松井のNY「引退セレモニー」と清志郎の「9条はジョン・レノン」

アメリカ、ニューヨークのヤンキース、粋な計らい!!
28日、元ヤンキース松井秀樹(39)さんと、マイナー選手として1日契約を結んで、ヤンキースの一員としての引退セレモニーをプレゼント。
額に入ったピンストライプ、背番号55のユニフォームを着て始球式。「マツイ」コールに包まれて松井さんも「今日の一瞬は生涯忘れられないだろう、僕が一番憧れた場所で選手として終われるのは、これ以上ない幸せ」と。
さすが讀賣夕刊、ニューヨーク・タイムスのスポーツ担当記者ケン・ベルソン(48)という方の記事を載せています。
松井がアメリカでどう受け止められているかがよくわかりますので、移してみます。

無私の精神 尊敬集めた


 ヤンキースに在籍した7年間、チームは強く、彼は欠かせない存在だった。
 チームメイトは尊敬の念を持っていた。無私の精神や謙虚さ、忍耐、自制心といった彼の資質が受け入れられたのだ。記者会見など公式の場では英語をほとんど話さなかったが、米国の野球ファンに人気があった。頼りがいがあり、職人のように振る舞ったからだ。
 劇的な要素も兼ね備えていた。ヤンキースタジアムでの初戦で満塁本塁打を放ち、ヤンキースを去る際も、ワールドシリーズで最優秀選手に輝き、考えられる最も素晴らしい形だった。
 取材への応対も親切だった。1万回も聞かれたような質問にも、非常に丁寧に答えてくれた。記者が「自分が初めて聞いた質問」と思ってしまうほどで、ヤンキース担当の米国人記者は、皆同じ感想を持っていた。
 彼は、世界に向けて日本野球界の「大使」のような存在になるはずだ。

参院選で「緑の党」から出馬、17万6千票を得て落選した三宅洋平さんは、「選挙フェス」で、路上生活者の闖入に対して「チャランケ」しようと応じていました。アイヌ語の「チャランケ」、何事もトコトン話し合って戦争はしないというのは、憲法9条みたいと思いました。
先日「shuueiのメモ」さんで、湯川れい子さんにあてた忌野清志郎さんの最後の手紙が紹介されました。
その中で、清志郎さんは、「憲法第九条は、まるでジョン・レノンみたいじゃないか?」と。
とても12年前に書かれた内容とは思えません。
全文の5分の1ほどの最後の部分のみ引用してみます:

一体この国は何なんだ。

俺が生まれて育ったこの国のことだ。

君が生まれて育ったこの国のことだよ。


どーだろう……、

この国の憲法第九条は、まるで

ジョン・レノンの考え方みたいじゃないか?

戦争を放棄して、

世界の平和のためにがんばるって言ってるんだぜ。

俺達はジョン・レノンみたいじゃないか。


戦争はやめよう。

平和に生きよう。

そして、みんな平等に暮らそう。

きっと幸せになれるよ。

阪神大震災後に詠まれた長い詩になっています。
ぜひコチラで全文を:http://d.hatena.ne.jp/shuuei/20130727/1374873375
(写真はスィートバジルの白い花、とカランコエの花)
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