金曜デモ(トリクル・ダウン・「新しいリベラル」)とノーベル賞(物理・平和)

◎遅れましたが、いつものように金曜デモのご紹介です。「特別な1日」さん、今回のタイトルは、『トリクル・ダウンの真実』と1010 再稼働反対!首相官邸前抗議!
ブログ主のSPYBOYさんのお仕事の一つは、どうも”経営立て直し師(請負人)”のようです。東北は、川内ではなくて仙台でのお話の後、タイトルトップの「トリクル・ダウンの真実」について、非常に分り易いイラストを紹介しておられます。
けん引役の大企業が先頭に立って利益を上げてくれないと、下々の一般国民はそのおこぼれに与れないという説はよく聞きます。本当かな〜と下々の私も黙ってしまうことがありましたが、アメリカの失敗(ウォール街の1%対99%)を見ていますので、今はもう信じなくなっていますが。まずは百聞は一見に如かず・・・でコピーさせていただきます。横に「トリクル・ダウン」についてWikipediaからの一部を貼り付けて:


「●今週ネットで発見していた『トリクル・ダウン経済(金持ちが豊かになれば、皆豊かになるという戯言)』の漫画。これは言えてるわ。」

「トリクルダウン(trickle down)」という表現は「徐々に流れ落ちる」という意味で、大企業や富裕層の支援政策を行うことが経済活動を活性化させることになり、富が低所得層に向かって徐々に流れ落ち、国民全体の利益となる」とする仮説である。

主に小さな政府政策の推進、新自由主義政策などの中で主張される。
所得税法人税最高税率引き下げなど、主に大企業や富裕層が己の既得権益の擁護・増大を求める理論武装として持ち出されている。  (Wikiより)

○注がれるワインは、上の図のように流れ落ちるのではなくて、一番上で受けるワイングラスがただ大きくなるだけ.というこのイラストは本当に今の経済を言い当てていますね!!

◎続いて紹介してくださっている毎日新聞のインタビュー記事。これがとても良い内容でした。

毎日新聞で、青山で保育のNPO『フローレンス』をやっている社会起業家の駒崎氏のインタビューが目に留まった。

インタビュー:「強くて優しい」新しいリベラルが必要 NPO代表理事駒崎弘樹さん - 毎日新聞

旧来のリベラルは非現実的でどうにもならない、もっと、まともな選択肢を自分たちで作っていくべきだというのだ

ボクは自分がリベラルとは思ってないが(ボクは再分配を重視する右翼、リバタリアン左派(笑)です)、駒崎氏が言っていることは多かれ少なかれ、同感だ。要約すると旧来のリベラルの問題点はこういうところだろう。


・代案がない。非現実的。

◎そして、この日も2000人ほどの参加者があったという官邸前デモの様子を写真を交えて。
兵庫県豊岡に本社のある"おかきの播磨屋"の街宣車がこのところ毎週のように現れているようです。私も去年だったかネットで初めて写真を見た時にはビックリしました。すごいインパクトがありますね。字の迫力もありますが、書いてある内容もすごいです。もっとも、しばらく考えないとor考えても、言ってる意味が解りませんが。
☆今回も盛りだくさんで有益でした。本当に毎週、ありがとうございます!
★全文は是非コチラを訪ねて:http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20141010/1412951886
☆ブログから毎日新聞駒崎弘樹さんのインタビュー記事も是非!!(ごく一部を下に引用)

駒崎さん:僕は民主党政権交代した後、鳩山(由紀夫)政権で半年ほど政治任用という形で内閣府非常勤国家公務員として官僚の仕事を経験しました。
 政策決定の現場を中からみると、思っているほど物事は白黒つけられないことが分かりました。政策を決めるときは、「みんなが不満かもしれないが一番マシなもの」をある種の妥協の末に生み出すことになるこれが政治だったのです。実際、リアリズムを肌で感じたことで、ただ理想を打ち出せば良いという考えはできなくなりました。


◎ところで、ノーベル賞
物理学賞に3人の方が受賞。
光の三原色、そういえば色の三原色というのもありました。
光の三原色が赤・青・緑、色の三原色が赤・青・黄でした。
光は全部混ざると白、色の方は黒でしたね。
←こちらは、決まったその日の日経夕刊の記事。
青色の前にLEDの赤と緑を発見した人たちが紹介されていました。
先日ヨーガの時も話題になりました。
信号がLEDに変わってから随分見やすくなったという話が。
電球をとり変える時にかなり費用が掛かりますが、電気代は確かに安くなります。
◎そして、平和賞。憲法9条は残念でしたが、”教育で世界が変わる”と訴えるマララさん(17)の受賞は良かったです!
同時受賞のインドのカイラシュ・サティアルティさん(60)と二人で印パ両首相を授賞式に招待することにしたとか。いいですね〜!
○「日本がアブナイ!」さんの記事には、9条が有力候補として挙がっていたことについて自民党現政権の様々な反応を紹介されていますが、同じ自民党の中にあっても、<谷垣幹事長は、「結構なことではないか。最後まで行ってほしいという気持ちがないわけではない」「戦後の日本の歩み全体に対する評価は国際的に非常に高いと感じている。また、そのことを誇りに思っている」と言ってたし、公明党井上義久幹事長は「9条は世界に誇るべき理念が表現されている」と受賞に期待感を示していたんだ>そうです。
◎また、言い出しっぺの神奈川の主婦の方については:

 「『憲法9条にノーベル平和賞を』実行委員会」のメンバーは相模原市内でネット中継による発表を見守った。活動の発案者である神奈川県座間市の主婦鷹巣直美さん(37)は、マララ・ユスフザイさんの受賞に「心からと応援の声を届けたい」と喜んだ。
 昨年、署名集めを始めたころ、「軍事力を否定して日本を守れるのか」などの批判の声にくじけそうになった。「マララさんに比べれば恥ずかしい小心者」と話す鷹巣さんを、仲間が支えた。

 この日までに44万人以上の署名が集まった。うち約7万人がインターネット署名。ネット上では、日英中韓4カ国語で受け付けており、刻々と数を増やしている。「100万人を目指す。まだまだこれからだ」とメンバー。決意を新たに活動を世界に広げていく考えだ。(時事通信14年10月10日)』 

★全文は「日本がアブナイ!」さんのコチラ「次の首相は9条の平和賞を喜ぶ人に+言論への脅迫行為を許さぬ社会を」で:( http://mewrun7.exblog.jp/22462931/