米軍ヘリ墜落と広島原爆の日と福島原発訴訟団「集会アピール」

●今朝の日経新聞の記事です。
一面、二面にも記事があります。「沖縄県警によると乗員は少なくとも4人で一部は病院に搬送され、1人の安否が不明。周辺住民や住宅地に被害が出たという情報はないという」。
写真は社会面の記事。リード部分:「沖縄県民の安全を脅かす事故がまた起きた。米軍キャンプ・ハンセン(沖縄県宜野座村など)で5日発生したHH60救難用ヘリコプターの墜落事故。基地の島で繰り返される危険な事故に、住民からは一斉に怒りと不安の声が上がった。垂直離着陸輸送機オスプレイの追加配備が進むなか、基地負担軽減の願いは強まるばかりだ。」
前日4日(日)には、東北地方で3・11の余震といわれる大きな地震があったところでした。人災、人は間違いを犯すものですし、天災も、忘れた頃ではなくて、いつでもやってきます。備えあれば憂いなし、人間にとって当たり前の危機管理を当たり前にやっていくしかありません。
●●さて、今朝はヒロシマ原爆の日です。NHKの中継を見ました。写真を並べてみます。
先ず広島高等女学校の原爆記念碑が映し出されました。以前にTBSの報道特集でも紹介された、あの原爆を抱く少女たちが刻まれています。
真中の少女には羽がついています。彼女は原爆の犠牲者で手にしている四角の囲みの中には「原爆」と書かれるはずでした。しかし、米軍の言論統制下、「原爆」は許されず、原爆を表す化学式[E=MC二乗]が彫り込まれたのです。当時、女学生たちは屋根の解体作業中だったとかでたくさんの少女たちが犠牲になりました。

広島市長の「平和宣言」から:「原爆は非人道兵器の極みであり『絶対悪』です」「戦争を避けることは決して夢ではない」「そのために広島市は平和市長会議を構成する5700を超える加盟都市とともに2020年までの核兵器廃絶をめざし、核兵器禁止条約の早期実現に尽くします」
「世界の為政者の皆さん、いつまで疑心暗鬼に陥っているのですか」
「威嚇によって国の安全を守り続けることが出来ると思っているのですか」
「広島を訪れ、被爆者の思いに接し、過去にとらわれず、人類の未来を見据えて、信頼と対話に基づく安全保障体制への転換を決断すべきではないですか」
「広島は日本国憲法が掲げる崇高な平和主義を体現する地であり、同時に人類の進むべき道を示す地でもあります」

●●●広島市長は同じ放射能の被害を受けた福島への連帯にもふれていました。今朝の「生き生き箕面通信」さんのヒロシマナガサキ、そしてフクシマ――本日は「原爆の日」>http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/dd58a5aad285aecfe4bee7326e11fe38)に倣って、ここでも、一昨日の福島原発訴訟団主催の集会で採択されたアピールをコピーします。

強制捜査はまだか!!告訴受理から1年を迎えて」集会アピール


福島県民1324人が、苦悩の中から声を挙げた告訴の受理から1年の月日が経ちました。
私たちは、続いて立ち上がった第二次告訴・告発人と合わせて14716人の大告訴団となりました。
そして、今日まで数々の行動を重ねてきました。
集会、デモ、地検包囲、東電抗議、全国署名、証拠資料の提出…。
日本中の目がこの事故の責任追及に向けられ、検察の起訴を待ち望んでいます。
しかし、何度も何度も私たちが要求した強制捜査は未だに行われず、起訴もされません。


福島の事故の被害は甚大です。
失われたたくさんの命、家、生業。
引き裂かれた家族や地域、ささやかな楽しみ。


その被害は今も続き拡大しています。
海へ空へ放出され続ける放射能
溜まり続ける汚染水。
山積みされる除染土。
警戒区域の再編、補償の打ちきり、促される帰還。


子どもたちの甲状腺癌の多発。
原発や除染作業員たちの被曝と危険手当の不払い。
あえて、たなざらしにされてきた「原発事故子ども・被災者支援法」
そして原発再稼働、海外への輸出。


曖昧にされている事故の究明、なされない事故への責任追及は更なる悲劇を生んでいきます
このような事故を二度と繰り返さないために、誰かの犠牲を強いる社会を変えるために、責任を負うべき人々には民主主義のしくみの中で過ちを償ってほしいのです。

おびやかされる命、暮らし、未来を前に私たちは諦めるわけにはいきません。


人としての尊厳を取り戻し、地球に生きるあらゆる命への責任を少しでも果たすために、分断の闇を乗り越えともに歩んでいきましょう。


2013年8月4日
福島原発告訴団『強制捜査はまだか!!〜告訴受理から1年を迎えて〜』集会参加者一同 

引用元:「福島原発告訴団」(http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/

2013年8月5日月曜日


強制捜査はまだか!!告訴受理から1年を迎えて」開催!

8月4日、告訴受理1周年記念イベントが行われる直前の、12時28分頃に大きな揺れ! 携帯電話の緊急アラームがあちこちで鳴り響き、いわき市文化センターも長く長く揺れ続けました。その後、「宮城県沖M6.0、震度5強浜通りは震度4)」であることがわかりましたが、「311を決して忘れるな!」と警告を受けたように感じる幕開けでした。
当日の来場者は300人を超え、「あきれ果てても諦めず、しぶとく、粘り強く、起訴を求めていく」姿勢を、再確認しました。