聖天(西江寺)さん裏のミツバツツジを訪ねて

◎前日山歩きから帰った夫から聖天さんの裏山(展望台から風の杜へ抜ける道)が花盛りだと聞きました。スマホの写真を見ると、なるほどツツジと桜が咲き競っているような写真でした。翌日の11時、お茶とカメラをリュックに入れて我が家を出ました。1時間で帰って来れるはずです。北小への上り坂を登って北公園を目指しました。

北の出口の横の花壇に赤白黄色のチューリップが咲いていました。白はツボミの一輪だけでしたが、春そのもののようなチューリップと懐かしい雛菊(デイジー)が真ん中に。こどもの頃からお馴染みの春の花たちです。

民家の間の細い道を抜けるとドライブウエイのカーブに出ます、渡って道沿いに竹藪のところから住宅街の坂道を上って西に向かうと聖天さん(西江寺)の裏の階段。

その急階段を上ると境内には満開の桜の木と若芽を付け始めている紅葉が数本。秋の天狗祭りでは子どもたち相手に天狗が暴れまわる境内です。手水鉢の横の階段を上ると正面に背の低い枝垂れ桜越しに、もう一つ上の境内にある本殿の屋根が見えました。

お正月以来ですので、お賽銭を入れて家族の健康祈願を。

本殿の横には桜と椿が咲いていました。

ここを抜けて裏山への登り口を上ると、正面真ん中に、あの美しいミツバツツジのピンクが見えます。

足を速めて階段を登りきるとすぐ右側の登り道の方向に満開のミツバツツジが…

少し先に行くと桜も咲いています。

花に誘われるように坂道を進んで振り返ると…

坂道の折れているところを登ると、花が大きくて白い桜の木がありました。札がかけてあって「オオシマザクラ」と書いてあります。葉と花が同時に咲いています。

道の先を折れて登ると今度は大株のミツバツツジが満開でした。

木々の新芽もふき出して。

このミツバツツジの下が小さな広場になっていて尺八の音色がします。

降りていくと、椅子に座って演奏している方がお一人。

邪魔にならないように迂回して山道に戻りました。

道の両側が見ごろのミツバツツジで一杯です。

このミツバツツジの透明感のある紫がかったピンクの色が独特の美しさです。

この辺りまでかなと一休みしてお茶を飲んでいたら、リュックを担いだ男性が来られました。挨拶を交わしてミツバツツジがきれいですねと言うと、「これは小葉のミツバツツジ」で大葉もあるとか。これから才ヶ原林道へ向かって勝尾寺まで歩かれるそうです。姿勢も良くて、私より若い方かなと思ったら「昭和15年生まれの82歳」と言われたのでビックリしました。夫と同じくリュックの中はペットボトルに水を入れて錘にして訓練で歩いておられるようです。ここで別れて、私は下ることに。

この辺りがミツバツツジの山だとは知らなかった・・・

西江寺へ戻る道。遠くに箕面観光ホテルのエレベーター塔が見えます。

下りは速いので家まで10分ほどで丁度お昼ごろに帰ってきました。こんなに近い所にミツバツツジの群生地があるとは思いもよらなかった。きっと小さかったのが大きく育ったのでしょうね。昨年は新稲の奥やルミナスの裏山までミツバツツジを訪ねて歩いていました。今年は往復1時間でミツバツツジのお花見が出来ました。