唐池公園の新緑と「敦賀原発直下に浦底断層」

←ついこの間まで裸木だったスズカケの樹がみずみずしい新緑に覆われています。
そして、モミジの新緑も風にそよいで爽やかです→

箕面の山も、若い芽吹きの柔らかな彩(いろどり)に覆われて、俳句の季語「山笑う」季節を迎えています。

そういえば、4月も下旬というより月末。もうすぐ5月のゴールデンウィークを迎えます。

5月5日は日本列島の原発の最後の一基である北海道の泊原発が稼働を止める日です。
安全性の点からいえば稼働する原発がゼロであっても、廃炉原発であっても、何かあればその危険性は同じこと。1日も早い脱原発方針への切り替えを政府に迫らなければなりません。ところで、敦賀原発活断層の上にあることがやっと認められそうです。

日経今日の朝刊(1面と5面)から:


経産省原子力安全・保安院は24日、日本原子力発電敦賀原子力発電所1,2号機の直下を通る断層の現地調査を実施した。
敦賀原発敷地内には「浦底断層」と呼ぶ活断層が通る。この活断層と連動して動く可能性のある『破砕帯』と呼ぶ断層の一部が1,2号機の下を通っており2万〜3万年前という比較的新しい時代に動いた可能性があると専門家が指摘していた。


 国の耐震設計審査指針では、約12万〜13万年前以降に動いた可能性のある断層を活断層とし、活断層やそれに連動して動く断層の上に原子炉や重要機器を設置することは認めていない。保安院の再調査指示を受け、日本原電がさらに詳細な地質調査を実施して最終評価を保安院に提出。保安院は意見聴取会を開き、専門家の意見を踏まえて新しい活断層とみなすかどうか判断する。


 ▼敦賀原子力発電所*主要電力会社が株主となり、各社に電気を販売している卸電気業者「日本原子力発電」が運営する原発。出力35.7万キロワットの1号機と、同116万キロワットの2号機がある。1号機の営業運転の開始は1970年で、運転は40年を超えている。2号機の運転開始は87年。さらに大型の3号機、4号機の着工を準備している段階にあった。

もう一つ、朝刊6面から:

チェリノブイリ「永遠に規制」


[モスクワ=共同]26年前に大事故を起こしたウクライナ北部チェリノブイリ原発から半径約30キロ圏内に設けられた立ち入り制限区域を管理する非常事態省関連機関の高官は24日、首都キエフでの記者会見で「同区域の約半分は永遠に立ち入りが制限される」と述べた。


インタファクス通信が報じた。同区域の面積は計2千平方キロ。このうち東京23区の約1・6倍に相当する約1千平方キロの立ち入りが規制されることになった