5月のお茶のお稽古

2010年の7月に誘われて始めたお茶のお稽古。5月は、今年5回目になります。2年目になったらブログには何を書けばいいかな…なんて心配していましたが、同じお道具が出ても取り合わせ方が違ったり、忘れていたり…で毎回新鮮?ですので、そろそろ6年目を迎える今も、毎回のようにブログを書いております。昨日も車庫にはまだ車が無くて、お庭の花を写真に写して、あとで先生に花の名前を聞こうと思って写真を撮りました。白いリョウブ、ピンクのシモツケ、そして庭のあちこちに咲いている可愛いヒオウギです。下の段、左はいつみても奇妙な白い花のユキノシタ

写真を撮っている私に声を掛けて下さったNaさん、少し元気がなさそう。
私も相変わらず咽がいがらっぽく鼻声が治らず微熱が続いていて休もうかなと思ったぐらいですが、月一度のお茶の時はスカートで外出する唯一の機会ですし家に居ても同じだし、先生やお二人にも会えるしと楽しみに出かけてきました。
いつまでもNoさんが現われないので、「今日はNoさんは?」と訊くと、体調悪くお休みだとか。4月末の総会(彼女は北小校区に3つ?ある老人会の一つの会長さんです)が終わってから調子が悪く、市立病院の検査を受けたり…具合がよくないとか。
私は自分の調子が良くなくて、5月中に治らないと…と焦っていましたので、お二人の様子を聞いて一寸驚きました。Naさんは偏頭痛がするので今日はお点前はしないで飲ませていただくだけとも。で、今日(2日前の)は、二番手でと思っていた私ですが、一人でお茶を点てることになりました。


さて、5月はお茶にとっては特別です。
今まで炭火を使っていた炉を閉じて、風炉に変わります。
香合も陶器のものではなくて木製になります。
中のお香も練り物ではなくて白檀です。
5月ですのでのぼり鯉。
お花は、ホタルブクロと薄桃色の昼月見草。そして背の高い白い花。
前の日が小学校でお茶を教える日だったと先生が。月一度、年10回では大したことは教えられないとも。先生のお話では、どうも6年生と4年生で、お茶を遣りたいという子どもたちにボランティアでお稽古をつけておられるようです。中には、お祖母ちゃんに淹れてもらったことがあるとか、袱紗をおばあちゃんに買ってもらうと言ってる子がいるそうです。

先生は、学校が用意するお稽古用の抹茶ではなくて、ご自分で私たちが使っているのと同じお茶を持参されているそうです。
「美味しいって言いますか?」というと、「美味しい!って言うよ〜。もちろん、飲む前に甘いお菓子を食べてるけどね」。
「きっと子供の時に飲んだお茶の味は大きくなっても忘れないと思いますよ」と私。「だから、良いのを持って行くの。マズイと言ってお茶が嫌いになったら困るから」「ホントに持ち出しのボランティアですね〜」と言いながら、素敵なお仕事をしておられるなと思いました。
主菓子は、お休みのNoさんが好きな餡入りの練り菓子を先生が手作り。お干菓子もピンクの落雁は先生の手作りです。


ボタンの花のお茶碗は少し赤みがかった薩摩焼。唐子のお茶碗は京焼です。外側右端の唐子が掲げているのはショウブ。内側の唐子は梅と紅葉を掲げています。他にも松が描かれていますの年中使えるお茶碗のようです。

私が飲むお茶は先生が点ててくださったのですが、きめ細かな泡が立って本当に美味しいお茶でした。
私の二服目は先生が飲まれたのですが、「もう少し茶筅で泡立てるように、溶けてるけどね」と注意されました。お湯の温度が高い時は泡立ちやすく、温度が低い時は茶筅を良く振って泡立てるのだそうです。お湯の温度と関係があるのも初めて知りました。帰りに、主菓子をNoさんのお土産にと先生が包んで帰りに車で寄るというNaさんに預けられました。私からも「よろしくね」と。話題豊富で楽しいお喋りのリード役のNoさんがお休みだったので、いつもより早めに帰ることになりました。
◎東大の野球部が連敗94(5年間)でストップ。延長戦の末、法大に勝ちました。コーチの桑田さん、おめでとう!