先週の金曜日が3月のお稽古日でした。
春休みでお孫さんが見えるという方もいて決まった日です。
少し暖かな日でもあって、冬コートではなく薄手の上着を羽織って出ました。
ガレージに車が無かったので、ゆっくりお庭を見て行くことに。
梅の古木に花が咲いています。
白い花と紅い花が1本の木に同居してます。
掛け軸は立雛の絵。
お花は椿の紅白の蕾に変わった木の花。
名前を聞くと、”伊予(日向)みずき”。
”土佐みずき”の方が花は少し大きいとか。
下向きに咲く花が楚々として愛らしい。
香合は桃の節句に因んで桃。
お棚は真ん中の棚板に切り込みの入った棚。
昔の糸巻の形をしているので、糸巻棚という。
脇に塗ってある赤漆が華やかです。
土台は黒く見えるますが、青漆。
なるほど、見る角度によって青く見えます。
写真は、お茶を点てた後で、
柄杓と蓋置を”入り飾り”で置いたものです。
水差しは、これも華やかな京焼です。
蓋置の絵は、お雛様の弥次郎兵衛です。
棗(なつめ)の蓋もお雛様です。
ところで、立雛の男女の立ち位置が話題になりました。
掛け軸の男雛は向かって左、ところが蓋置と棗の蓋では逆になっています。
お茶碗の絵柄にも両方があって、結局、どっちでもいいのねということに。
主菓子は先生手作り、
自然薯を練り込んだ菜の花色のお菓子。
お干菓子は、菱餅のひし形の器に、
秋田のもろこしと
ピンクは先生手作りの立びなの型抜きです。
◎雛飾りのおびな、めびなの立ち位置を調べてみました。
昔は、御所の紫宸殿に倣って左(向かって右)に男雛を、右(向かって左)に女雛を飾り付けていました。
ところが、明治以降、欧米諸国のマナーの右が上座の影響が大きく、逆に。
昭和天皇の即位礼の時の立ち位置に倣った関東の雛人形界が発祥ともいわれています。
☆詳しくはコチラで:http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n205100