スペイン旅行(1.マドリッド−4)レティーロ公園

次に向かったのがティーロ公園
昨日訪れたプラド美術館の裏手というか、建物の横に広がる巨大な公園。


こちらは明るくて広大で見通しが効きます。きれいに刈り込んである植え込みもあり、丁度、合歓(ネム)の木の大きな花が沢山咲いていました。ところどころで散水機が水を撒いているところもあります。
ここは昔フェリペ2世の館があり、フェリペ4世時代には宮殿と庭園が造られたが、対フランス独立戦争時に一部の建物が焼失、その後王家からマドリード市に譲渡されたとか。「140ヘクタールの広さがあり、アルフォンソ12世の記念像が建ち」となっていますので、池の向こう側に見える大きな台座の上の像がそれかな。正面に見える場所にパラソルが開いてすでにビールを飲んだり、小皿料理のタパスを食べている人たちが。私たちもここでランチに。

ビールと女性陣はアクア(水)を注文。ビールについて出てくるオリーブがとても美味しい。メニューの写真を見て、不思議な白いイカナゴのような魚とエビのあえ物?のようなのと、エビのアヒーヨ(日本ではアヒージョ?)のタパスを頼みました。コチラが絶品! エビの出汁とニンニクの香りがついたオリーブ油にパンを浸して4人で完食。日本でアヒージョを作ったことのある夫の出番です。小エビにマッシュルームとブロッコリーを加えてニンニクのみじん切りを入れたオリーブ油で煮込むという夫好みの作り方を伝授しています。奥さんまかせのF氏、帰国後が楽しみです。
足元に雀がやってきてパンくずをねだっています。二人一組の騎馬警官も何回か巡回して、のどかな御昼下がりです。



さて、公園を北まで突っ切って帰りは地下鉄に乗ることに。
大きな噴水があってよく観ると蛙が口から水を・・・

夾竹桃の陰に道路を横切ってくぐる地下道があって、その真ん中あたりでトランペットを吹きながら歌っている人が。
昔、聞いたことがある懐かしいようなアメリカンポップスかジャズナンバー? 4人で立ち止ってしばし聞いていました。代表でF氏がコインを入れに。
いよいよ自動販売機で初めての地下鉄の切符購入です。


行先は、ホテル近くの一番の繁華街の中心地、プエルタ・デル・ソル駅。ところが実際の表示は「ヴォーダフォン・ソル」となっていて不思議。駅から地上に上がって見るとすぐそばにヴォーダフォンの店舗というかビルがあり、地下鉄が駅名を売ったのか…と一同納得。地下鉄の出口を覆っているカバーが面白い形をしています。
ここは、人が湧いて出る渋谷みたいなところです。
ハチ公の代わりにいるのが”熊とヤマモモの像”です。これがマドリッド紋章とか。ここはまた、各地方へ向かう国道の起点・ゼロ地点なんだそうです。
2時半から5時半までホテルでシエスタ。シャワーを浴びて、ドライヤーなしの自然乾燥でシャンプーも済ませました。明日は移動日ですのでパッキングの準備をしたり。今度は食事のためにホテルを出ます。2日間、日本ではほとんど家に居て過ごしている私としては歩きすぎ?でバテ気味。足が異様にだるく重い。

途中のバルのパラソルの下に入りドリンクのみで休憩。
テントの上からミストが出ていたくらいのお天気だったのに急に雨が降り出し、そのままレストランの中に入ってここで夕食を摂ることに。
雨は雷をともなって一段と激しくなってきました。私たちはここで初めて本格的な夕食。ボリュームたっぷりの海鮮サラダとオムレツに冷たいスープのガスパッチョ、それにいよいよパエリヤも。
ゆっくり時間をかけて夕食を楽しんでいる間に雨も上がりました。
明日は移動日、6時45分出発と部屋に入る前に約束して各自の部屋へ。11時半就寝。