「清原伽耶さん、海外映画祭の”最優秀女優賞”受賞」と「主戦場」と「森達也監督クラウドファンディング『福田村事件』を映画にしたい」

昨年の映画「護られなかった者たちへ」の清原伽耶さん、ローマで開催されたアジアフィルムフェスティバルのコンペティション部門で最優秀女優賞を受賞です。難しい役でした。「投票はあなたの声」と、映画「護られなかった者たちへ」と始まった連続ドラマ - 四丁目でCan蛙~日々是好日~ (hatenablog.com) 

 
 
映画『護られなかった者たちへ』公式アカウント【Blu-ray&DVD 4/22発売!】
 
@mamorare_movie
·4月15日
ローマにて開催のAsian Film Festival コンペティション部門にて #清原果耶 さんが最優秀女優賞を受賞✨✨
 
初の海外映画祭での受賞‼️おめでとうございます🎊
#護られなかった者たちへ Blu-ray&DVDは4/22発売です📀
🔽公式サイト asianfilmfestival.info/winners-aff19/
ノートパソコン
 

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この(↓)ツィートを見て翌日一人で行ってきました。元歴史修正主義者で櫻井よしこの後継者と目されていた日沙恵・ケネディさんのお話が印象的。日本という国家と自分が一体化していて、批判されると自分が間違っていると否定、攻撃されたような気持ちになったとか。南京虐殺事件の動かぬ証拠で目が覚めたとか。修正主義者でなくなると敵が消えて自由になり楽になったとも。慰安婦像の設置をめぐって日本の歴史修正主義者たちが戦いはアメリカが主戦場になったと言ったことがタイトル。

アメリカの占領政策朝鮮戦争で変更をせまられ、巣鴨プリズンから岸信介を引っ張り出してきた辺り、日本の不幸の原点ですが、日本会議と結びついた安倍元首相らの戦前回帰、教科書の歴史記述の改竄を手掛け、今は実質『国定教科書』になってしまっている。慰安婦問題、教科書には書かれなくなっているし、日本の若者が「慰安婦?(何のことか)わからない」という現実。。。戦後民主主義は相当危うくなっていると背筋が寒くなる思いで映画館を出ました。ただ、この日の観客、全体は少ないながら、ほとんどが若い人たちだったのが救いかも。(ツィッターの写真を私が第七藝術劇場で撮ったポスター写真と差し替えました)

 
 
 
 
 
 
 
ブブ🧜‍♀️🐟🧜‍♂️マドレーヌ
 
@bubu_de_la_ma
やっと観た。「スリリング」という形容がぴったり。巣鴨プリズン!ラストに吉村大阪知事の名前も。パンフも充実。大阪第七藝術劇場は22日まで!「慰安婦」についてモヤモヤしてる人は特に必見。

 
 
 
 
 
 
 
 
映画「福田村事件」(仮)製作中
 
@fukudamura1923
朝日新聞・デジタル版にも掲載いただきました! 関東大震災後に止められなかった惨殺 森達也さんが映画化に挑む理由:朝日新聞デジタル
 1923年の関東大震災直後、デマを真に受けた人々による朝鮮人の虐殺が相次ぎ、日本人も犠牲になった。香川県から来た被差別部落出身の

井上淳一監督のツィッターでも紹介されている森達也監督が始めた映画製作について。来年で百年になるという「福田村事件」。四国の行商者9人が、香川なまりで朝鮮人だと疑われ、殺害されたという事件。クラウドファンディングで映画化です:

 
 
 
 
 
 
 
望月衣塑子
 
@ISOKO_MOCHIZUKI
【取材、執筆】今こそ作って欲しい映画。 来年は関東大震災から百年。 多くの在日朝鮮人がデマで虐殺され、福田村では朝鮮人と間違われた、被差別部落の出身の行商団9人が殺害された。2歳の子どもや妊婦も巻き添えに。 森達也監督らがクラウドファンディングを開始
1923(大正12)年の関東大震災の直後、広がったデマをもとに朝鮮人虐殺が相次ぐ中、香川県被差別部落出身の行商団9人が千葉県福田村(現野田
市)で自警団に殺害された。ドキュメンタリー作品で知られる映画監督の森達也さん(64)は、この「福田村事件」を題材に初めての映画づくりに
挑む。震災から100年となる2023年の公開を目指し、映画製作の資金をクラウドファンディングで募っている。(望月衣塑子)

東京新聞の記事をコピーしました。百年前の事件だという「福田村事件」。事件の名前そのものが初耳です。

映画製作の資金を募るクラウドファンディングは15日から始まった(『福田村事件』(仮)製作運動体提供)

映画製作の資金を募るクラウドファンディングは15日から始まった(『福田村事件』(仮)製作運動体提供)

◆赤ん坊を抱き命乞いする母親まで

 1923年9月1日に関東大震災が起き、火災などが相次ぐと「朝鮮人が井戸に毒薬を投げた」といったデマが広がった。同4日、千葉県に戒厳令が敷かれ、朝鮮人らを取り締まる自警団が結成された。 
 生存者の証言などによると、香川県の行商団15人は福田村にある利根川渡し船の料金所で「言葉が変。朝鮮人ではないか」と疑われ、隣村含む数百人の村人が集まった。行商団は「いろはにほへと」と繰り返し言わされたり、「君が代」を歌わされたりしたが、疑いは晴れなかった。
 その場にいた警察官が上司の指示をあおぐために現場を離れると、村人たちは一斉にすきや鎌で襲いかかり、赤ん坊を抱き命乞いする母親を竹やりで刺し、川を泳いで逃げる人を小舟で追いかけて日本刀やとび口で襲ったという。2、4、6歳の3人の子供と妊婦を含む9人が殺害された。
 しかし、事件を巡る逮捕者は8人のみで、昭和天皇即位の恩赦ですぐに釈放された。生き残った被害者の6人は数十年間、沈黙を貫いたという。

◆「ナイーブ過ぎる」テレビでは断られ

 森さんは二十数年前、新聞で福田村事件の慰霊祭の記事を読んだ。村人が口を閉ざし、世間に知られていなかったことに衝撃を受け、テレビ番組で取り上げようとさまざまなプロデューサーに持ち込んだが、朝鮮人虐殺と部落差別の問題が重なり、「ナイーブ過ぎる」と断られた。
クラファン開始前夜祭「中川五郎ライブ+シンポジウム『なぜ日本映画は負の歴史を描いてこなかったか』で、映画製作への思いを語る森達也監督=3月31日、渋谷区のロフトヘヴンで(樹よう子さん撮影・提供)

クラファン開始前夜祭「中川五郎ライブ+シンポジウム『なぜ日本映画は負の歴史を描いてこなかったか』で、映画製作への思いを語る森達也監督=3月31日、渋谷区のロフトヘヴンで(樹よう子さん撮影・提供)

 森さんは2年前、映画監督の荒井晴彦さんと井上淳一さんらが福田村事件を題材に映画製作に取り組んでいることを知る。その後、井上さんから提案があり、森さんが監督を務めることになった。
 東京都の小池百合子知事は2017年から、関東大震災での朝鮮人犠牲者を追悼する式典への追悼文の送付を取りやめた。政府は昨年4月、「従軍慰安婦」という表現は誤解を招く恐れがあるとして「慰安婦」とするのが適切とする答弁書閣議決定朝鮮半島から日本本土への労働者の動員を「強制連行」と表現するのも不適切とした。これを受ける形で、複数の教科書会社が教科書での表現を「従軍慰安婦」を「慰安婦」に、「強制連行」を「動員」などに変えた。
 交流サイト(SNS)上では「南京大虐殺はなかった」「従軍慰安婦はいなかった」などのデマも拡散している。森さんは「歴史修正主義は進み、かつて考えられなかったような発想が、現在の日本社会の主流になりつつある」と話す。

◆「熱狂する集団心理の危うさと、個を貫く大切さ」

 それでも「映画はあくまでエンタメ。教条主義的なものや啓発的なものにする気はない。韓国映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』のようにエンタメとして楽しませながらも社会派の映画を作りたい」と意気込む。
 描きたいのは「被害者よりも加害者の側の視点。彼らは、恐らく普通のよき父であり、よき母であったかもしれない。リーダーやその場の空気に流されこうなってしまったのかもしれない。オウム真理教を描いたドキュメント映画『A』『A2』でも描こうとしたのは、熱狂する集団心理の危うさと、個を貫く大切さだ」と強調する。
 ウクライナ侵攻についても「プーチン大統領に理は全くない。しかし、なぜ、冷静な政治家プーチンがこんな暴挙を犯したか、検証しようと言うだけで『プーチン支持か』と批判が来る。かつて『オウムを応援するのか』と批判された時の声と重なる。ロシア軍機がウクライナの砲弾で撃ち落とされると歓喜に酔う群衆の声にぞっとする。一色にものごとをみるな、と言い続けたい」 

「七芸」ロビーに新聞記事コピーが展示されていました。写真で(読み取るのは無理かな?):