投票日前日に

早朝のバラ    今朝の天気予報では、明日は大雨とか。
コーヒータイムで両親に、「明日の投票、大雨らしいから、今日、市役所別館で投票、済ませられるよ」と知恵を。
父は、そうか〜と言ってくれましたが、母には「そんな! 雨が降ろうが雷が鳴ろうが、投票に行くのは当り前。
傘さして行けばどうってことない。市役所の方が遠い」と言われました。大正デモクラシーの女性の意識は高い!
今年還暦の内田樹先生のブログが面白いです。
最近の注目は、ユニクロ楽天も)が社内共通語を英語にした事から、先生の「英語公用語化」についてのブログ。
「国際共通語の習得は日本人に必須のものだと思っている。ただ、その習得プロセスにおいては、決して「言語運用能力」と「知的能力」を同一視してはならない、ということをルール化しなければ「植民地主義的」なマインドと「買弁資本的おべんちゃら野郎」を再生産するリスクが高いということは繰り返し強調しておかなければならない。」

それと、移民問題について、人口減に悩むヨーロッパ先進国が「安価な労働力を求めてボーダーを開放した後に、経済成長が鈍化すると、ホスト国家に政治的にも文化的にも一体感を持てぬままに、高齢化し、福祉予算に大きな負担をかけることになった移民たちが大量発生する。」とこれも安易な移民受け入れ前に覚悟が必要と警告を発しておられます。内田先生が指摘されている日本人の公民度が試される時代を迎えているようです。
司馬遼太郎さんがよく言っておられた文明と文化について思い出します。
文明はどこにあっても便利なこと、もの。文化はそこにあってのみ意味のあること、もの。
その違いを理解したうえで、守るべきものと、変えるべきものを区別できる事。 
家族制度とか住まい方、暮らし方、付き合い方、働き方、遊び方、学び方、などなど固有の方法も文化。
失ってしまって勿体無いと思うものも今ならまだ取り戻せるかも。
日本人が必要な文化と日本語さえシッカリしていれば大丈夫だと思います、(シッカリしていなければ危ない?)国柄(国家)は時代とともに変わっても。   ヘリテイジを切花に