櫻井翔さんのインタビュー「戦争は人殺し」について

◎今週は色々行事があります。今日は夫の山の仲間の忘年会。実家である隣り、母がホームに入居以来、空き家になっていますが、今日は夕方、両親が居間兼応接間、そして父の晩年には二人がベッドを置いての寝室にもなった10畳ほどの部屋で宴会です。2日ほど前から、夫も掃除を念入りにして、私もお盆に必要なお皿や食器をならべ、グラス類を用意して布巾を掛けて、大きな土鍋も出して、椅子二脚も運び込んで、準備は整いました。私は顔出しもしないで済みます。

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今朝は、母の入院している病院へ夫の車で入院に必要な書類を届けに行きました。ついでに母の様子も聞いてきました。熱が引かず入院した時とあまり変わらない様子ですが、10日ほどの入院予定と聞いて安心しました。

「文藝春秋」誌が創刊100周年を迎えたそうです。父が毎月楽しみに読んでいて、月遅れで私も読ませてもらっていました。再スタートした木下ブックセンターで記念号を買い求めて父の遺影に供えました。ところで本屋さんのヘイト本コーナーが見当たりません。再出発直後には数は減ったものの未だあるなと思っていたのが、前回は気づかなくなっていました。今回も気づかなかったくらいだから、コーナー自体が無くなってるかも。今度確かめてきます。もしそうなら新オーナーの見識かなと思われますが…確かめてみます。

🔲開戦記念日関連で、日テレでこんな放送があったのですね。櫻井翔さんが、80年前、真珠湾でユタ号を沈ませた魚雷を投下した飛行機の元搭乗員、103歳の吉岡さんにインタビューしています。103歳と言えば、父が亡くなったのが3年前の102歳でしたので2歳年下、大正7年生まれの方。真珠湾攻撃に出撃されたのは23歳で「もしものときの自決用のピストル」を渡されたお話も:

 
 
 
 
 
 
 
 
山崎 雅弘
 
@mas__yamazaki
戦争経験者への誠実でまっとうなインタビューだと思う。私は幸い兵士として人を殺す命令を受けずに済んだ世代だが、兵士の手記を読むと、任務の遂行で他国の人を殺すことへの葛藤に触れた物も多い。これが戦争の一断面。 真珠湾攻撃から80年・・・103歳元搭乗員語る(日テレ)
吉岡政光さん103歳。魚雷を落とす雷撃機の搭乗員として真珠湾攻撃に参加。当時23歳でした。○元搭乗員 吉岡政光さん(取材時103歳)

🔲櫻井さんが「人を殺したという感覚は?」と質問していますね。吉岡氏の答えも誠実だと思いますし、質問した櫻井さんも現在の感覚で素直な質問だと思います:

 
 
 
 
 
 
 
清水 潔
 
@NOSUKE0607
「戦争を人殺し」と表現するとなぜか炎上するその根には、戦争指導者たちが「敵艦を沈める」「敵基地攻撃」などと勇ましく美化するからだろう。敵艦、敵機、敵基地にも人間はいてその人にも故郷があり、家族がいる。その人を殺すのが戦争そして失敗すれば自分も死ぬ。しかし指導者は死なないのだ
引用ツイート
 
 
妄言のいちき
 
@ichiki_817
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櫻井翔の質問に対して、元兵士の方自身が伝えきれなかった事を自ら話してる。 「母艦沈めたことどう思ってるか聞かれた。人が死ぬと思って戦争してなかった。でも自分がやったことでたくさんの人が死んだ。戦争は人殺し」と。リンク先27分頃から。 吉岡政光さんインタビューyoutu.be/NSOb6qNNoRo
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🔲戦争は「殺し合い」だけど、国は「殺せ」と命じる訳ではない。「国を守る」という大義名分のもと、実際は殺し合いなのだが:

 
 
 
 
 
 
山崎 雅弘
 
@mas__yamazaki
このインタビューも必見。指揮官が「何々兵を殺せ」と明言する場合もあるが、公式な命令文には記されない。だから実行する兵士は「所属組織のため、自分の国を守るために、やむを得ずそれをする」という形で心理的葛藤を打ち消す当事者でなくなった時、その現実に気づく。

🔲櫻井さんの質問に非難や批判が届いているそうですが:

 
 
 
 
 
 
 
 
 
妄言のいちき
 
@ichiki_817
櫻井くんの質問に失礼だの攻撃だのとキレてる人達は、吉岡さんの気持ちに寄り添うようで、全然彼の話も覚悟も汲んでないそっちのが失礼じゃないの? その場限りで相手を思いやる質問と、人類史に残る資料として必要な質問は違う。 全部覚悟の上で櫻井くんは問うたし、必要だから吉岡さんは答えた

山崎 雅弘さんがリツイート

 
 
 
 
 
 
 
妄言のいちき
 
@ichiki_817
櫻井くんの質問の意義を掘り下げたい方は「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」を是非。漫画版もあるので この問いをきっかけに語り部活動を始めたネルソン氏の、兵士としての戦争体験談。本当の戦争は無慈悲で残虐で愚かで、そして無意味です」という言葉が印象的

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🔲金曜日の夜7時半から30分、大阪のNHKでは「かんさい熱視線」という番組が放送されます。先日、12月8日の開戦記念日に因んで放送されたのは奈良県大峰山に墜落したB29を取り上げたものでした。11人のうち生き残った4人の米兵がたどった運命、戦争とはを問いかけた内容になっていました:

「“祈りの山”に墜ちたB-29〜戦後76年の慰霊〜」 - かんさい熱視線 - NHK

初回放送日: 2021年12月10日

終戦末期、奈良・大峯山に1機の米軍爆撃機B-29が墜落した。地元には墜落を生き延びた米兵の逸話が伝わる。謎に包まれた墜落の真相を解き明かすアメリカ人青年を追う。 修験道の聖地、大峯山にある奈良県天川村。この山深くに、終戦末期の昭和20年、大阪を空襲した1機のアメリカ軍爆撃機“B―29”が墜落した地元では墜落から奇跡的に助かったアメリカ兵の逸話が今も語り継がれている。“祈りの山”に墜ちたB―29は私たちに何を伝えているのか。謎に包まれた墜落の真相と日米の犠牲者たちの思い1人のアメリカ人ジャーナリストが迫る

(慌てて録画したのがありますので、もう一度見るつもりです。)