8月のお茶のお稽古



今月は珍しく水曜日のお稽古日。そして珍しくやっと3人そろいました。
ところが、Noさんのご主人が野球をやっておられて、滑り込みの際、足を骨折だとか。奥さんのNoさんが西江寺の境内の階段から落ちて肩を骨折、ご主人が家事全般をやっておられたのに、奥さんのケガがやっとよくなって車の運転もできるようになった矢先、今度はご主人とか。70代は気を付けないと・・・でした。そして、いつものようにNoさんからは敬老会のお話を聞きました。前日にあった音楽会には180人の参加があったそうです。冷房の効いたホールで一人づつお茶のペットボトルももらえて得だから敬老会入りなさいと言われましたが、私も先生も入っていません。地域に3つほどある敬老会ですが、地区の敬老会に入らなくても選べるんだとか。今のところ両親の世話に忙しいので敬老会に入っても催し物にも顔を出せないので、入会は考えていません。でも、顔を出せばたくさんの同世代の仲間がいるというのは良いことだと思っています。

前日の夜8時前に震度3の地震がありました。テーブルをつかんで揺れがいつまで続くのかゾッとしましたが、Noさんは、散歩中、池田のNaさんは、温泉に出かけていて気付かなかったとか。かなりの地震だったのですが・・・その後,お母さんの具合は?と聞かれて、今度は父が…と我が家の事情もお話しして、今年最後と言われて出された冷たい紫蘇ジュースをいただいて、まず、私から水屋へ。
蝉籠に生けてあるのは白とピンクの木槿
青い麻地に「夏日来る涼風」の色紙がかかっています。
棚は、塗りを施していない桐の丸卓(じょく)です。
水差しは真っ黒な地に色鮮やかな絵が描かれたオーストリア製の壺の見立て使い。
上に棗(なつめ)を置きなさいと言われたので、着物の袖にトンボが飛んでいる絵が描かれた棗を選びました。”誰が袖(たがそで)棗”というそうです。
それから笹の絵が描かれた京茶碗に布巾と茶筅をセットして、代え茶碗には平茶碗を選びました。

主菓子は切子のガラス製の大皿に用意されていました。
 

お茶をニ服点て終わって、
柄杓を棚に飾るとき、
いつもは水を切るために
どっぷり鉄瓶の湯につけて湯返しをします。
ところが、生地のままの棚は濡れてもいいので湯返しなしとのこと。
初めてのことでした。蓋置は、白磁の七宝透かし。


先月お休みだったNaさんの番です。
棗はタイ製の黒漆に金彩が入った変形器を使いなさいと先生が。
蓋を開けるときについ摘みをつまんで先生から注意。
摘みはつまんではいけません。蓋の両側をもって開けます。
お茶碗は緑の葉で笹かと思ったら竹でした。
代え茶碗にガラス器を。撫子の絵が描かれている涼しげなもの。
海外旅行でガラス器を買って見立て使いにするときは要注意。
熱湯を入れても大丈夫か聞いておかないといけません。
日本で手に入れる場合は、お茶に使う夏茶碗は耐熱なので大丈夫。

Naさんが選んだカニの蓋置。Noさんは今回もお客さんのみで来月からお稽古再開。
最後に、9月のお稽古日を決めて終わりました。