今年最初の再稼働反対の金曜デモ(「特別な1日」)

昨日、5日の金曜日は今年最初の金曜デモの日でした。いつものように「特別な1日」さんのブログから、タイトルは「『年初のあれこれ』と『0105再稼働反対!首相官邸前抗議』」です。

「特別な1日」さんといえば、月曜日の豊富な映画鑑賞と玄人はだしの映画評、それに金曜日の時事解説と書評を交えた再稼働反対のデモのレポートです。どうも私には今年このSPYBOYさんのそれぞれの初記事がお二人のSPYBOYさんに見えて、別々に新年のご挨拶をしてしまいました。新年早々のお恥ずかしい話です。今年も宜しくお願いします。
◎まずタイトルの『年初のあれこれ』のトップに、NHKかつての教育テレビ、今はEテレ(これが馴染めませんが)の4日(木)の番組から。SPYBOYさんも「多くの人がこれを見たら世の中変わると思います」と書いてお勧めです。
私はこの日、番組欄を見て慌てて見始めたら、もう終わりの方でした。ロバート・ライシュ先生という名前を知ったのも、こちらのブログでした。小柄な先生が自分の体験からなぜ経済学者を志し、なぜ若者相手に講義をするようになったかをし話しておられ、学生たちが真剣な顔でノートをとったり聞き入ったりしている様子でした。これは、見逃したのが残念。翌日、今度はBSでしたが、「欲望の資本主義2018」。これは、録画しました。欲望の資本主義シリーズの2018年版ですね。楽しみです。


ドキュランドへ ようこそ!  「みんなのための資本論」 
NHKEテレ 2018年1月4日(木) 午後10時00分(45分)


ビル・クリントン大統領時代に労働長官を務めた経済学者のロバート・ライシュが、カリフォルニア大学で行った授業をもとに制作されたドキュメンタリー。
トマ・ピケティらの研究を引用しつつ、格差社会に至った原因を明らかにしていく。
「経済を動かす中間層が激減したために消費が減退し、政府が負債を抱える悪循環が起きている」などと指摘し、“弱者を守る”という信念から現代アメリカ社会に一石を投じる。
(https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/4471/2365258/index.html)

◎そして、今の日本の経済状況について:

最近 株が異様に上がってますけど、日本の現状はこんな感じです↓。庶民の暮らしが良くなる気配はない。円安ですから輸入している原材料は上がるに決まっています。今年はOPECの減産で石油価格もあがりそうですから、更に大変だと思います。既にガソリン価格は上昇が続いていますレギュラーガソリン価格、上昇止まらず…前週比0.1円高の141.5円 | レスポンス(Response.jp)。少しくらい給与が上がっても増税や生活必需品の値上がりはカバーできないですから、実質賃金の増加は見込めないでしょう。生活は確実に苦しくなります

☆詳しく、また分かり易く解説されていますので是非ブログを訪ねて読んでみてください。
◎買い物に行けば、値段が据え置きでも量や嵩が減っていたり、値段が上がったりしているのには気づいています。オリンピックまではと何ごともイケイケですが、祭りの後が怖いですね。そして、金曜デモの初日です:


ということで、金曜官邸前抗議へ #金曜官邸前抗議
今日の東京はさむーい。午後6時の気温は4度。プラカードを持つ手にも手袋が必要です。今日の参加者は700人。

◎ここで取り上げられているのが日立のイギリスでの原発新設です。

日立がイギリスへの原発輸出に絡んで政府の支援を求め、政府がそれに応じる方針だそうです。銀行その他が出すカネを政府が債務保証するそうです。失敗すれば国民にツケが回ってきます。

経団連の新会長も日立でしたね。安倍政権と経済界も一体化しているようですね。

日本最大の企業、日立ですら自社だけで原発のリスクを負うことができないわけです。最初から支援を求めるだけ日立は東芝より遥かに賢いですけど(笑)、日立も支援に応じる政府も銀行も電力会社もやはり感覚がマヒしています。だって普通なら自社で背負えないようなリスクがあることはしない(笑)。従来の路線を変えることができない日本、落ち目の日本を象徴するようなニュースです。こうやって日本は没落していくのでしょう。

★★★2018年最初の金曜デモの様子を是非「特別な1日」さんのこちらのブログで:http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20180105/1515151566
◎金曜デモが始まって丸6年半ぐらいでしょうか。年末の蛙ブログの最後に鎌田慧氏の言葉、「2017年は原発行政終わりの始まりの年で、いよいよ日本も廃炉時代を迎える」という言葉を引用しました。原発核廃絶に関する限り、世界の大きな流れは見えてきていますが、肝心の我が国の政治がその流れに乗れず逆行している状況です。世界の流れを見極めて舵を切る船頭を生み出せるか…私たちも問われていますね。