「30歳からでも夢を叶える」直木賞受賞『塞王の楯』の今村翔吾(37)さん

山崎 雅弘
 
@mas__yamazaki
暴論併記! まさにそれですよ、NHKなど日本のメディアがさも中立のふりをして権力に阿諛追従する時の手法が。 「議論はタブー視するな」「議論だけなら許されるはず」という一見もっともらしい論法で、暴論を大声で繰り返して刷り込み、人々が持っている良識の基準を壊す。
引用ツイート
 
 
なすこ
 
@nasukoB
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#100日で再生する日本のマスメディア 35日目 暴論併記

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◎先週木曜日だったか、4時過ぎくらいのMBS(毎日)テレビで、箕面の本屋さんのオーナーになった直木賞作家の今村翔吾さんが取り上げられていました。丁度今読んでいる受賞作の「塞王の楯」、最終章の第9章に入ったところです。「絶対に破られない石垣」を作る穴太衆を率いる石工の匡介と、「どんな城も落とす銃砲」を作る鉄砲職人彦九郎。二人はそれぞれの信じる道で戦争を終わらせようとしている。その盾と矛が戦場で相対する。エンタメ小説と言われるのがよく分かる読み物です。映像が浮かんできて、これは映画になりそうなんて思いながら読んでいます。

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37歳の今村さん、デビュー5年で夢がかないました。もともとは実家がやっているダンス教室で子どもたちにダンスを教えていました。30歳の時、教え子の一人に夢を諦めないようにと伝えたら返ってきた言葉が・・・

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「ショックでした」。「30歳になってからでも夢は叶うと俺の人生で証明する」と約束。一念発起、ダンスをやめて、アルバイトをしなが全精力を作家活動に。

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長編小説は文学賞で落選の連続。認められない間はきつかった。自分の人生がどうなるかっていう怖さがあった。三度目の挑戦で直木賞を受賞。ようやく『嘘を実(誠)』に出来た。

受賞が決まる前のこと、昨年9月、箕面市の廃業危機にあった本屋を買い取りオーナーになって11月オープン。作家と書店経営者、二足の草鞋を履くことに。

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きのしたブックセンターでレジに立つと、長蛇の列ができた。

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自分も小学5年生の時、池波正太郎の『真田太平記』全16巻を買ってもらって、歴史小説にのめり込み、次第に作家になりたいと思ったという。

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本好きの子どもたちと交わす会話。未来の直木賞作家かも知れない。

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因みに、今月号の箕面市の広報紙の表紙は今村翔吾氏です。2月16日に「箕面市本屋大使」賞授与式があったそうです。本を手にしている人は市長さん。

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