽依(奈緒)と元ニートの杉村(北山宏光)、元裁判官の桐生美雪(大政絢)らがいる。一話完結の事件と法廷の場面から成るドラマと、一話から続く大きな縦軸のドラマとが絡まって、鷹野の謎、なぜ外科医から弁護士に・・・の謎も解かれる話になっていて、来週が最終回。鷹野弁護士の「弁護は治療」という言葉に納得。弁護は「勝ち負け」みたいな弁護士が政治に口出ししてテレビが良く取り上げていますが、そこに正義はあるかが問題ですね。

★TBS日曜劇場「日本沈没-希望のひとー

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2023年の東京を舞台に、オリジナルキャラクターで描く2021年版「日本沈没」。スケールの大きな話をオールスターキャストで演じる日曜劇場らしいドラマ。特撮場面が素晴らしい。小さな島の沈没が引き金になって日本は沈没すると自説を唱える地質学者田所(香川照之)の口封じに走る環境省官僚の天海(小栗旬)、海底で見た亀裂からガスが噴き出しているのを見て、これは事実ではないかと…そして、あの小さな島が今海に沈みつつあるというニュース!というのが初回でした。

★フジテレビ系(月)「ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~

天才放射線技師(窪田正孝)を中心に甘春総合病院へ2年ぶりに復帰。バラバラになっていた元のメンバーたちが再集結する第一回。放射線による画像を読み解いて病気の原因を探るという特殊な角度から病院や病気や人間を捉えるという面白いドラマが戻ってきました。

日本テレビ系(水)「恋です!~ヤンキー君の白状ガール~

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杉咲花が演じる弱視の盲学校生ユキコと、杉野遥亮が演じる顔に傷のある不良青年森生の恋を描いた漫画が原作のドラマ。二人のやりとりがとてもかわいい。目が見えない世界とはどんなものなのか、ヤンキー君が白状を持つ弱視のユキコに心奪われて、徐々に相手の気持ちを探って思いやる様子がピュアで可愛いと思ってしまいます。ユキコもヤンキー君のストレートな行動に自分の世界を少しずつ広げていく。ユキコの父親に岸谷五朗、姉に奈緒、盲学校の全盲の同級生に細田佳央太(「ドラゴン桜」に続いて障害者を演じています)、隣町のボスヤンキーに鈴木伸之。(漫画が原作)

★フジテレビ系(木)「SUPER RICH」

江口のりこがやり手の起業家、ベンチャー企業の社長氷河衛(まもる)を演じている。人事責任者に町田啓太。そこへ遅刻して受験に来た専門学生春野雄に赤楚衛二。一回目のドラマの最後には氷河は全てを失って屋台で春野とラーメンを食べているシーン。オリジナルドラマだそうですので、これからどうなるのか?

★TBS系(金)「最愛」

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オリジナルのサスペンスラブストーリーとか。初回で十分見ごたえのある内容でさすがです(新井順子プロデューサーと塚原あゆ子演出)。15年前の2006年、岐阜の白川郷で暮らす梨央(吉高由里子)一家を描いて、失踪事件と急死した父親(光石研)、血のつながらない病弱な弟との関係や、今は刑事となっているが大学時代陸上部の選手だった宮崎大輝(松下洸平)との淡い恋を描いている。梨央は推薦枠で受験して実の母親(薬師丸ひろ子)が迎えによこした弁護士(井浦新)と共に上京。その15年後、失踪した男の父親が死体となって連続殺人の謎が動き出す。梨央は薬学部へ進学後、実母の経営する会社の代表取締役。梨央の前に現れた刑事・宮崎にも傲然と「初めまして」と答える。 

日本テレビ系(土)「二月の勝者―絶対合格の教室ー」

これも人気漫画が原作とか。名門中学受験塾から合格実績の上がらない「桜花ゼミナール」の校長としてテコ入れにやってきた黒木(柳楽優弥)。校長に岸部一徳。黒木のやり方に反発を感じている新任講師に井上真央。合格に大事なのは「父親の経済力」と「母親の狂気」といいつつ、どうも子どもの気持ちを見抜いてもいるような。一見冷たく突き放す黒木のキャラクターが面白そう。