コードネーム「PODAM」

昨日、正力松太郎原子力安全神話のオオモトの「平和博」を仕掛けた経緯をNHKの番組からメモ書きしていましたら、チョッと気になって保存していたブログがあって、今日、もう一度、読んでみました。
以前から噂としては私も聞いたことがあった「正力=CIAの手先」説ですが、「PODAM」というコードネームも判明している「事実」のようです。
こちら=http://ameblo.jp/antibizwog/entry-10952968484.html
孫引きになりますが・・・

正力松太郎について、有馬哲夫は『日本テレビとCIA』(2006年)の「序」の中で次のように書いている。

2005年も押し詰まった頃、私の探求の旅はようやく終わりを迎えていた。ワシントンDC Washington, D.C.の郊外にある国立第2公文書館から衝撃的資料が出てきたのだ。「CIA文書正力松太郎ファイル」。この資料には、前に誰かが読んだことを示す折り目がついていなかった。(中略)

中身にいたっては、CIAが極秘に正力を支援することを作戦とし、その実施の為の必要書類の作成を命じたり、作戦に実施許可を与えたりしたというものだった。これ以上の直接証拠があろうか。

しかも、この作戦の中で正力はCIAから「ポダム」という暗号名まで与えられていた。この暗号名は日本テレビ創設以降もCIA文書に登場し続けることになる。正力ファイルが400ページ以上にも上るのはこの為だ。


同じ資料も持ち出された対談が「日々坦々」さんのブログにあります。

岩上安身氏 × 鈴木邦男氏の第二弾 「原発核兵器

岩上氏が「日米関係」について、次のように説明した。



「極めて歪(いびつ)な共依存関係にある。

DV男と共依存女のような、一種のストックホルム症候群にかかっているような関係。」


これは、今まで感じていたことを端的に、しかも病巣をピタリと一言で表現した、「なるほど」と思わせてくれるものである。

岩上氏は「自主独立」ということに踏み込み、右翼がいう「原発抑止力論」を論破するところは注目である。

岩上安身氏による 鈴木邦男氏インタビュー書き起こし第二弾。

岩上氏は「右」が「サヨク」の主張に機械的に反応するだけで、アメリカを見ないこと、親米よりも従米ではないかと批判、
鈴木氏は「サヨク」だって、揚げ足を取るだとか大衆的に批判したり…サヨクの悪い遺産だけは残ってると指摘。
詳しくはこちらで:http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-1209.html


私は、日本の戦後の不幸は、左右の対立にあると思ってきました。
市民レベルでの「右」と「左」のレッテル貼りで人物を見てしまったり攻撃したりして議論を避けるなど日本人の政治レベルの低下を招いたと思います。「右」だ「左」だと言ってるうちに肝心の日本の問題は飛んでしまう。文部省と日教組の対立が教育そのものをダメにしてしまったことと同じ。そこを利用されたのが沖縄の問題や、原子力の問題だったのでは。未だに、原発反対は「サヨク」で、「右」は推進でなければと思っている人たちがいるのなら、福島の原発事故が、「右」だ「左」だの無益な後遺症を克服する切っ掛けにできればよいと切に願っています。

「日々坦々」さんでは、”正力=CIAエージェント”の同じ資料も掲載されていますので、コチラを読めば早いかもしれません。