彼岸花を訪ねて・・・

◎18日の敬老の日、5時ごろに家を出て久しぶりに坊の島の田圃へ向かいました。

そろそろ彼岸花が咲いているかな…と思って。毎年お彼岸の頃に行くと既に満開の時を過ぎているので、今年は少し早めに出かけることに。

 

鍋田川にかかる竹下橋から東の空を見ると、入道雲が見えました。

新しい道路が田圃を横切ってからというもの、父のカメラの被写体になっていた田園風景がすっかり変わってしまって足が遠のいていました。

 

三本あった糸杉も、台風被害にあって、まともに立っているのは一本だけに。

 

あぜ道の彼岸花を探してみると、蕾が多くて、まだ少し早いかな。

田圃の水はまだ抜いてなくて、10月の稲刈りまでもう少しありそうです。

咲ききっている彼岸花を求めて北の田圃を目指します。

 

用水路沿いに北に向かい田圃が途切れるところで橋を渡って、今度は下ってきました。

この頃はあぜ道も機械で草刈されて、バッサリ刈り取られていますが、

所々に、数本の彼岸花だけ残してある箇所もあります。

 

畑が、百日草やマリーゴールドなどのお花畑になっているところも。

 

畔の彼岸花が西日を受けています。

そろそろ出口、というか、父がよく撮っていたあぜ道は舗装されて見る影もなく

東西に走る大きな道路が出来てから近づかなくなりました。

行き止まりで直角にカーブしている新しい道路。

この道路が我が家の南の住宅街を通る狭い道と直結する地図があるそうです。

今はここで段差が出来て畑になっていますが・・・「もし、貫通するとどれだけの住宅が立ち退くことになるのか」と、畑仕事中だった女性は「そんな話」と一蹴でした。

貯水場の傍の道を辿って通学路の二中道に向かうところで、真っ白な刺繍の飾りのついた日傘をさして、これまた白いレース編みのショールを掛けて、白い上下の素敵なドレス姿の女性が来られました。思わずお顔を見てしまいましたが、キチンとお化粧をされていて、ご挨拶してしまいました。なんて言ったのかな~思わず口から出たのですが、『綺麗になさって』とか『涼しそう』とか言ったのでしょう。「いえ、いえ、汗かいてます」と仰って、「お出かけですか?」と言ったら、「一日一度はキチンとして、外に出て歩くようにしてます。今は、そこのコンビニへ」と仰って、歳の頃は80代の半ば過ぎぐらい。『素敵~』と思いました。

坊の島の田圃彼岸花。まだしばらくは大丈夫かな・・・