◎来週は東京へ出かけるのでお稽古日を一週間早くしてもらいました。
部屋に入ると、掛け軸は色紙に墨軽やかに「秋風」と書かれていて、
お花は壁掛けではなく床の間に置いてありました。竹籠の器に秋の花や野草が籠にタップリ。お花は大きな八重の薄桃色の木槿と濃いピンクの秋海棠、房藤空木(ブッドレア)の花房、と斑入りのススキ(矢作ススキ)の葉、赤まんま(イヌタデ)など。
あれっ!?と思ったのが、畳の横幅の真ん中に置かれた風呂釜。先生が今日は棚無しで、と言われて、そうか!棚がないのだ・・・。
これは、初めての体験です。どうするの?
主菓子(笹団子)と干菓子。
水屋に細水差しという細長い筒型の水差しが置いてありました。雁が飛んでいる絵柄が入っています。今日はこれを使うのだそうです。
竹製の蓋置と陶器の蓋置が置いてありました。さて、どちらを選べば? 先生がおられたので、違いは?格の違いがあるんでしょうか?と質問したら、ありませんとのこと。
竹の「筒抜け」と「節有り」のがあったので節ありを選びました。
さて、最初に細水差しを持ってご挨拶。どこへ置けばいいの?
両手で水差しを腰の位置辺りで持って、畳、半畳を三歩で進んで、さて、いつもは棚の下の段に置いてある(あるいは、置く)水差しですが、持って出た水差しを置く場所が分かりません。先生の指示では釜と襖の間です。釜の左側!初めてです。
続いて、右手に棗、左手に仕組茶碗(選んだ茶碗の中に畳んだ茶巾と茶せん、縁に掛けた茶杓)を持って6歩で風炉釜の前に並べます。
下がって、今度は建水を持って出ます。
後はいつも通り。
袱紗で蓋の摘みを掴んで左の蓋置に置くところ
茶せんでお茶を点てています
戻って来たお茶碗
茶杓を袱紗で拭っているところ
袱紗を腰に戻す所かな
唐津焼 (「一萩、二楽、三唐津」と先生が…久しぶりに聞きました)
(京焼の唐津焼・・・とか、多分)
ひょうたん型の可愛い水差しは寒霞渓焼き
秋の野草の棗
立礼式でお茶を点てます
御盆に用意された干菓子は金沢の銘菓、芝舟でした。
細長い小判型でちょっと反っています。上に白砂糖が塗ってありますが、これがピリッと辛い生姜味。何年振りかで戴きました。
畳のお点前を2回ずつしたので、追加のお菓子を先生が持ってきてくださいました。
ヤシの実をくりぬいた菓子鉢。こんなクッキーもお茶菓子に。
◎今年は市の月釜の担当が12月3日なので、来月のお稽古日は早めの金曜日17日に決まりました。