お花とお茶とシャンソンとコーヒー

土曜日はお茶の先生のお花の展示があるので出かけることにしていました。ところが敬老会の印刷の仕事が入ったからとお断わりの電話が何日か前にあって一人で出かけることに。その後、シャンソンのお誘いがあったので、こちらはSさんと駅で待ち合わせて西南公民館へ行くことに。コチラもお一人の方からは行けなくなったと前日お電話も。
さて、夫は山に出かけていますので、朝のコーヒータイムを済ませて早目の昼食を摂って駅前のビルの地下へ。各流派ごとに展示がしてあって、一番奥にはジュニア部門もあります。お花は洋花が多く、緑色の花が流行のようです。
時間がタップリあって二度目を一巡しているときにご近所のお茶の先生に会いました。お花も出しておられますか?と聞くと肯かれるので、どこでしょう?と。籠に活けてあるアレ、と仰るので分りました。水揚げが難しいモミジなんだけど何とか…と。小原流でした。
テーブルとパイプいすが並べてあってお茶券を売っていたので、お茶を頂くことに。着物姿の方がお茶菓子を持って来られて、お薄茶を頂きました。子ども連れの方が座るのを見て、腕章をつけたカメラマンが。タッキーの腕章だったので、FM放送のスタッフのよう。
立礼式でお茶を点てておられるのを見ていると、着物姿のお茶の先生(お花の先生も兼ねておられる)を見かけたので、ご挨拶と欠席の電話をお伝えしました。
生花の展示作品を教えてもらうために一番奥の部屋へ。未生流の伝統にのっとった活け方の作品です。先生は、何でもありのお花と生け方の最近の流行に、敢えて昔ながらの生け方で、と仰っていました。槇の木を束ねて曲線を出す活け方にピンクのカーネーションのようなナデシコが添えてありました。槇ではなくて、と木の名前を教えてもらったのですが、新芽が出たその木の名前を忘れてしまいました。(右の写真は小学生の作品)
着物姿の方が先生を呼びに来られたので、そこで別れて、私は丁度良い時間になったので駅に向かいました。
さて、箕面の駅で上手い具合に出演者のHさんの妹さんとバッタリ。電車の中に乗り込んだところへSさんも。3人で桜井の駅から歩いて西南公民館へ。
10分遅れて開場、開演。6人の出演者が2曲づつ歌って、ヴォイストレーナーの先生が2曲、最後に全員で歌ってお仕舞。1時間半ほどのアフタヌーンコンサートでした。
出演者の中には緊張で固くなっておられる方も。聞く方もヒヤヒヤしながら聞いたり軽やかなステップを踏みながらの楽しい歌にホッとしたり。Hさんはさすが定年まで婦長さんだったのでリラックスしてにこやかです。伴奏のピアノが聞き惚れるほど見事。この方とボイストレーニングの先生は二人でステージに立ったりしておられるのでプロの演奏です。
Hさんのご近所の方ともご一緒だったのですが、終わった後は別々になってしまいました。いつものように妹さんに記念だからと春らしい衣装のHさんとコート姿の私たちと記念写真。その後二人で歩いて駅へ向かいました。線路沿いの道に小間物店か喫茶店なのかわからないお店があって、cafeの文字に恐る恐るドアを開けて入ることに。Sさん、入るなり「何屋さんですか〜?」。
先客がお一人。お薦めの春コーヒーをブラックで戴いて私はカップケーキも注文しました。細々したものが置いてあって、座る前にまず見ることに。
ハスの実の穴に和布を詰めてあるのは見たことがありますが、その穴にカエルが顔を出しているのにまず驚きました。電車が通るのが見える喫茶店、今のところ週末だけで9月から毎日開けることになるとのこと。シャンソンの後で楽しいお店発見、美味しいコーヒーで1時間ほどお喋りして帰りました。