新緑の箕面

久しぶりというか、今年初めて、滝まで歩いてきました。
足を痛めていたので、今日は行ける所までで引き返そうと出発したのですが、
お天気が良くて、程よく暖か、空気はおいしい?し、このまま行けそう!と。
まずは聖天さんの楓(葉うちわカエデ)の新緑がお出迎え・・・

龍安寺を過ぎて、急勾配の曲がり角の休憩所で折り返すつもりが、そのままスイスイ
唐人戻り岩を過ぎれば、もう滝まではすぐ、一服すれば、なんとか帰れるだろうと・・・

「滝の上に水現れて落ちにけり」
句碑が大滝の前にあって、案内の看板が立っています。後藤夜半の句です。
市の広報誌「もみじだより」によると、戦前、全国名所俳句募集で最優秀句に入選
「滝を詠んだ句としてこれ以上の句はない」と賞賛され、昭和初期の「ホトトギス」の巻頭にもえらばれた。夜半は明治28年大阪市で生まれ、証券会社に勤務しながら高浜虚子に師事し、昭和4年には「ホトトギス」の選者になり、昭和51年、81歳で亡くなるまで、結社「花鳥会」の句集「諷詠」を続けました、とあります。
この句、「マンマやん!」という家人の感想もありますが、これ以上ないシンプルさで滝の情景を
ストレートに表わしていると思います。

下りの帰り道、陽だまりに羊歯の群落が西日を求めて葉をそよがせていました。