夕飯の準備に取りかかろうという頃、チャイムが鳴って外に出ました。
子犬を連れたSさんが。
どうしたの？というと、指さしながら、あんまり綺麗に咲いているから・・・
そうなんです、黄色い花のアンデスの乙女が咲きそろい出しました。
元はと言えば、ご近所と言っても少し南のお宅のSさんの玄関先に鉢植えのこの黄色い珍しい花が咲いていて、私が花の名前を聞いたのです。「アンデスの乙女」という名前も珍しく、その後、駅向こうの苗屋さんで苗を買い、それを何年か前に北側の路地植えにしたら大きく育って、玄関先にいると道行く人に呼びとめられて名前を聞かれたことも何度かあります。
そんな話もしたり、久しぶりのお花談義になりました。我が家の秋海棠（→）を見て、「これ白くない？」「そうなの、何年か前にこの白い水引草(↓）と一緒に同い年のMさんが持ってきて下さったんだけど、だんだん白くなって」と。
このSさんから白い洋アジサイのアナベルも頂いたのでした。Sさんの「アンデスの乙女」はその後急にダメになり、今年また新しい苗を買ったのだそうです。我が家のは去年思い切って植木屋のNさんにハサミを入れてもらったのが良かったのか、切った少し下の所から枝がたくさん出て半円形に茂って花を沢山つけています。
Sさんは、家を建てて12年、今年初めて植木屋さんに頼んでスッキリしたので見に来て〜と言われました。以前は地域の福祉関係や自治会の役目でSさんのあたりも班長さんのポスト回りで歩いていたのですが、今は滅多に通ることがありません。珍しい花も植えてるから、来てね〜と言われて、ワカッタ、近いうちに行くからね〜と。
「アンデスの乙女」が取り持つ花友達との久しぶりの暫しの交流でした。
ところで、4月に一度とりあげた元スイス大使の村田光平氏が「現代ビジネス（9/14）」で訴えておられる記事の紹介です。
「福島第一原発の事故から1年半。実は今、同原発の「4号機」が、さらなる放射性物質を地上に撒き散らし、人類を未曾有の危険にさらそうとしている。それなのに国と東電にはまるで危機感がない---。外交官時代から脱原発の志を貫いてきた信念の人･村田光平さん(元駐スイス大使)が、その空恐ろしい実情を語る」というリードで始まる少し長い記事ですが、ビックリするような内容です。引用先は：「NuclearF.C.原発のウソ」から「『新たな一大汚染の危機と国・東電の無策ぶり』反骨の外交官村田光平」より
8月31日にある会合がもたれ、あのガンダーセン氏も参加する中、4号機の問題が話し合われました。内容の一部です：
◆去る8月31日、「福島原発4号機の核燃料問題を考える議員と市民の院内集会」が衆議院第一議員会館で行われました。私も特別スピーカーとして出席しましたが、この集会で驚くべきことが判明しましたので、急ぎご報告したいと思います。
一言で言うと、ここで明らかになったのは、呆れ果てるしかない原発事故処理体制の実態です。事態は放置できないレベルに達しており、世界的な一大事になりつつあります。少なくとも、今の事故処理体制の信じがたい杜撰さが、国内外から根本的に厳しく問われることは必至です。
◆こういうと、多くの人は「福島第一原発の事故処理は一段落したんじゃないのか?」といぶかしく思うかもしれません。しかし、実態はまったく違います。一段落どころか、これまでの量をはるかに上回る放射性物質による汚染が、明日にでも起こる可能性があるのです。まずはこのことから説明しましょう。
◆冒頭に述べた「福島原発4号機の核燃料問題を考える議員と市民の院内集会」は、このような背景で開催されるに至りました。13人の国会議員が呼びかけ人となり、脱原発政策実現全国ネットワークの主催で行われました。
◆第1部では、アメリカの原子力技術者アーニー･ガンダーセンさんが講演を行い、私は特別スピーカーとしてコメントを述べました。第2部では、経産省から資源エネルギー庁の課長と、東電から課長クラス７名が出席し、彼らに対するヒヤリングが行われました。 ＜この後半のヒヤリング中、事故が起こった際の手順で国と東電が驚くべき無知をさらしてしまいました＝蛙＞
◆注目を集めたのは、菅直人前首相の政策秘書･松田光世氏の発言でした。松田氏は、ガンダーセン氏が述べた消火のための化学薬剤に関して、こんな趣旨のことを述べました。 「福島第一原発の事故の直後、日本政府はアメリカ軍にこの消火薬剤を送ってもらっている。だが、東電にはまだ渡していない。東電には管理能力がないと判断しているので、消火薬剤の到着を知らせてもいない。もし、4号機の燃料棒に火がつくような事態が起きたら、米軍機が山形空港から飛び立って、4号機の燃料プールに消火薬剤を投げ入れることができるようになっている。だが、そのことにさえ反対する国会議員の勢力がある」
◆◆◆ほとんど報道されませんが、重大です。全文はコチラ：http://blog.livedoor.jp/ryoma307/archives/6614483.html
