昨日、土曜日、夫は朝早く、春の雪山目指して出かけましたので、コーヒータイムは両親と3人で。
一昨日、母が、従兄の一人がパラオで生まれたので、新婚旅行でパラオに行ったはず、という話をしていたので、それについて、父にも聞いてみました。
父の姉二人は、当時の石川県出身の国会議員の仲立ちで結婚しています。二組の夫側は兄弟、妻側も姉妹。それが、姉と弟が、妹と兄が結婚して同姓です。二人は教師でした。そして又この国会議員さんのおすすめで二人はパラオへ行ったのです。現地では日本人はメイドを使って良い暮らしをしていたようです。
我が家に昔からある亀の甲羅。南洋で現地の人(昔は”土人”と言ってました)が捕ったカメをわずかのお金で買い取ったものだと知らされていました。昔8畳間に、父が作ったという甲羅をひっかける道具にかけて、柱に飾ってありました。結婚して、子供二人を連れて、箕面で住むようになって、家を新たに建てた時に、我が家が引き取ることになりました。浦島太郎が竜宮城の行き帰りに乗ったカメだと子どもたちには言ってきました。
私が聞いていた南洋というのはひょっとしてパラオ?と思って昨日母に確かめたら、そうだという事です。父に聞いてみると、一番上の姉の夫は健康だったのでそのまま現地召集で兵隊に。一方、妹の夫は体が弱かったので引き揚げて間もなく亡くなった。姉の方は、100歳ほどで死ぬまで遺族年金が支給されたが、80歳ほどで亡くなった妹の方は、遺族とはならず、自分が教師となって4人の子どもを育てたということです。
夏休みになる度に石川県の大聖寺に帰っていた頃、実家の裏の蔵に居候する従兄たちや、父の実家から少し離れたところに住んでいた従兄従姉たちによく遊んでもらっていました。戦争の所為でお父さんが亡くなったという事は聞いていました。
父に確かめたら、姉の夫の遺骨は戻っていない。多分パラオかどっかその辺で亡くなっているはずということです。母の話では、従兄の出産に、父の母親が船に乗ってパラオまで手伝いに行ったそうです。船が揺れて転がったという話を姑から聞いているとのこと。
母が小学生だった私に、昔自分が使っていた地図を見せて、満州から南洋諸島まで真っ赤に塗られた地図を広げて、「昔、この辺も日本だったのよ、それが戦争で、これだけになったの。よう、こんなとこまで、出て行ったもんやね〜」と言っていました。母の妹は、立派な将校姿の男性と写真結婚を済ませて、満州にいる未来の夫を訪ねて、夫となる人の弟の高校生に付き添われて二人で満州へ渡り、送り届けた高校生は一人で帰国。金婚の祝いの席で亡き叔母が、「よう、行ったこと…」と笑っていました。母の母親は、気丈にも”五人娘の一人、男を生めなかった替りに軍隊にやったつもり”と言って、玄関にも出ず家の中で見送ったと聞いています。始まった戦争にそれぞれ翻弄された人生でした。
ところで朝のNHKの番組では、戦没者310万の内、南洋の海で亡くなった人たちが240万人だったと。その内の一人が父の姉の夫であったという事をこの日初めて知りました。天皇皇后両陛下の慰霊の旅は、我が家では「戦争の記憶の喚起」であり、受け渡しともなりました。
◆この4月8日福島第一原発の30キロ圏内の広野町で、政府肝いりで中高一貫校の『ふたば未来学園高』が開校です。
【近すぎ】福島第一原発の30キロ圏内でふたば未来学園高が開校!小泉進次郎氏やAKBの秋元康氏らが参加!政府も全力支援へ!
「開校式には小泉進次郎政務官や予備校講師の林修さん、福島県知事らも参加。文部科学省の「スーパーグローバルハイスクール」にも指定され、政府はふたば未来学園高を「ふくしま復興の象徴」として全力支援する方針を打ち出しています。また、俳優の西田敏行さんや宇宙飛行士の山崎直子さん、五体不満足の乙武洋匡さん、AKB48の作詞家・秋元康さん、詩人の谷川俊太郎さん達もこの学校の開校に協力しました。まずは1期生として152人の高校生が入学式を迎え、これから毎年のように生徒たちを受け入れる予定」だそうです。
◎詳しくはコチラで:http://saigaijyouhou.com/blog-entry-6112.html
◎<◎【え?】福島第一原発の30km圏内に中高一貫校「ふたば未来学園」が来春開校!各界の著名人らが応援!>:http://saigaijyouhou.com/blog-entry-3614.html(広野町は原発から25キロ地点だそうです。)
◆けさの「shuueiのメモ」さんの記事からです。(http://d.hatena.ne.jp/shuuei/20150412/1428778120)
NHKが、東電・福島第一廃炉推進カンパニー社長・増田尚宏氏に、廃炉作業の見通しについてインタビューしています。ちなみにこのニュースは日本国内では放送されていません。(英文は省略してコピーします:蛙)
「東電・廃炉推進トップが語る」 (NHKワールドニュース 2015/3/31)
http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/english/news/features/201503312108.html
(Masuda)
溶融燃料についてはわからない。形状や強度は不明。
30メータ上方から遠隔操作で取り除く必要があるが、そういった種類の技術は持っておらず、存在しない。
(Masuda)
格納容器を水棺にするのが可能かどうかまだわからない。壊れた格納容器3基にヒビ割れや穴をいくつかを見つけたが、それで全部かどうかわからない。ほかにもあれば、がれきを取り除く他の方法を見つけなければならない。
(NHK)政府は廃炉作業を2020年に始める意向だ。増田氏にそれについてどれだけ確信があるか尋ねた。
彼の回答は驚くほど率直だった。
(Masuda)
それは非常に大きなチャレンジだ。正直に言って、私はそれが可能だと言えない。
でも不可能だとも言いたくない。
(NHK)
増田氏に、成功させるためには何が一番必要かと聞いた。
(Masuda)
言うのは難しいが、おそらく経験だろう。
どのくらいの被ばく線量なら許容されるのか? 周辺住民ににはどんな情報が必要なのか? どうすればよいか教えてくれる教科書はない。私は、ステップごとに決定を下さなければならない。
正直に申し上げて、私が正しい決定をするということは約束できない。