「国連人権理事会と国連安全保障理事会」と西光寺裏山へミツバツツジを訪ねて・・・

🔲またアメリカに「追随、遠慮、配慮?」して『棄権』?

国連の人権理事会は、ガザ地区での停戦や、イスラエルへの武器の売却停止を求める決議を賛成多数で採択しましたが、アメリカなどが反対し、日本は投票を棄権した。 国連の人権理事会は5日、スイスの国連ヨーロッパ本部で、ガザ地区の人権状況をめぐる決議案の採決を行い

🔲NGOスタッフ7人がイスラエル軍の攻撃で死亡:

国連の安全保障理事会でガザ情勢をめぐる緊急会合が開かれ、イスラエル軍の攻撃で国際的なNGOのスタッフが死亡したことについて各国から厳しく非難する発言が相次ぎ、さらにイスラエルが先週安保理で採択された停戦を求める決議に反して攻撃を続けているとして、多くの国が

↓ 北小学校の校庭の周りの桜

◎7日の日曜日、そろそろ、三つ葉ツツジが咲いているのではと思って、お花見客で大盛況の桜のトンネルを抜けて北小正門前から西へ。ドライブウエイを横切って竹藪を北へ。いつものコースで急坂を登って西光寺への道を辿る途中で、ある人と出会いました。何となく二人同時に挨拶を交わして、マスク姿の方に「・・・知ってますよね」と私。その方も「はい」と。「中学校?かな」「いえ、1か月で大阪だったから」「小学校?」「はい」と。「い組?」「はい」ということで、小学校の同窓生に会いました。

火消しの組みたいな「い」と「ろ」の2組の学年でした。この辺りに住んでいて月初めに西光寺の境内の掃除をしていると言われるので、お茶仲間のNさんのことを話すと、「はい、会長さんです」とのこと。卒業して68年、一度も会ってお話したことないのに、なんとなくわかるもんね~と二人して、同窓生のあの人この人の情報交換して、分かれました。

裏から階段を上って、手洗い場の横の階段で上の本殿へ。枝垂れ桜が咲いています。

いつものように家内安全を祈ってお参りして本殿横へ。椿と桜が咲いていました。

誘われるように裏山へ。坂を上って左の下りは一の橋から滝道へ。右の登り道はミツバツツジを経て風の杜へ出る山道。左を行くとすぐあの美しい色のミツバツツジ

奥には桜も。ミツバツツジと桜です。

つづら折りの坂を上がると白い花と葉が同時に出ているオオシマ桜に出会いました

その先のつづら折りを上に行くと昨年より一層背の高くなったミツバツツジが見える

この辺りにはミツバツツジが植えられていて、テーブルや木の株状の椅子まである小さな広場があります。満開の大株が。↓これは花の裏かな~

回りこんでみると・・・こちら側が花の表かな

その先の坂道を上ってみると

振り返るとあのツツジ。ここより上は無いかなと、お茶で一服して下ることに。

あのオオシマ桜のカーブを下ると、前方にホテルと左にエレベーター塔が見えます。

裏から境内に入るところにシャガの花が咲いていました。

ツツジを見て写真を撮って、下って来る時、曲がり角で又先ほどの同窓生のM(旧姓HS)さんに会いました! 知り合いと会ってお喋りをしていたんだとか。

急な坂道の途中なので街が見下ろせます。3月23日の北急の新駅開業で、阪急箕面駅前の住民は千里中央行のバスが無くなって、却って不便になったという話や、サンプラ1号館の建て替えで沢山のお稽古事のグループが行き場を失って大変な思いをしている話など、またお喋りをして、4年後の建て替え完成まで元気で生きていようね…と言い合って別れました。

今年の桜はとても長い間楽しめました。この日が最終の日曜日、朝から桜のトンネルの花見客の人出は多かったようです。

今までは知る人ぞ知るの古い住宅街の桜のトンネルでしたが、どうもSNSで拡散されているようで、今年は遠方からの若い人たちの訪問客も目立ちます。帰りに並木を通ると、若いグループがダンスシーンを動画に収めている様子。相変わらず賑わっていました。週明けから雨の予報なので、これが最後かなと思っていましたが、昨日は小雨、今朝は雨と強い風。桜は散ってるかな~

自民・谷川議員『離婚しづらい社会健全』」「米TIME誌『統一教会、今度は米国に照準』」「馳知事『ボタンティアが少ない』」と「万博どこでも爆発」など

★朝ドラが4月から新しく「虎に翼」がスタート。笠置シズコさんの活躍を描いた「ブギウギ」は歌って踊ってお芝居ができる主役の趣里さんあってのドラマでした。私は出だしのカバーの頬がこけた骸骨みたいな操り人形が『怖い感じ』でイヤでしたが・・・で、新しく始まったドラマは、快調な出だし。母親の思いも重ねてトラちゃんの進撃が始まりますが・・・

🔲学問における女性解放を目指している母娘の前に立ちはだかるような自民党谷川議員の発言<「離婚しづらい社会」は「健全」>発言。簡単に離婚できない社会は良い社会という意味だとしたら:

内田樹さんがリポスト

「そうやって女の可能性の芽を摘んできたのはどこの誰?男たちでしょ」
「自分にその責任はないと?それならそうやって無責任に娘の口を塞ごうとしないでちょうだい」
朝ドラでこの名台詞が流れた当日の国会質疑でこれ。
イムリー過ぎるやろ。
引用
 
 
@kyodo_official

◇発言の主、谷川つとむ氏とは:

谷川とむ氏wikiより
・父は元自民党参議院幹事長
東海大教養学部(偏差値40-47.5)→僧侶→俳優→阪大院→出馬→比例でギリ当選
公職選挙法違反の疑いがあるとメディアから指摘あり(Facebook広告)
憲法9条を含む日本国憲法の改正に賛成
・統 一 教 会 の学習会に 参 加 歴 あ り
 
既に指摘されていますが、政治家が「離婚しにくい社会にしよう」と公言したら、離婚が減るのではなく、結婚が減ると思います

🔲統一教会は日本を『仕上げた』と思ってる? のか、次のターゲットはアメリカ!

米TIME誌ですごい統一教会特集記事が出た!
一年以上の時間をかけた取材の成果は、日本の全報道を合わせても足りないかもしれない情報量
 
なにせ、世界レベルの旧統一教会の足跡を追っている
 
統一教会は日本政府に浸透しました今度は米国に照準を合わせます
2024/04/04
引用
 
 
Charlie Campbell
 
@CharlieCamp6ell
Been over a year reporting but my deep dive on the Unification Church is finally live! Very grateful for all those who graciously shared their experiences. time.com/6961050/unific

🔲馳石川県知事、今頃「遅い」とか「ボランティア不足」とか:

>馳知事「被災者にとってはとにかく遅いというのがわたしの実感。復旧が進まない理由の1つがボランティア不足。」
 
いや、だから、お前が維新の音喜多と一緒になって、来るな来るな言うてたからやろ? そんなことも知らんと思ってるの?
 
馳知事「被災者にとってはとにかく遅いというのがわたしの実感。復旧が進まない理由の1つがボランティア不足。3月末迄に派遣されたボランティアはの46000人。同じ期間で東日本大震災が44万人、熊本地震は10万人。それに比べ少ない現状です」
 
この流れは馳知事の責任でしょ?
 

◇不思議でしたね。なんであの時期に『行くな』の掛け声。国会議員もそれに応じたのではなかった?道路状況が原因だったかも。それを乗り越えてでも行こうとするボランティアを断ったのは何が理由だったのか?

🔲ボランティアを管理下に置こうとする馳知事こそ自由なボランティアの阻害要因?

 
住友陽文
 
@akisumitomo
馳知事は、能登地震の復旧の遅れの原因は、ボランティア不足だという。馳知事は、ボランティアを管理することにばかり気を遣って、個人レヴェルのボランティアは「二次被害につながる」として歓迎しなかったのではないか。ランティア不足は知事本人にもあるだろう。 x.com/8mkPkSr46Ti5ua…

内田樹さんがリポスト

ヴォランタリーというのは「自発的な」「志願の」という意味だが、こうやって「ボランティア」を県の管理下において自発的に動かないように管理してその統制下に置いているということを世間に見せつけるのが、このグロテスクな図だ。そこでは馳知事が訓示を垂れて「出陣式」をやるわけだ
引用
 
 
宇宙の父ブースカちゃん
 
@Booskachan_Ver2
石川県は、ボランティアを馳の前に整列させて、激励という名目のマウンティング儀式までやってる。
馳や石川県は、ボランティアを県のヒエラルキー下で「管理・支配」する「無償の労働力」と考えている。
県組織の管理キャパシティを超えるボランティアが入れないと思う。 (・ω・)
 
住友陽文
 
@akisumitomo
馳知事は、能登地震の復旧の遅れの原因は、ボランティア不足だという。馳知事は、ボランティアを管理することにばかり気を遣って、個人レヴェルのボランティアは「二次被害につながる」として歓迎しなかったのではないか。ボランティア不足は知事本人にもあるだろう。 x.com/8mkPkSr46Ti5ua…

🔲裏金問題を抱えたままの世耕氏、近大の入学式で祝辞だそうです:

近畿大学の入学式で理事長の世耕弘成氏が祝辞。「立派な社会人として巣立っていただきたい」と。収支報告書に記載しない裏金額が1500万円以上。脱税の疑いもある。それが「立派な社会人」と言えるのかな? 戦前勢力と戦い清貧を貫いた祖父とあまりに違う。人生を見つめ直せ。

 

🔲常時ガス抜きの煙突を立てているという万博会場。それでも爆発。本当に出来るの?

万博会場に行くことが「ロシアンルーレット」になってきた。開催すべきではないことは明らかだ。どうしても開催するというなら、万博協会は「会場では爆発の危険性がある」ことを来場者に告知するべきだ。その場合でも、大人は自分の判断で勝手に行けばいいが、子どもたちは絶対に行かせてはならない
引用
 
 
適菜収(新刊『安倍晋三の正体』発売2ヵ月で5刷)
 
@tekina_osamu
関西万博どこでも爆発】【4月12日までは何度も同じことを書く
万博を中止した場合の違約金は、4月13日以降は2倍以上の約844億円に膨れ上がる。もう無理なのだから、やめるなら今ここまで来たらやめられないというなら、戦争末期の日本軍と同じ。

 

 

 

「(憲法を考える)その参拝『私的』なのか / 陸自・海自から靖国へ 問われる政教分離」(朝日新聞)

◎昨日、6日の土曜日、近くの桜のトンネルでは、お花見客の車とカメラマンで賑わっていました。ノロノロ運転の車も歩道の人波もみな上を向いてお花見です。丁度、入園式帰りで記念写真を撮っている親子連れも。

🔲陸上自衛隊幹部の靖国参拝はやはり「公務」だったと国会で追及:

返信先: さん
「有事には米軍の指揮下に自衛隊が入るのか?」という国会質問への防衛省官僚のウソ答弁もそうですが、最高指揮官の内閣総理大臣が自国民にウソつきまくっても全然処罰されないのだから、防衛省自衛隊も平気でウソをついて自国民をだますようになった。自国民を守る気ない。
引用
 
 
川上芳明
 
@Only1Yori
【拡散】「陸自靖国参拝 やっぱり公務」「黒塗り文書 作成は装備計画部」
穀田恵二議員(日本共産党)が黒塗りなしの原本を独自入手し追及
(4/3 衆院外務委員会) 穀田議員GJ👍国会でウソ答弁の木原稔防衛大臣は辞任せよ!
#陸自靖国集団参拝
#木原稔防衛大臣の辞任を求めます
 
 

🔲国民には内緒?で『軍国主義』復活が進んでいるように見えます:

今日本のテレビは大谷を報じない日はないが、自衛隊靖国神社に接近してる怖ろしい事実を何処も報じない。幹部自衛官靖国集団参拝に始まり、元海将靖国トップへの就任。どこもテレビは報じない。だから国民はみんな知らぬ自民党と極右勢力が一体化して背後で着々と進めている自滅戦争の準備。

🔲宗教学者の島薗氏が朝日の記事を紹介:

内田樹さんがリポスト

<公費支出は「違憲」> 政治の動きに一定の歯止めをかけようとしてきたのが、司法だ。下級審段階で判断は分かれているが、首相の靖国神社参拝を「違憲」「違憲の疑い」とする判決がいくつか出ている

🔲大事な記事だと思って残しておいたのですが、島薗進氏が紹介されていたので改めて取り出してみました。憲法について考える切っ掛けと視点が得られる内容なのでコピーと書き移しで記録しておきます。3月26日(火)の朝日新聞です。

◇1985年の中曽根康弘首相の靖国神社公式参拝までは政教分離はかなり厳格に守られていたのに・・・

    MMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMM

 陸上自衛隊海上自衛隊の幹部を含む自衛官らによる靖国参拝が相次いで明らかになり、「政教分離に反するのではないか」などと議論を呼んでいる。陸自の1月の靖国参拝について、政府は「私的な参拝」で問題はないとの見解だ。自衛隊員にも信教の自由があり、参加者全員がそれぞれ自由意思に基づいて休暇を取得。玉串料も私費で支払ったことなどを根拠とする。しかし、日本国憲法政教分離規定が設けられた歴史などを考えれば、額面通りに受け止められない。政教分離の意味を考える。

 規定で断った国と神道の結びつき表す

 自衛隊靖国神社の集団参拝をめぐり、3月6日の参院予算委員会で質疑があった。
 有村治子参院議員(自民党自衛官靖国神社参拝について何が適切であり、どのような課題があると防衛省として整理されたのか」

 木原稔防衛相「参加者全員が自由意思に基づく私的参拝と認識したうえで、休暇を取得し、玉串料を私費で支払った私的参拝だ。(部隊参拝を禁じた)事務次官通達に違反するものではない」

 この答弁は、首相の靖国神社参拝を正当化する際に繰り返し示されてきた政府の見解と相通じる。首相にも「私人」としての信教の自由はあるが、公人の立場の参拝であれば憲法政教分離の制約を受けるという考えだ。

 挙げられた4条件

 もっとも歴史を振り返ると、1980年代前半までは政府は政教分離をなるべく厳格にとらえようとしてきた。

  例えば、75年8月15日に三木武夫首相(当時)が、戦後の内閣総理大臣として初めて終戦記念日靖国神社に参拝した。その際、(1)公用車は使わない(2)玉串料は公費で出さない(3)記帳には肩書をつけない(4)公職者を随行させない、という四つの条件を挙げ、三木首相の参拝を「私的なもの」と説明した。

 80年11月の参院議院運営委員会の理事会では、「内閣総理大臣その他国務大臣としての資格で靖国神社に参拝することは違憲ではないかという疑いをなお否定できない。国務大臣としての参拝は差し控える」との見解を示した。

 流れを変えたのが、中曽根内閣の官房長官の私的諮問機関「閣僚の靖国神社参拝問題に関する懇談会」の85年の報告書だ。「政教分離に抵触しない何らかの公式参拝の途がありうる」と踏み込んだ。

 懇談会のメンバーには憲法学者芦部信喜学習院大教授(当時)も参加し、「(内閣総理大臣が)宗教団体である靖国神社に参拝することは、目的は世俗的であっても、その効果に置いて国家と宗教団体との深い関り合いをもたらす象徴的な意味を持つ。国家と宗教との関り合いの相当とされる限度を超え、違憲と言わざるを得ない」とする意見を述べた。

 しかし、芦部氏は法律雑誌に寄せた論考で「私の意見は全くの少数説となった」と記している。85年の終戦記念日中曾根康弘首相(当時)は靖国神社への「公式」参拝に踏み切った。

 公費支出は「違憲

 政治の動きに一定の歯止めを掛けようとしてきたのが、司法だ。下級審段階で判断は分かれているが、首相の靖国神社参拝を「違憲」「違憲の疑い」とする判決がいくつか出ている。

 例えば、中曽根首相の参拝をめぐる訴訟阪高は92年7月、儀礼的・習俗的なものとは言えないなどとして「違憲の疑いがある」と述べた。小泉純一郎首相の参拝をめぐる裁判では、阪高が2005年9月、本殿に参拝した首相の行為を「宗教的意義が深い行為」などとして、憲法が禁止する宗教的活動にあたると判断した。

 参拝ではないが、愛媛県による靖国神社への玉串料などの公費支出の合憲性が争われた裁判では、最高裁が97年4月に「違憲」と断じた

 「明治維新以降、国家と神道が密接に結びつき、種々の弊害が生じたことを踏まえ、新たに信教の自由を無条件に保障しその保障を一層確実なものとするため、政教分離規定を設けるに至った」と政教分離規定が生まれた経緯に言及。県による玉串料などの支出は、「特定の宗教への関心を呼び起こす」とし、「社会的儀礼に過ぎない」という県側の主張を退けた

 

続いて、隣のコラムを写真で:

憲法を考える 視点・論点・注目点

形見の『童心』と「台湾東部の地震」と「NTT株を売って防衛財源に」「下村氏、日米安保体制について『放言』」「裏金問題」など

◎近くの桜並木の北半分の古木が満開を迎えました。トンネル完成です。

◎昨日は久しぶりにSさんが午後から雑誌を持って来られて、二人でお茶とお菓子を戴いてお茶飲み話でした。その前日のことですが、午後、チャイムが鳴って外に出ました。見知らぬ高齢の男性が傘を持って立っておられて・・・可愛い小学校の頃の面影しかなかったので、カナダのSさんの弟さんだとは!! お姉さんが、昨年5月に病気で亡くなったことを伝える訪問でした。左の手には紙袋。

その紙袋を戴いて家の中に入って開けてみたら「童心」と名付けられたSさん手書きの色紙立てでした。弟さんが芸術家の姉を思って形見のような記念品を準備されていたのでした。Sさんも喜んでおられるでしょう。

前夜には山口のWさんにも電話でお伝えして、昨日はSさんと、しばし、在りし日のSさんを偲びました。年を重ねるということは、こういうお別れが待っているということですね。

台湾の地震、ビルが傾いたり、山崩れがあったり…いつも日本の災害時にはいち早く救援隊を送ったり募金が届いたりの台湾です。今回はお返しをしなくちゃと思っています。

🔲素早い取り組み:

台湾の避難所「地震から2〜3時間後には設営が終わりました」
 
石川県知事「地震から13日後に現地入りしました」

🔲能登半島地震の時の我が国の県知事や首相の対応と比べると、雲泥の差です:

日本じゃ、総理も県知事も現地入りはおよそ2週間後😩
引用
 
 
ジミーちゃん
 
@0816Jimmy
 
 
埋め込み動画
0:37
すごい、台湾 花蓮縣長(県知事)が市長と共に現場入りして、現場指揮官から状況報告を受けている

🔲テレビのニュースでは傾いたビルの取り壊しの工事が始まっている台湾ですが:

めっちゃ早いな、輪島市の五島屋なんて4ヶ月経った今でも傾いたまま残されてるのに。 それだけ花蓮では能登半島よりも復旧や復興に人を入れてるのが可視化されてるな

🔲日本の通信や通信網という大事なインフラを売り払っても大丈夫なんでしょうか:

なるほど。これが特級のお土産か。レイムダックのバイデン大統領からの国賓待遇のご招待に報いるために、NTTを外資に売っ払うというわけなのか。本当にこの国は救いようのないところまできたね。
引用
 
 
バジ🐒選挙で変えよう
 
@bazyry2hashiru
NTTを失ってしまったら、有事の際に電話など通信が使えなくなるということも起こり得る。こんなリスクも考えず、防衛財源のためにNTT売却に動いている自民党は国防など全く考えていないことの証明。
#NTT法廃止で日本は滅ぶ #売国止めろNTT守れ
 

🔲どうして何もかもアメリカ優先、アメリカ頼みなんでしょう:

国賓待遇で行われる4月の首脳会議で岸田首相は自衛隊(員の命)を米軍に差し出す予定 自衛隊の指揮権を米軍に渡すことは我が国の主権を放棄することです。もっと報道されるべきなのにこの国のジャーナリズムは機能を失っています。

 

🔲下村氏、分かっていたなら何故やらなかった???

で、下村氏のこの発言が嗤うべきものでしかないのは、「自民党が70年この方本来の保守政党の政策をなぜやってこなかったのか」という自問がないから。問いの答えは簡単だ。…
 
自民党保守政党ではなく、従米売国利権屋元ファシスト集団にほかならない。そんなことはちょっとした知識があれば誰でも知っている。
 
即座に回答できるこの問いを下村氏が自問したならば、普通の羞恥心があれば、到底生きてはゆけないね。生存本能のせいでこの問いを問わないのかなwww
引用
 
 
白井 聡/Shirai Satoshi(新刊、『マルクス 生を呑み込む資本主義』出ました)
 
@shirai_satoshi
下村博文日米安保体制の現状を痛烈批判!!ww
 
自民党は結党70年近くなるわけですけども、本来の保守政党としての政策をやってこなかった憲法改正もしてないし、日米安保条約についても、集団的自衛権を含めた日米地位協定もそうです。…
 
これだけ米軍基地が日本にあってですね、アメリカの大統領が日本に来る時、成田や羽田を経由しないんですよ。横田基地から来て、正式な通関なしで入国できるっていうのはですね、まさに日本が独立国家じゃない証でもあるわけですね。その間、羽田空港の飛行機の離発着が相当制限される。これが当たり前にできてしまっていることが、自民党が本来の保守政党ではないということでもある」
死亡(社会的な)がほぼ決定すると正しいことを言い出すな。死んでから言っても手遅れなんだけどな。
「森会長の時にスキームはあった」「岸田は首相の座を追われる」下村博文文科相の大放言(FRIDAY)

🔲裏金問題、ズルズルと・・・

裏金が3000万円未満なら起訴しない」や「5年間の政治資金収支報告書の不記載額が500万円未満で派閥幹部なら処分は厳重注意という形だけ」とかこんなルール勝手に自民党と検察が作ってるだけなのに、メディアはなんで傍観垂れ流しだけなんですか? 国が壊れてるでしょう?
引用
 
 
武田砂鉄
 
@takedasatetsu
党の多くの人がやってるからと裏金作って、バレて、党の幹事長による注意。 「5年間の政治資金収支報告書の不記載額が500万円未満で、派閥幹部でなかった議員については、幹事長による注意にとどめる」

山崎 雅弘さんがリポスト

本人たちは捕まらない特殊詐欺グループのリーダーみたいな構造だ。 【一覧表あり】岸田首相が責任とらない自民党の「処分」 二階俊博氏や森喜朗氏も「不問」で収まるのか東京新聞 TOKYO Web

内田樹さんがリポスト

みんながそれぞれに都合の良い嘘をつき、何が本当だったのか分からないまま。500万円(大金だ)の線引きも意味不明。そして、誰の都合の処分なのか?何ひとつ国民の疑問に答えていない。
 

映画「オッペンハイマー」を見て・・・

昨日は近くの映画館でアメリカ映画「オッペンハイマー」(クリストファー・ノーラン監督)を観てきました。夫の友人から直前にIMAXでというお薦めもあって二人で大音響のIMAXで観ることに。

上映時間3時間ですが、会話劇で始まる、全く息をもつかせぬという感じの3時間でした。天才物理学者であり、後に「原爆の父」と呼ばれるようになった、広島・長崎に落とされた原爆を作ったオッペンハイマーキリアン・マーフィー)のお話ですが、映画は時間が錯綜して描かれ、原爆開発に至る過去はカラーで、現在(50年代以降)はモノクロで、それに登場人物も多くて、アメリカの現代史を知らないで見ていると複雑で、ついていけなくなる時も。

戦争映画でもなくて、最後まで観ると、この映画は人間の一寸した劣情(性的な意味ではなくて)、卑しい思い、この映画の場合は、嫉妬、ヒガミとかネタミという感情に駆られるとトンデモないことになるというお話のようです。原作があってピューリッツァー賞を受賞しているというので、なるほどと思いました。最初と最後にその原因となるシーンが印象的に挟まれています。 

映画が公開されるとチラシは手に入らないので、先月、この映画館で「ゴジラ―1.0」を見た時、前もってチラシを貰ってきました。

☆チラシのストーリーです。

第二次世界大戦下、アメリカで立ち上げられた極秘プロジェクト「マンハッタン計画」。これに参加したJ.ロバート・オッペンハイマーは優秀な科学者たちを率いて世界で初となる原子爆弾の開発に成功する。しかし原爆が実践で投下されると、その惨状を聞いたオッペンハイマーは深く苦悩するようになる。冷戦、赤狩り―激動の時代の波に、オッペンハイマーはのまれていくのであった―――。

世界の運命を握ったオッペンハイマーの栄光と没落、その生涯とは。今を生きる私達に、物語は問いかける。

☆「マンハッタン計画」では、ニューメキシコの砂漠の中、ロスアラモスに原爆を開発するための町から作るというのですからスゴイです。バケツリレーや竹やりの日本がアメリカに戦争を仕掛けたのですから、当時の指導者は何を考えていたのかと思います。

ソ連が台頭してきた第二次大戦後、米ソ対立が激しくなり冷戦期に入った1950年代、アメリカ国内では共産主義思想の弾圧が厳しくなり、密告が横行するマッカーシズムの『赤狩り』の時代になりました。この時代をテーマにした映画、シドニー・ポラック監督の「追憶」(ロバート・レッドフォードバーブラ・ストライサンド)が印象に残っています。

★映画の原爆実験のあの凄まじい核爆発シーン。IMAXの音響でさえ身体に堪えましたが、あの爆発で、生身の人間がどうなるか、想像できない人間はいないはずです。広島、長崎の被爆者のシーンが無くとも誰だって想像できるはずです。

さて、この映画、とても人間臭いというか人間的というか…。ルイス・ストローズというアメリ原子力委員会の委員長で、水爆実験をめぐってオッペンハイマーと対立する人物がいます。これを演じているのがロバート・ダウニー・Jr.ですが、印象が強烈な人物です。

映画は原爆を開発した「原爆の父」オッペンハイマーが、研究の成果である原爆の非人間的な結果に苦悩し、水素爆弾では反対を唱えるという過程を描いてるのですが、もう一つのテーマがあるように思いました。それが、このルイス・ストローズという人物で、この人のオッペンハイマーに対する嫉妬から始まった物語が描かれていると言っても過言ではないと、最後のシーンを見てそう思いました。

最後に、Wikipediaから3月16日の安全保障理事会での国連総長アントニオ・グテレスさんの言葉をコピー:

 「この作品の『続編』が現実のものとなれば、人類は生き延びることができない」

 

4日で、公開されて一週間、話題作となっているようですが、特に被爆地の広島・長崎で観られているそうです:

映画「オッペンハイマー」が被爆地・広島で見られる理由 「映画だけでは語りきれない原爆の恐ろしさを伝えたい」 映画をきっかけに広がる思い (msn.com)

★追記:7日のippoさんのブログの記事を:

米下院の共和党議員ウォルバーグ「ガザを長崎や広島のようにすべきだ。早く終わらせられる」 - ippo2011 (hateblo.jp)

「森友問題”初めての明るいニュース”」「OEDの日本語”金継ぎ”」と「パレスチナ『土地の日』」と「私たちの出来る事」と「大阪万博と府知事」

◎今朝は雨ですが、晴れの日の若木の桜。古木はまだチラホラ咲きです。

🔲赤木雅子さんが求めていた”財務省と近畿財務局が提出した資料”、国の審査機関が開示すべきとの判断:

何かあったらまず隠す。裏金問題まで続く共通点。
 
公文書の改ざんをめぐり財務省が自殺した財務省職員の妻に対し関係の文書を開示しない決定をしたことについて、国の審査機関が決定を取り消すべきとの判断
赤木雅子さん「この裁判で初めて明るいニュースだと思います」

🔲オックスフォード辞典(OED)に新たに加わった日本語が23語。主に、食材や料理の名前などとか。『異世界』はアニメからかな。漆で欠けた陶器を修復する技術の『金継ぎ』は「百万本のバラ」で加藤登紀子さんが訪ねたジョージアの女性監督がその精神を映画のテーマにしていました:

『オックスフォード英語辞典』に日本語由来の外来語が23語入った件。東京外国語大学が協力したとある。 記事内で挙げられているのはkatsu、donburi、onigiri、santoku、okonomiyaki、omotenashi、kintsugi、isekai(異世界)。isekaiが英語で使われているという話はあったけど辞書にまで載るとは。
 
 
小川公代
 
@ogawa_kimiyo
英ガーディアン紙がオックスフォード英語辞典(OED)に日本語由来の言葉として新たに”カツ””どんぶり””おにぎり”を含む23語が加えられたと伝えている。
今回”金継ぎ”(kintsugi)が入ったのは人間の不完全さの価値が受け入れられ”回復”の大切さが認知されるようになったからだ

🔲ロシアのウクライナ侵攻と、イスラエルのガザ爆撃、殲滅の蛮行と何が違うのか:

大阪万博へのイスラエル参加について、「ロシアと同列に扱うことは適当でない」と万博担当相。 政府は、ロシアが「いのち輝く未来社会のデザイン」という万博のテーマと相容れない理由は国際法違反と答弁している。イスラエルを容認するのはダブルスタンダードというほかない。

🔲「国際社会の目はイスラエルに厳しい」:

国連安全保障理事会は先月25日、即時停戦を求める決議を採択。国際司法裁判所は同28日、ガザへの人道支援など追加の暫定措置を取るよう命じた。国連のグテレス事務総長も「国際人道法違反だ」と明確に非難している。あの米国ですら、イスラエルに即時停戦を求める安保理決議に拒否権を発動しなくなり、高まる国際社会からの批判に音を上げている。

日本政府が大阪万博イスラエルの正式参加を認める決定をしたことが、なぜ国際社会において大いに問題となるのかを解説しました。ご覧下さいませ。 大阪万博イスラエル正式参加…「いのち輝く」理念から乖離も日本「NO」言えない情けなさ nikkan-gendai.com/articles/view/ #日刊ゲンダイDIGITAL

 

◎いつも読ませていただいているお二人のブログに3月30日のパレスチナ「土地の日」が取り上げられていました。知らなかったので検索してみました。

土地の日に - 青空学園だより (hatenablog.com)

『0330パレスチナ土地の日全国一斉行動』と映画『アバウト・ライフ 幸せの選択肢』(人生の答え合わせ) - 特別な1日   (hatenablog.com)

パレスチナ「土地の日」ってどんな日?

JVC パレスチナ

2021年3月30日 

 

今日3月30日は、パレスチナにおける「土地の日」です。1976年3月30日に、イスラエルが何百万平方メートルものパレスチナ人の土地を奪ったことにより発生した事件が発端となっています。この日、土地接収の際に衝突があり、6人のパレスチナ人が死亡し、約100人が負傷しました。6人のパレスチナの人たちがイスラエル警察に射殺された事件を悼み、毎年3月30日が「土地の日」とされました。1976年以降、毎年この日にはパレスチナ難民の帰還のための大行進など、パレスチナの各地で抗議活動が行われています。

 

2018年の「土地の日」から、ガザでは大規模なデモが続きました。この一連の抗議デモは「帰還のための大行進(The Great Return March)」と呼ばれ、イスラエル軍が非武装の市民に対し、殺傷力の高い武器(蝶弾丸)を国際法違反でありながら使用したことにより2018年4月17日までに31人が死亡、1,600人超が負傷しています。そして30,000人以上がこの運動に参加し、不法なパレスチナの占領の終結と、帰還権を求めました。

 

赤十字国際委員会、保健省、国境なき医師団をはじめとして、現地で活動している複数の支援団体や、ガザで病院、診療所、移動診療所の設置を行ったNGOの医療従事者によると、デモ初日の重傷者は1,010人にのぼっています。そのうち、75%以上(758人)が、銃撃により負傷しました。    (JVCパレスチナ事業のブログより一部引用。詳しくは⇒国際協力NGO JVC世界での活動|日本国際ボランティアセンター (ngo-jvc.net)

パレスチナ「土地の日」ってどんな日?|JVC パレスチナ (note.com)

🔲ガザのために何かできることを・・・イスラエル産の商品を買わない、ボイコットならできるということで、すでに行動を起こしている人たちがいて、紹介されていました。イスラエルは果実の輸出国なんですね。「ポッカレモン」や「なっちゃん」もだそうです。「特別な1日」さんからコピーです:

 

ボイコットの資料を作ろうと思ってざっと調べていたのですが、わかる範囲で、このジュースたちは原材料原産地イスラエルミニッツメイドはセーフっぽいけどコカコーラ社なんだよな。 ポンジュースとか、日本産の柑橘系ジュースをえらぼ! (間違いや、他にも情報があれば教えてください)

🔲ビートたけしさんも「万博より被災地優先……」。普通なら、誰でもそう思うでしょう:

🔲批判に敏感に反応する府知事。今回は万博批判者を締め出す発言:

批判する者を「アンチ」呼び。ファクトチェックと称した批判封じで市民の投稿を晒した維新。「維新は改革をやっているから憎まれやすい」「デマに対応」と当時の吉村知事発言。不都合な真実を「デマ」と言うのが維新twitter.com/oneosaka_factck asahi.com/articles/ASP2W

🔲吉村府知事の万博”出禁”発言は、化けの皮が剝がれる発言。維新の馬場氏のフォローにもならないフォロー「イッツ・ア大阪ジョーク」に、日本中学生新聞くんは:

万博に行くか行かないかは個人の判断で自由になりますが、大阪府知事、万博協会の副会長の立場である吉村洋文氏の発言として個人に対して「禁止」の言葉は大阪ジョークではなく、いじめに該当します。
 

 

連続ドラマ「不適切にもほどがある」とNHKスペシャル「下山事件」と中国映画「小さき麦の花」

◎桜並木の桜の木。ソメイヨシノの寿命が80年ですので、入れ替え時期を迎えて大半が若木になっています。この時期、桜の花のトンネルで箕面の山と宿泊施設「風の杜」の建物が見えることはなかったのですが、今は、こんな風にまる見えです。

昨日の4月1日4時半ごろ、少し西に傾いた太陽の光を受けて咲いている桜

クドカンこと宮藤官九郎さんの脚本で10回の連続ドラマ「不適切にもほどがある」が先週金曜日の3月29日に最終回を迎えました。毎回、劇中ミュージカルが挟まれてユニークにもほどがある!ドラマでした。バックトゥザフューチャーと同じタイムスリップ物語で令和と昭和を行きつ戻りつのお話がとても面白く為になるお話。

☆最後は令和も昭和も否定するのではなく、お互い良い所も悪いところもあって、『寛容に、大目に見れば…』と歌い上げてミュージカル仕立てで終わりますが、どうも、昭和に戻った先生は、令和に学ぶところ『大』だったらしく、とても女性や人権に配慮できる”イイ先生”になっちゃって・・・↓矢嶋さんのツィート、さすがドラマの神髄を: 

#不適切にもほどがある 登場人物達が往来した時間は日本の失われた30年なんだと思うと、これからの30年をどう生きるかを考える、大事なドラマだった。そして渦中の人間にとっては"今"をどう生きるかって事だった。人間はさほど変わりはしないが、世の中は変わってゆく。粋なテロップ👍お疲れ様でした🍀

 

3月30日(土)NHKスペシャル「未解決事件・下山事件

朝日新聞のテレビ番組欄の紹介では、第1部が「シリーズ第10弾ついに占領期最大ミステリー国鉄総裁謎だらけの死、検察捜査の知られざる舞台裏を実録ドラマ化」。

第2部は「スクープ資料徹底追跡事件はアメリカの謀略なのか? 96歳の新証言2重スパイの闇が」。

★新しい事実『韓国人の二重スパイ』を取り込んだ今回のドラマは、脚本が「透明なゆりかご」の安達奈緒子さんでした。アメリカの原爆投下で敗戦した日本、既に世界は米ソの冷戦体制下、米国の単独占領下にあった日本は、独立や民主化の課題は否応なく占領軍であるアメリカを相手にすることに。10万人の首切りをアメリカから押し付けられた下山国鉄総裁や、捜査に携わった担当官、新聞記者たち当時の日本人の闘いが時代を伝えてリアル。東京地裁の主任検事を演じた森山未來さん、好演。重要場面での煙草が効いていました。

☆「パンとサーカス」(島田雅彦)はこの事件のレールの先の半世紀以上も後の日本をエンタメを装って明らかにした小説でしたが、このドラマは半世紀以上遡って当時の日本人の苦悩を描いたリアルなドラマでした。「ソ連アメリカの2重スパイ」が韓国人であったことから、日本政府は韓国人の所為にして終わりとしたようですが、他者の所為にしてウヤムヤにしてしまう(アメリカが絡めばウヤムヤにされる)のは変わっていません。

(写真はコチラから:NHKスペシャル 未解決事件

3月31日(日)のお昼過ぎ、配信で中国映画「小さき麦の花」を見ました。説明を徹底的に排したセリフの極端に少ない映画で、淡々と人間の太古からの営み、土を耕して麦を育てるという日常を映します。(中国公開は2022年夏)

★厄介者の男女二人(女性の方は足に障害も)が無理矢理結婚させられるような出会いから、大切なロバとの新生活。土と雨と風と光と、麦と、ツバメ。大地を相手に黙々と耕し、種をまき、育て、収穫する。土と水を泥にしてレンガを作り、家まで造る二人。

二人は互いを思いやり、慈しみ、たまに諍い、許し合い‥‥人間の営みの原点のような暮らしの厳しさと喜び・・・を説明抜きで見せられていくうちに、まさに二人に魅せられていくのです。

段ボール箱を孵卵器にして卵を孵す印象的で美しいシーン)

☆夫が読んでいた中国の農業についての本の中に、この映画のことが書かれていて、中国で大ヒットしたが、2か月後に突然上映・配信中止になったそうです。そういえば、政府の住宅政策で、泥レンガ造りの家を重機で潰していく場面が何回かありました。有償で集合住宅へ移す政策に反していたり、昔ながらの暮らしで上昇志向が無くても幸せな二人の生き方が理由かな。

昨年のベルリン国際映画祭の星取りでは、驚異の4.7点(5点が満点)をマーク、金熊賞最有力と絶勝されるも無冠。しかし、中国で公開されるとレビューサイトでも本年度中国映画ベスト1の評価を得てじわじわ広がり、公開後2か月経ってからTikTockが火付け役となり、若い世代を中心に、興行収入トップに躍り出る大ヒットを記録。<奇跡の映画>とまで呼ばれた。

映画『小さき麦の花』公式サイト (moviola.jp)

1983年、中国・甘粛省生まれ。2003年、国家ラジオ映画テレビ管理幹部学院(現 山西伝媒学院)卒業。これまでに5本の長編映画を監督し、人と人との関係性や土地、急速に変化する中国の片田舎の“家族”や“生”や“死”に焦点を当ててきた。また、撮影は主に親しい友人や親戚と共に、監督自身の故郷で行っている。これまでの作品はベネチア、カンヌ、ベルリンの世界三大映画祭に出品され、『僕たちの家に帰ろう』は2014年東京国際映画祭コンペティション部門に出品、日本でも公開された。長編6作目となる本作では自身の故郷・甘粛省張掖市花牆子村を舞台に、貧しい農民夫婦が、逆境の中でお互いを思い、守り合うようになっていくまでの愛の物語を描き、2022年ベルリン国際映画祭コンペティション部門に選出。金熊賞有力候補と絶賛された。
 

 

☆英語のタイトルは「Return to Dust」(原題は『隠入塵煙』)で、監督の意図がよく解ります。邦題の「小さき麦の花」は、これは映画を観た者には『麦の花』が何を指しているかがよく解り、二人の優しい関係を表しているようで、これも良いタイトルだと思います。(このシーンから来ていると思います)

☆コチラが突然の上映・配信中止についても触れています。2枚の写真はこの記事から:中国の若者たちが羨んだ、貧しい農民夫婦の物語『小さき麦の花』 | cinemacafe.net