9月のお茶のお稽古

◎先月のお稽古で一寸反省することがあったので、今回は1週間ほど前から森下典子さんの「日日是好日」を読んで備えました。年数こそ10年以上になりますが、月1回のお稽古で、その日しかお茶道具を触らない私。なかなか身に着かないのを先生が心配されているらしいので、それに、最近はいつも私が1番に始めることが決まってしまったようなので、一寸、勉強していくことに。玄関わきのブッドレアが咲いています。

この日(22日金曜日)は、先生と出身高校が同じで、今年、約70年ぶりの再会を果たされたHさんのことをお伝えしました。Hさんは、どこかでヨガもやっておられて、私たちの先生のヨガ教室に20年ほど前、入会。8月の休み明けの今月、Hさんの姿はなく、毎日のように家を訪ねておられたYさんのお話では、認知症が進み、施設に入ることが決まったとか。そのHさん、お茶の先生にご自分の着物を全部譲るため今年連絡を取って再会したとヨガの時、嬉しそうに話して下さっていたのですが。

お部屋に入ると、先月まではクーラーが入っていましたが、9月のこの日は、南側にはスダレが下ろしてあって、お座敷も控えの間もガラス戸全開。扇風機が回っていました。炭火が入った風呂釜は熱湯です。

掛け軸は「秋菊、佳色あり」。

お花は、小さな高砂芙蓉と八重の木槿(むくげ)。

主菓子と干菓子

真ん中右の白いお茶碗は出石焼。左の乳白色のは萩焼。左端は芙蓉の花の絵柄。

私は出石焼と、菊の絵模様の京焼を替え茶碗に選びました。

水屋の仕組の前の様子。お茶碗を選んだり、茶巾を絞ったりします。

桑の木の小卓。今回は、予習のお陰で流れが分かっていたのであまり注意を受けないで何とか二服のお茶を点てることが出来ました。

終わった後の柄杓と蓋置のお飾り。水差しは丹波立杭焼

棗(なつめ)は初めて見る『雪吹(ふぶき)』棗。

蓋の角は丸くなく斜面になっていて、そこだけ根来塗(ねごろぬり)になっています。

柄杓と蓋置のお飾りが、初めて見る飾り方。

三人目は立礼式。筒型の水差しは萩焼

雪吹(ふぶき)棗の蓋には菊と桐の花が金彩で描かれています。

テーブルの上のお茶碗は萩焼かな。

終わって来月のお稽古日を決めて、Noさんのお庭の早稲の柿が色づいたからとお土産に

柿の実を戴いて、外に。山に近いNoさん宅も、駅に通じるバス道に近い先生宅のご近所

にも猿が屋根伝いに下りてきているそうです。柿の実はカラスにつつかれるとか。

玄関を出たところに白い実が鈴なり。珍しい紫式部の白です。

玄関先の右手にあるブッドレアの紫の花穂(トップの写真)が西日を受けているのを見て、先生が「和名が、なんとか言うのよね…」と仰ったので、調べておきますねと。

家に帰って検索すると「フサフジウツギ」と書いてあるので、たぶん「房藤空木」。