「スターウォーズ・完結編」

◎24日火曜日、軽トラの八百屋さんで野菜類を買って家の中に入ると、夫が「映画行くんなら今日はどうだ」と言うので「それもそうね」と、「カツベン」は時間が合わないので12時20分の「スターウォーズ」を見に行くことに。昼食を早めに済ませて、12時少し前に歩いて出かけました。

 ちょうど午前中で学校が終わる終業式の日らしく、下校中の二中生の一団や、曲り池のあたりでは萱野小学校の子どもたちに」出会いました。一人、リュックのなかから中の物がはみ出して落ちそうになっているので、「バッグ開いてるよ、閉めないと」と声を掛けたら、男の子が立ち止まって振り向いて「閉められへんねん」と。「そうだったの~ごめんね~」と先を急ぐ私は歩きながら。

大事そうに作品を抱えている子や、友達同士おしゃべりしながら帰る子や、破けそうなくらい物が入ったビニール袋を2つも重そうに下げて歩いている子も。明日から冬休みですね。これは、明日からだと混むかもしれないから今日は良かったかもと二人で。

スターウォーズは、二人の息子が小学生の頃に千里中央の映画館で観たのが最初。日本公開は1978年だそうですから今から40年も前のこと。全9話の真ん中4,5,6話が先に映画になって、そのシリーズを見ました。その後、1,2,3のシリーズが映画化され、これはテレビで見たのか、そのうちの1話は映画館で観たか・・・あまり覚えがありません。女性が主人公になった7,8話の最後のシリーズになってから又映画館で観るようになりました。その第3シリーズの最後で、全9話の最後が今回の作品。

IMAXの3Dで見ることにしたのですが、一人2000円(シルバー)という料金にちょっと驚きました。以前IMAX(マイケルジャクソンだったかな)観たときこんなに高かったっけ?という感じでした。中に入ると中高年というより高齢者が多かったかな。暗くてわからないですが、子供たちは学校だし若い人たちは仕事だし、昼間っから映画が見られる身分は高齢者しかいないですね。

さて、猛烈な映画。最大級の音で戦闘シーンばかり、爆発、衝突、崩壊、殺戮、衝撃、轟音・・・凄まじいばかりのエネルギーです。ジェダイの末裔、レイを演じる女優さん(デイジー・リドリー)は素晴らしい。ライトセーバーの光る剣の殺陣シーンが抜群のカッコよさ。懐かしい面々も登場。ルーク(マーク・ハミル)もレイア姫(キャリー・フィッシャー)もあれから40年以上です。ハン・ソロ(ハリソン・フォード)も。最後は帝国軍を破って人民軍(ピープルと言ってますが日本語訳はこれ)が勝利。総集編の祝祭気分でイウォークの可愛い姿もありました。(トップと↓2枚の写真は懐かしいシーンを)

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第一シリーズのルーク・スカイウォーカーの時に、製作者の日本の時代劇への憧れからジェダイと名付けられたとか、柔道着のようなルークの衣装とか、ライトセーバーの戦い方が剣道からきていることなど日本との関りが面白かったのですが、内容も、「昔、昔、あるところに…」日本のおとぎ話「桃太郎の鬼退治」の宇宙版、アメリカ版と言えなくもない。出だしは「A long time ago in a galaxy far, far away……」ですし。

こじ付けは別として、設定を取り払うと、とても真面目な親と子、善と悪(ダークサイド)の物語です。勧善懲悪、悪者退治の話にも見えますが、メインは一人の人間の中での善と悪の葛藤とそれを克服する勇気を描き、かつ家族の縦と横の関係、血筋とか兄妹愛とか2代、3代と続く血脈や血統、受け継がれる志の物語でもあります。

圧倒的な音響と映像の中で2時間半近く。ふ~っと大息をついて映画館を出ました。 アメリカ映画の凄さの一面ですね。大金をかけてトンデモナイ映画を製作し、それを回収してかつ利益を上げる勢いがあるということです。

夫は山の道具の店モン・ベルでヤッケの修理を頼むので付き合えと。久しぶりにモールの方へ。新箕面駅(地下鉄御堂筋線の延伸終着駅)の完成を当て込んでか、イオンの建物が建て替え工事中です。千里中央豊中箕面吹田市民が利用しますが、新しくできる駅は箕面市民だけ?です。トンネルの向こうの森町(しんまち)や彩都(さいと)の人口増を当て込んでのことなのか?思惑通りになるかは分かりません。

明日はクリスマス。今日はクリスマス・イブ。広場にはイルミネーションの準備ができているようです。ショーウィンドーにもクリスマスツリーが見えます。今年は、クリスマスの小物も出さずじまい。年と共に、家の中も殺風景になりそう。というより、時間の過ぎるのが矢のように速くて、追っつかない。出したり入れたりが追い付かないというのが本当のところ。

帰りも唐池公園の中を通り抜けました。

ほとんどの木が葉を落とし

残っているのも枯葉です。

手前の一本だけが

未だ紅葉しています。

きれいな紅葉です。

 

板橋の小学生「僕らが”ちんじょう”したわけ」と「輝く日本の一人当たりGDP急落は2001年」と「辺野古移設工期2倍」など

◆子どもは日本の未来。学校でのいじめや貧困、教育費の高騰。私たちからすると今時の子育ては大変だと思いますが、それでもめげずにスクスク育つ子どもたちには希望がもらえますし、親御さんや周りの大人たちの努力には感謝です。東久留米日記さんの19日のブログに紹介されていた何とも可愛くて素敵な小学生の記事です:

◆それに引き換え大人の世界の何とすっきりしない事か。もう何年もこういう事態が続いています。そろそろダーティな人たちにはお引き取り願って新しい年は心も新たに清らかにスタートしたいところですが: 

内田樹  @levinassien 12月23日

安倍首相はもしかすると日本が世界で輝いていて、景気は成長し続けていて、雇用環境はよくなっていて、女性は活躍していて、有権者は安倍政権がいつまでも続くことを願っていると本当に思っているのかも知れないそうじゃないと恥ずかしくて身が細ると思うけど、なんか幸せそうだし。

引用ツイート

位置@ファンタジー馬鹿 @ichitawake 12月23日

三越本店の報道写真展見学は毎年恒例だが今年はなぜかちょっと話題になったね。なにせこの鈍感さだしな→安倍首相「日本輝いた年」 報道写真展を鑑賞:時事ドットコム

◆これも「東久留米日記」さんから。

森泉岳土@マンガ『村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」』
@moriizumii 12月22日

「日本が世界の真ん中で輝く」ってそんな良いことに思えないんだよね、べつにそれよりお気に入りの喫茶店がつぶれないとか、好きな書店で財布を気にせず本を買えるとか、戦争の影におびえないとか、強姦犯がきちんと監獄に入れられるとか、そういうほうがいい。 

 ◆次も同じく「東久留米日記」さんから。孫崎氏が引用されているグラフがすごい:

孫崎 享 @magosaki_ukeru ·
凄いグラフ。1993年位一人当たりGDPは世界の4位急落が始まるのは2001年の小泉首相の時から。そして小泉首相時リストから消える小泉首相の時郵政民営化等。日本の資金が米国へ。その小泉政権を日本国民は熱狂して支持。今日の安倍首相も同じ。

内田樹氏のツィッターで見つけた東京新聞12月22日の前川氏のコラム。伊藤詩織さんの事件の問題点がとても明快に書かれています。出された逮捕状がなぜ途中で引っ込められたのか、それを明らかにすればこの問題は解決です。司法の忖度を問題にしなければ、被害者がこの国では悪者になり、首相のお友達なら犯罪を犯しても警察や裁判所に守られるというバカげたことに:

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辺野古の海の埋め立ては、普天間基地の危険を一刻も早く解消するためではなかったの?それが、5年の倍の10年がかりとは。理由は後付け、何が何でも辺野古は埋め立てるという強権アピールで沖縄を押さえつけるという安倍政権の無茶苦茶: 

内田樹さんがリツイート

布施祐仁 @yujinfuse 12月22日

これは、もう「詐欺」と言ってもいいと思う軟弱地盤があるのは以前から分かっていたのにずっと隠してきて、選挙の時には「一刻も早く普天間の危険性を除去するためには辺野古移設しかない」と沖縄県民を欺いてきた。10年で終わる保証もないし、その間、莫大な税金が湯水のごとく注がれることになる。

this.kiji.is

伊藤詩織さん、民事勝訴で刑事不起訴の本当の理由とは・・・

◆伊藤詩織さんの民事勝訴についてのツィッターを読む前に、維新の反対で図書館司書を増やす法律が流れたことについて。維新は一体何を考えているのか:

内田樹さんがリツイート

47NEWS @47news 12月19日

維新「司書はAIで代替可能」 唯一反対、増員決議できず

◆伊藤詩織さんの事件は、逮捕状まで出ていたのにどうして逮捕に至らなかったかが大問題。どうして日本のメディアは突っ込まないのか。被害者が非難される日本の風潮を問題視し、司法が安倍政権の言いなりだということを批判し報道することの方が大事だと思います:

内田樹さんがリツイート

俵 才記 @nogutiya 12月19日

朝日新聞、お前もか

「伊藤詩織氏が勝訴」の記事を読んでの思いです。

山口敬之氏の逮捕が直前に中村格刑事部長の指示により中止になった経緯や背景、そしてこれまでに明らかになった事実を何故書かないんだ

それを知って初めて勝訴の意味が分かるはずだ。「検察が官邸の支配下」にあることも。

引用ツイート

前川喜平(右傾化を深く憂慮する一市民)@brahmslover  12月19日

山口敬之の伊藤詩織さんに対する行為が民事では不法行為とされたのに、刑事では不起訴とされた理由として、メディアでは「性犯罪に関する法が不備」とか「刑事と民事で立証の困難さが違う」とか言われているが、本当の理由は「検察が官邸の支配下にある」ということだ。

 ◆これも内田樹さんのリツイートです:

◆ ハフポストの記事:

◇これについて、太田弁護士のコメントです: 

内田樹さんがリツィート

 弁護士 太田啓子 @katepanda2 10時間
伊藤さんが受けたバッシングの苛烈さは歴史に残るレベル。法的責任を問えるものがいくつもありそう性被害者への攻撃は、「声をあげるとああなるのか」と私達に学ばせてしまい将来の被害告発の声を予め塞ぐという罪深さがあるこの責任を問うことには大きな意味がある。が、大変なこと。敬意しかない

◆首相との会食 に応じている限り、まともな報道姿勢があるとは思えない。毎日新聞が桜問題や伊藤さんの問題で厳しく追及しているのは、会食を断ったからだとしたら:

内田樹さんがリツイート

鮫島浩 @SamejimaH 12月20日

安倍首相と親密な元TBS記者の逮捕状取り消しを追及する日本の全国紙は毎日だけか安倍首相と官邸キャップの会食を欠席し桜を見る会を厳しく追及し続けているのも毎日編集幹部が自らツイッターで報道姿勢を連日説明しているのも毎日。

他の新聞は何しているのだろう。差がどんどん開いていく。

引用ツイート

齊藤信宏 @nobusaitoh 12月20日

「山口さん、あなた自身、長い間記者をしていた。重罪事件の逮捕状が取り消された例を知っているか? あなただけ『上級国民』扱いを受け、他の人は刑務所に入るってことをどう感じますか?」

mainichi.jp

◆見て気持ちの良いものではありませんが、女性が女性を貶めるこの国の国会議員のレベルがわかります: 

◆最後に今朝の「shuueiのメモ」さんが取り上げておられた辻仁成氏の記事を:

www.designstoriesinc.com

ハッピーサンデイ

冬至の今日は午後から雨の日曜日になりましたが、今朝は新婚ほやほやの若いカップルを迎えて楽しいひと時を過ごしました。2日前、駅向こうの従弟の奥さんから10月末に結婚した次女夫婦が、従弟の母親の姉にあたる母に顔見せの挨拶に行きたいと電話がありました。「2人?」「いえ、4人で」「はい、日曜ね、お待ちしてます」。

土曜日、街へ出たついでに、昔からあるお菓子のお店「エピナール」で、先日山口のWさんが来られた時、今年の年末は受験がないので東京の娘さんが男の子3人を連れて帰省、お正月は大阪と聞いていました。たくさんのお土産のお礼をかねて、このお店自慢の生チョコを送ったついでにレモン味のケーキを買い求めました。

従弟は母親が糖尿病だったので、兄弟共に注射を毎日打っている糖尿病患者なので、母と共に甘いものは控えないといけません。丸ごとのケーキを買えば適当に大きさを調整できるのでホールケーキを買うことに。真ん中に穴が開いて、砂糖がかぶせてある富士山型の小さなケーキを買って、10時半の予定時間に合わせて、薄いの厚いの取り混ぜて8つに切り分けておきました。(1切れは午後のお客さんのために)

10時半、チャイムが鳴って出ると4人が揃ってご挨拶。すぐ隣の母の部屋に入ってもらうことに。父の遺影もあり、まずは叔母さんにという従弟たちの思いもありますので。私はすぐ我が家に戻ってポットのスイッチを入れて、ケーキをお皿に乗せてフォークを添えて準備。二階の夫に声をかけてから隣へ顔を出して、コーヒーを用意するので我が家にどうぞということに。テーブルを真ん中に出して3つの椅子を足して7人がうまく座れるようにセッティングしたので、それぞれの席にご案内。母もみんなを見渡せる席に。岸和田出身のナイスガイのお婿さん、笑顔が素敵な若者でした。

結婚式のプロが写したアルバムのような写真本を見せてもらいました。総勢120人ほどが出席したホテルでの結婚式。二次会はフェスティバルホールのビアホール?を借りて100人近く。あのホールの赤いじゅうたんの大階段に全員そろっての写真は見事でした。すでに、緑地公園駅のすぐそばのマンションから二人とも大阪へ出勤。仕事の話を聞いたり、我が家の二人の独身の息子たちの話になったり。大昔の私の大阪の勤め先と同じところに勤務している彼女と、仕事場の建物の話になったり、夫の7回の転職の話になったり。久しぶりに若い世代と話ができて楽しかったです。(上のお皿は今日お祝い返しに頂いたもの)

若い二人のなれそめは、友達を介して紹介され、5年後にまた同じ友達の仲立ちで再会、それで何とか20代の最後にゴールインだとか。仕事も私生活も充実して新しい家庭を持った若い人たち。ハッピーなひと時でした。

午後からは、先週、山口のWさんが来られた時、手作りの散らし寿司が入っていたタッパーを取りにSさんが。半分ほど残っていた散らし寿司はその日の夕食に頂きました。母が能登干し柿をお礼にと言っていましたので、それをタッパーに入れて置いていました。Sさんも今月初めに東京で長男さんの2度目の挙式で上京。その時の写真もスマホで以前、見せていただきました。

Sさんは、お友達にもらったという母へのプレゼント持参です。直径1メートルぐらいの丸い焦げ茶のウールの生地の真ん中に丸い穴が開いています。ここに首を突っ込むのではなくて、両手を入れます。すると半円になったものが背中で2枚重ねになって暖かい肩掛けになります。

Sさんが来られたら、母にも声をかけることになっていたのを思い出して、帰りかけて玄関にいるSさんを呼び戻して、隣の母を呼ぶことに。母は頂き物の金沢のお菓子を準備して待っていた様子。

このお菓子箱を送ってくださった方は、父と一緒にニュージーランドへ旅行に行った帰り、成田空港で両親が荷物を待っているとき、同じく女学生の二人連れが待っていて、その一人が、母の石川なまりに気づいたのか、お故郷(くに)はどこですかと聞かれたそうです。母が大聖寺というと、私の両親も大聖寺ですという話になり、それ以来30年ほど年賀状のやり取りをしているのだとか。

その彼女、ご親戚の紹介で大聖寺の方と結婚されて東京から加賀市へ。今回、合同句集を母が送ったところ、ご丁寧な感想文のお手紙が届き、昨日お菓子が届いたというわけです。詰め合わせの半分をSさんに包んで渡し、残り、甘そうなのは避けて、芝舟という生姜糖を絡めた煎餅ならいいかと母が口にしていました。私も生姜が効いた独特の懐かしいお煎餅を食べながら、母の女学生との出会い、それから長年続く二人の年賀葉書のやり取りの話を聞いたのでした。

空港の荷物待ちでの出会いがそんなにも長く続き、欠礼の葉書で東京のご両親が亡くなられたことも知っていたとか。今回の句集の感想文に、昨年相次いでご両親をなくされて塞ぎがちだったのに句集の母の句を読んで元気が出たとありました。不思議なご縁であり、俳句がそんな働きもするのを知って驚いてもいます。

(ケーキは食べてしまったので、ロシアの木製砂糖ツボと食器の一部を写真に)

再稼働反対金曜デモと『消費増税を考える』(「特別な1日」さん)

昨日20日は再稼働反対の官邸前デモの日でした。いつものように「特別な1日」さんからデモの様子を。今回のタイトルは:

今週の水曜のヨーガ、始まる前の30分ほどが日本の政治経済状況の話なんて言うと大げさですが、いわゆる主婦の井戸端会議的なボヤキ話になりました。先生が日経新聞をよく読んでおられて、まず話題提供、周りが感想や意見を言って話が続くという感じ。結論の出る話ではないので、結局、日本のどうにもならない現状をみんなで再確認してボヤいて終わるという感じですが、大事な話だから話しあった30分は無駄ではないと締めくくる方もいました。

その時の話の一つがSPYBOYさんが挙げておられる最初のテーマの消費税についてでした。結論というか、景気をよくするには賃金を上げるしかない。だけど企業は上げない。これをどうやって解決するのか。強権の安倍さんが最後にできることはこれしかないという意見も。私は、自分のことしか考えない安倍さんのせいで政治がこんなになってるのに、安倍さんに期待するのも出来ると思うのも見当違いじゃないか、と話し合いが終わっているので仕方なく心の中で。

★「特別な1日」さんでは、より具体的に考え方が4つに整理してあります。その部分を引用です:

 経済政策と言うと難しく感じますけど、方向性はこんな感じで分類できるのではないでしょうか。

企業優先/人々優先、税を上げる/下げる、賃下げ(規制緩和)/賃上げ。オプションを整理してみます。


A案.金融や規制の緩和や円安で先に企業を儲けさせて、そのあと人々に行きわたらせる(トリクルダウン)
アベノミクスの6年間を振り返るだけでも、無理ってことはよほどのバカでなければわかるはず(笑)。


B案.消費税などを減税して、人々の可処分所得を増やす。
消費減税はお金を使っているお金持ちほど有利な政策です。これ以上格差を広げてどうする。


C案.所得税法人税・消費税などを増税して、人々に医療や福祉、教育などの給付を増やす。
→これが北欧のやり方です。ただし税の使われ方に国民が納得しなければ無理ですから、現金だけでなく現物給付、などを組み合さなければならないでしょう。地方分権も必要になる。増税の財源は、ベストは相続税100%。それが嫌なら所得税の累進税率アップや法人税増税ですが、それだけでは財源が足りないですから、消費増税もやむを得ないのではないでしょうか。老後や教育費の負担が減れば、人々はお金を使うはずです。


D案.賃上げして、人々の可処分所得を増やす
→日本以外の先進国は殆どこれをやっています。ただ賃上げしろと言っても企業が賃上げするわけありませんから、これは最低賃金をあげていくしかない。 

★これで考えると、確かにCとDを組み合わせて、お金を持っているところ儲けているところから税金で取って社会保障、医療、教育を充実させて将来の生活の不安を除去し、使えるお金が少ない人たちの給料を上げることで消費を促すしかないわけです。これを政策にして選挙で訴えて有権者が選ぶというまともな民主主義政治を取り戻したいですね。

 ということで、今週も官邸前へ
 真冬の抗議もこれで何年目でしょうか(笑)。今はもう全然慣れました(笑)。手慣れたもんです。それでも今日は暖かでした。今日の午後6時の気温は13度、参加者は200人弱くらい。

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 ★ここで取り上げられているのが関西電力原発事故が起こった時点で、関電は原発依存度が高いことをもっと真剣に考えるべきでした。あの時点で方向転換できなかった経営陣。その原因が原発産業との癒着(わいろ)であったことが今回バレたわけですから、罪は深い。ガスも電気抜きでは利用できないので、ここは、関西のエネルギーについて抜本的に考えてほしいところですが、大阪万博と都構想しか頭にない大阪府にはあまり期待できないし、何とかしたいですね~近畿圏。ブログ記事から:

自業自得とはいえ、関西電力が迷走を続けています。

歴代トップや原子力関連幹部の金銭授受を受けて設置された第3者委員会の結論が遅れているため、次期社長も決められず、核ゴミの中間貯蔵施設の場所など山積する経営課題に取り組めないそうです。日経には、今の社長も体調不良で記者会見以降、公の場に出て来ない、と書かれています。

★★★タイトル前のイントロ部分も読みごたえ十分。是非、直接こちらのブログで:

『消費増税を考える』と『1220再稼働反対!首相官邸前抗議』 - 特別な1日

☆最後に、これも記事の中で紹介されているものですが、こういうのを読むと私は今の若い人たちの素直でストレートな反応にツンと来て嬉しくなって日本もまだ大丈夫じゃないかと思いたくなります:

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NHK大河「いだてん」と終わったドラマについて

15日(日)、NHK大河ドラマの「いだてん~オリムピック噺~」が最終回を迎えました。1964年の東京オリンピック開会式と古今亭志ん生ビートたけし)「富久」がどうやって終わるのか興味津々でしたが、いつもより長めの1時間、収まりきるのか心配なほどエピソード満載の賑やかさでしたが、うまく収まりました。大満足でした。

なるほど最後に神木隆之介くんの”五りん”があんな風につながるとは。母親はハマ(杉崎花)さん、父親は金栗四三中村勘九郎)の弟子でオリンピックを目指していたマラソンランナーの小松勝(仲野太賀)。学徒出陣で神宮球場で雨の行進をして、満州志ん生の落語を聞いて「富久」は絶品と言う言葉を残して戦死した小松勝の忘れ形見が「五りん」くんでした。

田畑政治(安倍サダヲさん熱演)の「私のオリンピック」が「みんなのオリンピック」になったのは「私」がオリンピック精神と合致していたからですね。(↓番組スタート時点のキャストの写真。不祥事で途中降板したピエール滝さんの写真も)

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最終回、ちょっと顔出し出演者の豪華だったこと。脚本の宮藤官九郎さんもタクシー運転手で出演。スタンドにはロサンゼルス大会の日本水泳陣の斎藤工林遣都の老いた顔もあり、挙句には加納治五郎と共に五輪招致を目指していた90代の可児が遺影を掲げた姿まで。コンゴの陸上選手二人だけの出場は否応なく、金栗四三三島弥彦生田斗真)のストックホルム大会を思い起こさせます。

東京オリンピックが終わった3年後、ストックホルム大会ではレース途中で行方不明になったままの金栗さんに、一通の手紙が。これは話題になりました。これを最後に持ってきました。粋な計らいで55年がかりのマラソンを完走することに。
あの時(64年の東京五輪)は確かに「世界に見せたい日本」がありました。この時の思いが来年受け継がれるのか。私利私欲の「私」しかない首相のもと、アンダーコントロールの嘘と不明な金で呼び込んだと言われる来年の「東京五輪」が何を世界に示すというのか・・・を考えさせて、見事な「オリムピック噺」でございました。

ところが月曜日の新聞によると

視聴率が最低を更新したとか。

今までは平清盛が最低の一つだったそうです。

あの頃はまだ次男が家から通勤していたころ。

三人で平清盛を毎回楽しみに見ていましたので、

この時も視聴率が悪いと知って意外でした。

 秋の連続ドラマが次々と最終回を迎えています。

・面白かったのが生田斗真主演の「俺の話は長い」(日テレ、土曜日)。ニートが主人公の珍しい設定でしたが、家の建て替えで期間限定で転がり込んできた姉(小池栄子)一家とのドタバタ?毒舌のやり取りが凄まじい。不登校の娘(清原果耶)もかなりのもの。母親(原田美枝子)は、高齢になっての男手は何かと便利でニートも深刻ではない。へ理屈と皮肉の長話が有効なコミュニケーション力を発揮して、不登校の中3娘も登校できるようになり、ぎくしゃくしていた姉夫婦と親子の関係もうまく解決。最後には自分も一歩踏み出してみようかな…というハッピーエンド。

1時間ドラマを二つに割って別々のタイトルをつけるという新しい手法も。プロデューサーに懐かしい櫨山裕子氏の名前。櫨を「はぜ」と読むと知ったのは20年ほど前のことでした。

・「シャーロック」(フジテレビの月9)、現代風のシャーロック・ホームズ(ディーンフジオカ)とワトソン(岩田剛典)が難事件を解決する一話完結でありながら全体がつながっている話。最終回は犯人もろとも海に身を投げる獅子雄で終わりますが、二人の行方は不明。謎解きが楽しいし、間に入るディーンフジオカの奏でるバイオリン演奏もよかったです。

・「G線上のあなたと私」(TBS、火曜)は、大学生(中川大志)と仕事と結婚の両方を失ったアラサー(波留)とアラフォーの主婦幸恵(松下由樹)が真於先生(桜井ユキ)のバイオリン教室でトリオを組んで、最後は、真於先生の結婚式で演奏。幸恵の励ましで8歳違いを克服して二人が結ばれるというお話。

・「グランメゾン東京」(TBS、日曜)。木村拓哉鈴木京香のおじさんおばさんコンビ。周りを沢村一樹及川光博、ライバルに尾上菊之助、若手の玉森裕太。途中数回見なくなりましたが、最終回はまだ。三ツ星が欲しいのは何のため、誰のため?という話になり、結局なんとなく見てしまうことに。

・「4分間のマリーゴールド」(TBS、金曜)キリエの同名の漫画が原作で、手を合わせると最期が見えるという特殊能力を持つ救急救命士花巻みこと(福士蒼汰)が血のつながらない姉(菜々緒)の運命を知って、兄廉(桐谷健太)と弟藍(横浜流星)とその母(麻生裕未)との1年の暮らしを描いたドラマ。最後は二人の結婚式の場面で終わりました。結局、倒れても4分間以内に心臓マッサージをすれば助かるというお話ですが、命の限りを知ったとき人は1日1日がどれだけ大切かという真面目な内容。

みことの特殊能力の設定が一寸ついていけない話ですし、ナレーションのフレームがつくと感情移入できない距離を感じます。父亡き後、母親がカメラマンとして家を空けて稼ぎに出る。その結果、長兄廉は家長代行、高校中退して今は警備会社勤務。末っ子藍は家族の料理担当。知り合った一人暮らしの和江おばあちゃん直伝の煮込み料理が得意の料理男子となる。料理の専門学校へ進みたい藍に、廉は社会に出てからは大卒が有利と成績優秀な藍に大学受験を勧めて譲らない。

大学受験の当日、試験を受けずに帰った藍に兄廉はつかみかかる。兄の気持ちは分かるが進路に関しては譲れない藍は追い詰められて、話を聞いてくれないのなら母親に相談すると口走る。小さい藍の母親代わりを務めてきた廉には全てを否定されたも同じ。

やけ酒で二日酔いの朝。前夜姉の沙羅から「好きなことをやるんなら収めるのも自分で」と励まされ、兄のみことからも「自分がもう”ちび助”じゃないことを分かってもらえるようにすれば」と助言を受けた藍は、勝手に受験しなかったことを詫びたうえで改めて自分と将来を信じてほしいと料理へのあつい思いを話し、無口な藍の口癖「おかわりあるから」と言い添えて廉の前にお粥の入ったお椀と匙を置いて学校に出かける。

藍の作ったお粥は二日酔いの廉の体に染み入るような美味しさ。もはや藍は昔のちび助ではないと悟った廉、涙と嗚咽で飲み込むお粥は、廉が背負い込んだ責任を立派に果たせた成果であり、巣立った藍を認め役割を終えた寂しさの混じった味がするに違いないという素晴らしい場面でした。藍の自立と重荷から自由になり諦めていた恋人を追いかける廉の二人を描いた第7話が最高でした。

追加:

mdpr.jp

 

伊藤詩織さん勝訴!と「男女平等指数、過去最低121位」と「相模原事件を考える」他

◆伊藤詩織さん、勝訴!

 内田樹氏のツィッターでもツィートが取り上げられて:

▲Karyn NISHIMURA @karyn_nishi 2時間

裁判は「合意のない性行為」を認めるけど刑事事件にならない。これはおかしい。

日本で「合意のない性行為」と「レイプ」は違うという事でしょうか?

 

想田和弘 @KazuhiroSoda 1時間

これって「強姦」じゃないの?→判決では「酩酊状態にあって意識のない原告に対し、合意のないまま本件行為に及んだ事実、意識を回復して性行為を拒絶したあとも体を押さえつけて性行為を継続しようとした事実を認めることができる」伊藤詩織さんと元TBS記者の民事訴訟

www.huffingtonpost.jp

BBCでも速報だそうです:

◆最近、日本は先進国じゃないという統計がたくさん出ます。これもその一つ、男女平等指数。特に政治分野がひどい:

内田樹さんがリツイート

 

中野晃一 Koichi Nakano 

@knakano1970 

12月17日

 

日経読むような人によく認識してもらいたいな、これ。日本は先進国最低というかもはや異常値のレベル、そしてアジアのなかで遅れているということ。ジェンダー後退国、サンキュー安倍政権。

男女平等指数、日本は過去最低の121位 政治参画遅れ: 日本経済新聞

www.nikkei.com

◆「東久留米日記」(https://higasi-kurumeda.hatenablog.com/)さんが取り上げられていた記事。相模原事件を起こした被告の青年と面会した牧師さんの言葉です:

・なにかにかぶれたわけでも、外国からの輸入でもない、日本生まれのナチズムなんですよ。戦後70年の中で培われて至ったものがナチズムだった。そのことはショックでした。

・僕は植松君が「生きる意味がない命」って言ったのは、時代のことばなんじゃないかと思いました。彼だけが言っていることじゃなくて、時代に貫かれた価値観のようなものがある。 面会時に、ようするに役に立たない人間は死ねと言いたいのか、という質問を投げかけると「生かしておく余裕はこの国にない」というような意味のことを答えました

いろんなものが崩壊した平成の30年間に固まったものがあります自己責任社会です。「迷惑は悪だ」という道徳を生み出しました。人に迷惑をかけるぐらいなら親が責任を取って息子を殺す時代なんです自己責任論が徹底され、人に迷惑をかけてはいけない、自分で自分のことができないやつは死ね、というようなことになった。これは植松君の言っていることと同じですよ。(後半から有料記事になります・・・)

mainichi.jp

◆これも「東久留米日記」さんのブログからです:

小泉環境相のスペインでの演説は、聞いていて恥ずかしいような演説でしたが、そのことについて:「日本政府の対外的な情報発信能力の低さは、政治家が全くその訓練をされていないことが大きい。彼らを甘やかしているのが、実は記者クラブ制度が生み出した「特殊な記者会見のあり方」であることは、あまり知られていない

@Holms6·

この記事はよく書けている。官僚と政治家の関係を書いた部分など実に辛辣で正鵠を射ている政治家の記者会見は予め質問が通告されており、官僚が用意した答を政治家は読み上げるだけ。外国人記者の咄嗟の質問に安倍は顔面蒼白になり答えられなかったという。