5年ぶりの家族会(箕面の滝と勝尾寺の紅葉)

◎昨日は夫の弟夫婦とお姉さんと渡した夫婦5人で箕面の「風の杜」で一泊してきました。秋口に義弟から電話があって、そろそろ集まらないかということでした。コロナ以前、義弟が行き先から旅程まで決めて家族旅行をしていましたが、城崎から玄武洞に寄って帰ったのが、調べてみると5年前2017年の10月でした。もう5年も経っていたことに驚きました。

それで、箕面はどうだと言われて、紅葉にはちょっと早いかもしれないけれどと思いながらでしたが近場でいいかもということで決定。お天気つづきで幸運でしたが、お料理がとても美味しくて、みんな料理の味は落ちていないと大満足。(8年前に亡くなられた義兄がお元気な頃、一度みんなで「風の杜」に泊まったことがありました)

写真右端真ん中、水玉模様の器は先付の「冷静焼きナスのフラン、スモークサーモン」、その上細長いお皿は「五種盛り」のお造り、新鮮でおいしかった。左端のスダチを絞っていただくホタテとエビも。その上は、一番美味しかったフランス料理の「サンピエールとカダイフのキュイール」?何のこと?ですが、「麺状の生地で包み焼き上げされているマトウダイオマールエビの殻と野菜をじっくり煮込んで生クリームと合わせたソースで戴く」のが最高でした。あとは黒毛和牛の朴葉味噌焼など、2時間半かかって、5年分のお喋りをしながら。

義弟の車で加賀市を出て、途中大津の義姉を載せてた一行が予定通り2時半ごろ我が家着。母の近況を伝えながらお茶菓子とお抹茶を淹れて、まず、車を我が家の車庫に入れてもらって、夫の運転する車一台でドライブウエーを滝の上まで。駐車場に車を入れている間に、私たち4人は坂道を下って滝へ向かいました。坂道は一目千本というモミジの林を抜けて滝の前の赤い橋に続きます。86歳の姉は、太極拳を始めて8年、模範演技の舞台に立つこともあるそうで、歩くのは大丈夫。その内、夫もやってきて滝から下って大分歩いたところで引き返しました。

観光写真では滝に差し掛かるモミジが真っ赤に紅葉した写真が使われていますが、まだこの程度で、この辺りはやはり1,2週間後でないとダメな様です。

(↓)坂道を上って滝の上まで行くとこの程度の紅葉を見ることが出来ます。

一泊した翌日の今日は、9時半ごろ勝尾寺へ向かって出発。さすが大分山の中になるので紅葉が始まっていて、とても見ごたえがありました。屋内の駐車場に止めて料金を払って中に入りました。

小学校の時から知っているお寺で観光に力を入れ出してからの変わりようを知っているので勝だるまとか橋の下から出るスモークとか一寸あざとさが嫌味に思えたりしますが、園?内はよく整備されていて遊歩道に沿って歩くと素晴らしい景色と植生を楽しめます。

幾つもの階段を上って本堂までいくと、東の端に鐘楼。

何年か前、父と一緒に訪ねて以来、かな。ダルマの数も増殖していました。

本堂境内から元来た道を見下ろす。紅葉が美しい。山門が見える。

本堂の右手裏。杉の木の右手下り坂を矢印に従って下る。

ゆるやかなスロープに沿ってシャクナゲが植えられていて、来年春に咲く蕾を沢山つけています。その先にはアジサイも、そして低く剪定してあるサザンカや燃えるような赤のドウダンツツジも。ところどころに黄色いツワブキの花も。

見事なモミジの紅葉。義姉が「今、私は恵まれていて自由。こんな幸せなことはないと感謝してる」と話しだしました。「ご褒美だと思います。苦労されて来たから今はご褒美の時ですよ」と私。「私もそう思ってる。今は働かなくても年金をもらいながら、こんなんで良いのかなと思うくらい有難いと思ってる」とも。

弟の連れ合いは私の一回り下のまだ60代半ば過ぎ。自分が立ち上げた学童保育の仕事で遊びに出かけていても携帯には連絡が次々入り指示を出しています。

◎帰りの車の中で、最近の子ども事情を聞きました。生活のしつけは家庭でというのは昔のことだとか、親は自分の子どもは悪くないと主張するそうです。「昔と逆ね。昔は、うちの子が何か悪いことをしたのでしょうか?とまず云うのが普通だったけど」と言うと、「そう、今は、先にうちの子は悪くないから始まる。認めてもらうには信頼関係が大切」だとか。聞き役二人で「大変な仕事ね~」と。

帰りは、我が家によって、夫が5人分のコーヒーを淹れて、父のモンゴルやブータンなど、写俳を推奨した伊丹三樹彦先生ご夫妻との旅行で父が写した作品のアルバムを見ながら、話をしたり。2時ごろ 義弟夫婦と義姉一行が車で大津経由加賀市への帰途へ。4年ほどかな~と思っていましたが、5年ぶりの家族会、思いっきり話を聞いたり、お喋りしたり、贅沢なお食事を義弟夫婦のお陰で「大阪いらっしゃいキャンペーン」のクーポンを利用して少しお安く戴けたり、お互いの健康を祝福し合った再会でした。