スペイン旅行(1.マドリッド−1)


スペイン、F夫妻がまだ行っていない海外で、食事とお酒の美味しいところ、という事でスペインになったと思っていましたが、夫に確認してみると私が行きたかったんだとか・・・そうか〜と今更ながら…そういえば関西空港で落ち合ったF夫妻も、最近スペインへ行ったという方の感想が「大したことない」だったと仰っていました。夫たち二人は30年近く前に仕事で訪れており、マドリッドではF氏がアタッシュケースを盗まれ、その中にトランクのキーが入っていて大騒ぎになったとか。パエリアでお腹を壊したり、いい思い出はなかったよう。皆さん、それほど期待していなかったスペイン旅行が、思いのほか良かったので大満足というところです。
私はといえば、去年、例によって「地球の歩き方」を買って、海外旅行の大先輩のUさんにお勧めの場所を聞いたり、山口のWさんからもスペイン旅行の経験を聞いて、大体の行きたい場所を決めていました。ところが、今年に入ってからは風邪気味が長引いてそれどころじゃなく、夫から早く考えるようにと言われて、アルハンブラ宮殿内のパラドール(国営宿泊施設)に泊まることだけを条件に、大まかなコースを書いて、あとはお任せにしていました。ところが、このコースがとても良かった、これが逆だときっとこれ程ではなかっただろうという話に。とにかく、個人で列車やバスの切符の手配からホテルの予約までしなくてはなりません。全部男性二人にお任せで私は直前まで微熱と風邪にヒヤヒヤ。初めて体温計をバッグに入れて出かけることに。

前回までは、ウィークデイは夜だけとはいえ土日は次男が居てくれましたが、今回は高齢の両親を置いて10日以上もということで、妹に留守番をお願いしました。妹のご主人も快くお許し下さって、お蔭で、観葉植物や鉢植えの水やりの心配や、牛乳と新聞を止めたりしなくて済みました。その分、冷蔵庫やキッチンを少し整理して使いやすくしておこうなんて思ったりも。そして、いよいよ出発です。
6月21日(日)関空発10:25.KLM868便に乗り込む。機内では日本映画を二本見ました。一つは「繕い縫う人」。映画を見たSさんからストーリーは聞いていました。主演は中谷美紀三浦貴大黒木華片桐はいり。神戸が舞台ですが、使われている古い洋館が、息子が音楽を聞きに行っていたグッゲンハイム邸に似ていました。二本目は、「幕末高校生」というタイムトラベルもの。主演は幕末の勝海舟玉木宏西郷隆盛佐藤浩市。高校の歴史の先生を石原さとみ。現代の高校教師と教え子たちが幕末にタイムスリップしたことから巻き起こるトラブルを、コメディタッチで描いた時代劇エンターテイメント。西郷との交渉で徳川時代無血開城で終わらせた勝海舟を取り上げたところが嬉しい映画でした。
現地時間15:10オランダ、スキポール空港着。乗り換えて16:50発の国内便でマドリッド19:25着。(日本との時差7時間)タクシーでマドリッド市内のホテルへ。シャワーを浴びて9時ごろ就寝。

 
ビルの一部がホテル。3階(0階からなので実質4階)の部屋へは手動で鉄製の籠の扉を開けて出入りするエレベーターを使用。ホテルの入り口の左横が朝食のサービスを提供するレストラン。とても美味しいパンとサラダ、オレンジジュースにコーヒーでした。
(花の写真はアルハンブラのパラドールにて)