満開のツツジと「STAP騒動と放射能汚染の相似形(ファシズム)」


先週、連日の好天は、年の初めの体調不良で休んでいた山登りの再開に最適。
夫は、空いた時間にリュックを担いでの山登りに出かけていました。
山の中では、ソメイヨシノも山桜もミツバツツジも満開です。
写真を見ると想像以上にミツバツツジが大木?になっています。
(写真は9日か10日のもの)
ところで、小保方氏の会見は、論文のミスが「改竄」「捏造」に当るという理研側の調査委員会の結論に対して小保方さん側が不服申し立てをするということで、小保方氏側が弁護士をたてて、会見を準備して、記者クラブなどの制約なしで開かれたものだったそうです。
それまでのテレビや新聞報道では、”科学者として初歩的なミスでトンデモナイ”という意見が主流で、私も科学のことは解らないから判断出来ないと思っていましたが、理研の小保方さん一人を切ればよいという対応にはオカシイと思っていました。
会見当日、私はハシゴして見ていましたので、フリーになったヤマヒロこと山本浩之キャスターが現場から駆け付けて毎日放送の「ちちんぷいぷい」の時間の中で報告している場面を見ていました。この時は、「いろんな記者の意地悪な質問や、週刊誌で騒がれた件について質問する人たちも居たが、一生懸命答えていて、不正をする人ではない、故意に改竄、捏造したんではないということは伝わったのではないか」という報告でした。
それが一夜明けると、論文の不正に関してはスルー、STAP細胞があれば問題ないんだから、証拠を出せ、出さないのはオカシイという流れになっていました。日経新聞で、「小保方氏が9日に開いた会見は、理研の規定で懲罰対象となる不正行為があったかが焦点。論文で新しい発見を世に問う科学者としての姿勢、STAP細胞が本当に存在するかの確認などとは別次元の問題」と署名入りで書いた記者も、この記事の翌日には「深まる疑問」という大きな記事でSTAP細胞の有無の問題を取り上げていました。流れが変わったのです。

このことを、取り上げておられるブログを見つけました。「反戦な家づくり」さんです。

関西局の毎日放送などは、会見場から戻ってきた山本アナウンサーがかなり小保方氏に好意的なコメントをしていた。おそらく、キー局以外はその流れになりかけたところで、たぶん報道統制が入ったようだ。
今朝のモーニングバードでは、「同情するけど証拠がない」「やっぱりおかしい」という論調に統一。昨日の朝は「論文不正」が「研究不正」にすりかえられている と理研報告の確信問題を突いていたオオツキとかいうジャーナリストも、うって変わって他のコメンテーターに同調。
ネットで新聞各紙をみても、ほぼ同じ論調である。まさに、いつか見た光景だ


2011年3月、原発が爆発した直後、テレビでは多くの学者が登場して「危ない」と言った。
しかし、翌日にはきれいさっぱりそうした識者は消え去って、「安全」「安心」を垂れ流す中川某などが出ずっぱりで顔を出すようになった。


もう少し前ならば、あの小沢一郎をめぐるいわゆる陸山会事件のとき。各社それぞれ取材もしているはずなのに、記事になると全社おなじ。右へ倣えの検察情報垂れ流し。


問題は報道管制という点に留まらない。ことはファシズムという支配原理にまでおよぶ。
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多数決原理でものごとが決着しないとき、とられる強硬手段は3つある
1)現政権が議会を解散または無効として独裁政権に移行する
2)議会等を暴力的に占拠して革命またはクーデターを起こす
3)国民の「劣情」を扇動してファシズムをひきおこす


理研が論文提出と同時に国際特許を申請していることは取り上げられません。私は武田邦彦氏のブログでこのことを知りました。素人の想像ですが、日本の科学者の常識から考えると「やってはならないミス」を犯した小保方さんを切って、特許はそのままで理研が利権を得たいということか?と思いました。その点でも「反戦な家づくり」さんは、こう書いておられます。

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ところが小保方氏は論文を撤回しなかった。撤回しない限り、後々第三者による再現がなされたときの発明者は小保方さんのママである。
まさか、敏腕弁護士を何人もそろえて反撃してくるとは、想像もしていなかったのだろう。昨日の会見では言わなかったことがたぶん、小保方さんの決め球のはずだ。理研は頭を抱えているに違いない。


そんなSTAPの巨額利権をめぐる争いに、国民を扇動する機会を虎視眈々とうかがっていたマスメディアは飛びついた。
若くてきれいな女性で頭が良くてこのまま成功すれば巨万の富も手に入る。絶好のターゲットである。


3月に入ってからの小保方叩きは熾烈を極めた。
メディアは一斉に突き進んだけれども、しかしこれは理研の調査報告があまりに露骨すぎたこと、小保方氏が万全の体制で反撃に転じたことで、うまくはいかなかった。


大手メディアはそれでも「証拠を示せ」「客観性がない」と無駄吠えしているが、そんなものはこれからの理研との闘いのために温存しているに決まっている。会見でばらすわけがないではないか。


そんなこんなで、小保方氏を生贄にする作戦は不発に終わったが、これからもことある毎にこうしたファシズム育成の動きはあるに違いない。ファシズムが、たんなる政治の動きであると思うことも、放射能汚染とは別次元のことだと思うことも、間違いだ


※私は小保方さんに同情しているわけではない。たぶん彼女があの反撃体制を取れたバックにはハーバードが付いている。特許の筆頭もヴァカンティだし。ここから先は、理研VSハーバードの闘いになっていくのだろう。


こうして、戦争のみならず、放射能汚染による被害を封殺するためにもファシズムは虎視眈々と狙われている。
しかも、一見政治とかけ離れた話題まで使って、「イジメ」の構図を作り出そうと意図されている


それに対抗するには、やはり「誰にも文句の付けようがない」データが必要だ。
放射能汚染については、断片的な情報は数限りなくあり、また様々な都市伝説が出回っている


おそらく、その都市伝説には多分の真実が含まれているのだと思う。
そのような形でしか、情報を広げることのできないもどかしさとともに。


しかし、いくらそこに真実が含まれていても、一切をもみ消そうという大きな力を対峙するとき、都市伝説は力にならない。それは残念ながら、一蹴され「放射脳」という罵声を浴びせられる


やはり、すくなくとも「これは絶対だ」というデータが必要になる


そして、その活動を事故直後から続けてこられたのが、京大原子炉実験所の今中哲二さんだ。
今中先生は、飯舘村に調査に入り、汚染と被曝についての調査をしてこられた。


今中さんに対する様々な批判があることも伝え聞いている。
研究結果を素人にもわかるようにお話しいただき、そのような批判も含めて冷静に討論する時間をとっていただいた。

少人数で濃い内容になるはずなので、今週の土曜日、ぜひともご参加いただきたい

◎と、最後は、12日土曜日の今中哲二氏(京都大学原子炉実験所助教小出裕章氏と同じ熊取六人衆の一人)の講演会のおススメで終わっています。木曜日、お茶を飲みながらSさんと”何となく今のマスコミのやり方はオカシイよね〜”と漠然とした話で終わっていたのが、”これがファシズムなのか・・・”と得心できました。
理研と小保方氏の問題は想像の域を出ませんし、この通りとは限りませんが、報道の流れが一つに収れんしていく現場を見たということは、小沢問題、福島原発問題についで確かに三回目です。
是非「反戦な家づくり」さんのコチラ「STAP騒動と放射能汚染の相似形  4.12今中哲二さん学習会」http://sensouhantai.blog25.fc2.com/)で全文を読んでみて下さい。