NHKスペシャル「安保50年」・今夜第一回

今年は60年安保から50年! 
NHKの番組は今年ドラマといい、ドキュメンタリーといい、なかなか精力的で見ごたえがあり、考えさせられました。それでも、今年は「坂の上の雲」の2年目の放送で終わるのかと思っていましたら、今夜から4回シリーズで「安保50年」の放送がスタートします。

先日読んだ天木直人著「さらば日米安保!」でも取り上げられていた事ですが、私は「日米安保条約」が最近しきりに強調される「同盟」にいつごろ、何で、変えられたのかを日本国民は意識できていないのではないかと思っています。

憲法改正して「9条」を無くして、自衛隊を「軍隊」にしアメリカ軍と対等の「同盟軍」としてアメリカの戦略を極東に限らず世界で展開していける日本にする、というアメリカの思惑に対して、アメリカは正攻法ではなく、なし崩し、形式は残して実質では核兵器の持ち込みも、海外協力も、海外派兵もやらせ、それを率先して主張する国会議員まで出てくるようにもなってきました。

日本国民の抵抗と反発は「形式」(憲法とか条文とかの)だけと読まれています。日本が、本当に戦争国家アメリカが世界でやっていること、やろうとすることに付いて行っていいのでしょうか? その覚悟が私たちにできているのでしょうか?
そのことに賛否を問われた事があるでしょうか?

安保条約が、いつから、何で「日米同盟」になったのか、に注目しながら今夜からの「安保50年」の番組を見てみたいと思っています。
 観光ホテルエレベーター前の椎(シイ)の大木の黄葉