🔲お知らせを先に:
4日(火)の #クロ現 は予定を変更して 「#坂本龍一 最期まで音楽と共に」をお伝えします。 放送を予定していた 「私たちはなぜ働くのか/投資&倹約で生きるFIRE生活」については 放送が決まり次第お知らせいたします。
音楽家の坂本龍一さんが、71歳で亡くなった。音楽グループ「YMO」のメンバーとして活躍。アカデミー賞など世界的な賞を数々受賞し、被災地支援や非核を訴える活動にも力を入れていた。世界を見つ
◎とうとうこの日が来てしまいました。早くからガン闘病を公にしておられたのでいつかはと思っていました。大江健三郎さんに次いで坂本龍一さんまで。リベラルな立場で社会に物言う人が相次いで亡くなられて、本当に寂しいことです。樹木希林さんも逝ってしまわれたし、あとは吉永小百合さんと黒柳徹子さんかな。これで、敗戦後の民主主義教育を受けて戦争と平和の時代や憲法の有難さを生身で感じてきた世代が消えてしまいます。受け継ぐ人たちがいるのか、いないのか・・・
🔲亡くなられたのは3月28日:
世界的に活躍した音楽家でがん闘病中だった坂本龍一さんが3月28日、死去した。71歳。東京都出身。所属するエイベックスが2日夜、発表した...
🔲世界が坂本さんの死去を報じました。まずフランス:
🔲イタリアでも:
イタリアでも坂本龍一氏死去の報道。音楽家として著名であっただけではなく、反原発の活動をしていたことや、森林保全団体More Treesを設立していたことなどにも言及している。
🔲アメリカでも:
Breaking News: Ryuichi Sakamoto, the Oscar-winning Japanese composer who scored films including “The Last Emperor,” “The Sheltering Sky” and “The Revenant,” has died at 71. https://nyti.ms/40yxI2Q
🔲中国でも:「交流に情熱」坂本龍一さん追悼=中国外務省 (msn.com)
【北京時事】中国外務省の毛寧副報道局長は3日の記者会見で、「中日間の人文交流に情熱を傾けてくれた」と坂本龍一さんを追悼した。中国では世代を問わず、坂本さんの知名度は高い。
坂本さんは映画「ラストエンペラー」の音楽に、中国の楽器「二胡」を取り入れている。毛氏は「中国の要素を含む優秀な音楽作品をたくさん創作し、実際の行動で両国の友好的交流に貢献した」と強調。さらに多くの両国の有識者が坂本さんに続き、友好事業に加わってほしいと述べた。
🔲音楽家がなぜ政治的な発言をするの? 何故してはいけないの?
「写真家がなぜ政治に発言するの?」と聞かれることがある。似たような言葉があふれている。「歌手がなぜ」「俳優がなぜ」「スポーツ選手がなぜ」と。けれども政治や社会を考えることは、生きることそのもの。そう教えてくれたのは、坂本龍一さんでした。
岸原さやNO WARさんがリツイートしました
坂本龍一さん死去 「だから良くね、攻めてきたらどうするんだって言う人がいるけど、攻められないようにするのが日々の外交の力。それを怠っておいて軍備増強しようというのは僕は本末転倒だと思う」 大切な言葉を残してくださいました。ご冥福をお祈り致します。本当にありがとうございました。
寮美千子さんがリツイートしました
『若い広場』の後継番組。「恋愛」「学校生活」「仕事」から、「音楽」「ファッション」などの文化・流行まで硬軟取り混ぜたテーマで、スタジオに招いた
若者たちが討論を繰り広げた。初代司会にコピーラ
🔲死去を伝える日経新聞には坂本氏の「反原発活動」にはふれていなかったと:
「社会活動にも積極的で地雷除去活動のチャリティーなど、様々な環境・平和運動に携わった。」 様々な環境・平和運動と濁す。やはり反原発の活動をしていたという言及はナシ。
去した。71歳だった。葬儀は近親者で行った。マネジメント会社などが発表した。
🔲大島渚監督の「戦メリ」、監督も出演者のお二人も亡くなられて残るはビートたけしさん一人に:
『戦場のメリークリスマス』の撮影中に、一度ホテルのレストランでボウイとセッションをしたんです。僕がドラムで、彼はギターを弾きながら歌ってね。プレスリーとか、ああいう古いロックンロールが次々に出てくるんですよ。物凄く上手いの。ビックリしましたね。 ──坂本龍一
🔲望月記者のツィッターで紹介されている坂本龍一さんの記事「”無駄”を愛でよ、そして災禍を変革の好機に」(2020年5月22日の「コロナノート」)の見出しを並べてみます。どの項目も読んでみるとスッキリします。私が特に感心した記事を太字にしてみました:
・「ぬるい」日本の対応 検査受けられないのは人権侵害
・新自由主義が医療崩壊を招いた 日本危うい
・いまの政策は「棄民」 安部さんのどこが「保守」なのか
・強権政治か民主的手法か この国は瀬戸際にある
・グローバリズムの破綻は明白 社会民主主義が現実的
・パンデミックは経済成長の代償 方向転換しなければすぐ「次」が
・持続可能な世界のデザインを もはや人間に猶予はない
・「芸術なんて役に立たない」 そうですけれど、それが何か?
全世界の死者が30万人を超えても、コロナ禍の収束が見えません。人類がこのウイルスに打ち勝つにしても、負けに等しい打撃を被る「カ
🔲若い人たちにも警告を発しておられたのですね:
2013年東京新聞記者との意見交換会で、坂本龍一氏「政権をとれば権力者は何でもやれるが、その結果改憲や軍備増強に繋がると考えると、大きく影響を受けるのは投票に行っていない若い世代や選挙権のない子ども達。知らぬ存ぜぬでいる内にそういう動きが起こり将来自分に返ってくる」 その通りになってる
◇最後に4月3日の
朝日新聞に掲載されていた
浅田彰さんの追悼の記事を書き移して:
自らを「芸術」として完結
批評家の浅田彰さんの話 71歳は早すぎるけれど、見事な生涯だった。音
楽家でありつつ、自然を守る社会活動家でもあったことは、坂本さんにとっては何の矛盾もなかった。全ての自然の恵みを受け取り、自らの中で反響させ、美しい音として奏でる。それが彼の人生そのものだったから。ジャズもテクノも何でも完璧にシュミレーションできる人だったが、闘病すら糧に、最後に「自分の音楽」にたどりつこうとしていたように思う。自らの人生を「芸術」として完結させる、真の芸術家の生き方をみせていただいた。