天狗祭り(と柔道家の引退後)

3時過ぎ、お隣のシェパードがいつになく吠え出して、何事かと思ったらチャイムが鳴って、モニターに着物姿の男性が。
そうそう、16日は聖天さんの天狗祭りです。天狗と獅子が各家の玄関をお祓いして回っています。鉦を鳴らして、まず天狗のお出まし、狭い玄関先で天狗と獅子の交代、今度は獅子のお祓いです。今年は、先導役の着物の男性たちの中に、隣の畑のオーナーで自治会の副会長さんも。用意したお布施を渡して、お札を頂きました。
天狗と獅子の一団が行く先で、小さい子どもの泣き声や、犬の鳴き声も聞こえます。
そりゃ〜怪しいです、あの被り物は。

昨日のブログで谷亮子さんについてのコメントがありました。長くなりそうなので、こちらで。
谷さんの転進については私も最初はビックリしました。
参院選に向けて小沢流選挙戦の広告塔に利用されて、それもあざとく古臭い手法でかえってマイナス効果なのではと思ったものです。ところが、彼女のコメントを聞いたり読んだりしていると政治に関心があったのは若いときからで、いつかは政治の道へと考えておられたということ。利用されてではなくて彼女の側でチャンスを利用してという面もあるのだ。それに、「古くからのファン」という小沢一郎氏との個人的な人間関係の深さは窺い知れないことでもあって・・・ 
それに、女性国会議員の占める割合は先進国でも低い方なので、女性議員の誕生は歓迎。彼女の「政治的」判断なら、一頃はやりの「自己責任」。 国費で世界的に活躍された方は、その分社会に役立って下されば尚いいし・・・と。
いつか来る現役引退、転進、ある面、谷亮子さんらしいな〜と思っています。(それにしても美しく、いい年を重ねておられますね)

ところで、柔道家の引退後の活躍といえば、山下泰裕氏。いつだったかテレビで見たのですが、山下さんが、敵対しているイスラエルパレスチナの子どもたちをエルサレムに集めて柔道の合同練習会を7月に開催したという話題でした。最初は固くなっている子どもたちが、次第に身体を寄せ合って、取っ組み合う「乱取り」というのをやりだします。その内、身体が触れ合うとともに心も触れ合っていくのですね。表情が柔らかくなって言葉がでるようになって・・・なるほど、山下氏のねらいが解って来ます。
これは、山下氏が理事長になっているNPO法人「柔道教育ソリダリティ」という活動の一環です。(ソリダリティ=連帯という言葉も懐かしいです。ポーランドワレサさんの「連帯」以来です) その目的は、「柔道を通して日本の心を伝え、国際交流を深めて平和への一助としたい」ということです。
こういう「政治性」もあり!ですし、とっても意義のある活動だと思います。いかにも世界の山下さんらしいな〜とも思います。