◎先月はいつだったっけ?と思い返してみると、2月16日。珍しく木曜日でした。
そう、そう、思い出しました。翌日、車で東京へ出かける為、早朝出発の予定。それで、いつもなら4時半から5時ごろに終わるお稽古を4時には早退したのでした。
そうか、長男の退院にむけての東京500キロドライブの前日だったのか…と。
それで、2月のお茶のお稽古はブログでも抜けていました。メモ帳には平棗を使って小石原焼のお茶碗を使い、水差しは沖縄のつぼ焼きだったと書いてあります。
先生のお庭に入って、↓写真はトサミズキかな・・・
玄関までのアプローチ沿いの椿やマンサク。
庭の春の花を見ていると、お二人と一緒になって、珍しく三人揃って玄関へ。先生も交えてWBCの話になり、1時間もお喋り。大谷選手の写真がスマホで出回っているという話に。私はNさんから送られてきましたが、先生はお茶仲間で。こんなことやってるのはオバちゃんよと送ったご本人が言ってます。掛け軸の言葉は「柳は緑にして花は紅(くれない)」と読んでいます。
お花は、貝母(ばいも)ユリと蕾の椿。貝母は、昨日蕾だったのがあっという間に開いてしまったと先生が。桜と同じですねと私。
棚は初めて見る棚でした。「家具みたい」と私。いつもの軽やかな棚とは違って見えました。でも、近づいてみると、桐の木で出来ていて軽い感じで底がありません。芝立てといって外でお茶を点てる時にも使われます。
畳に直置きになるので、陶器の蓋置は使いませんと言われました。で、水屋で竹製の蓋置を選びました。
用意されていた桜色の主菓子とショウガ入りの干菓子
お茶碗は賑やかな春の花が描かれたもの。右から2つ目は春の野草が描かれていて「春の野」というお茶碗。これと、左横のお茶碗を替茶碗に選びました。
流れはだいたい分かるように、というか意識しないでも出来るようになってきたかなと思いますが、時々真っ白になってしまうのは皆同じ。
棚は「江岑棚(こうしんだな)」とか「抱清棚(ほうせいだな)」と呼ばれる。
正面に香狭間透かし(こうざますかし)があり350年前に使われたそうです。
底(地板)がないので、水差しを最初に運びます。これはお点前が終わったあと。
二人が終わった後、正座できない方のための立礼式のお点前に移る。
棗(薄茶器)は立雛の絵模様。水差しは赤絵の京焼。
陶器の蓋置の絵柄は蕨(わらび)ですね。
お彼岸も過ぎて5時近くでもこんなに明るくなっています。
ボケの花と向こうにユキヤナギ。
月に一度のお茶の時間は、季節の歩みを確認する日でもあって、楽しい時間です。