スペイン旅行(3.グラナダ―1)パラドール

6月25日(木)、コルドバから長距離バスでグラナダへ向かう。
朝7時半にタクシーを頼んでいるので、6時半起床。
バスは8時半出発なので、駅で朝食をとることに。


沢山のバスが並んでいるがグラナダ行は10番。
一人ひとり座席指定の予約券やチケットを確認されて、乗り込む。8時半スタート!
車窓の風景はオリーブ、オリーブ、オリーブ。
整然と植えつけられているオリーブの苗木や、大きく育ったオリーブ。こんなに山の斜面や丘の斜面ギリギリまで植え込んで、実の収穫は機械だろうか、それとも人力?
叩いて落とすのだろうか、手摘み?はまさか、と余りのオリーブ畑に、確かに、ビールやワインを注文すればオリーブがついて出てくるし、オリーブ油をよく使うし、この土ではオリーブしか育たないのか…なんて考えてしまうほど、オリーブ、オリーブ、オリーブです。
2時間半ほど乗って、11時ごろグラナダの街に到着。
タクシーに乗り換えて、坂をぐいぐい登っていくと木立の中のアルハンブラのパラドール前に到着です。


中に入ると石畳の通路の両脇の花壇に花が咲いています。
アジサイアガパンサスルリマツリにバラも。
入ってすぐのところにマグノリア(タイサンボク)の大木があり、
大きな真っ白な花が咲いていて、良い香りがしています。
高い塔がそびえ石畳が敷き詰められた美しい前庭。
気持ちの良い風も吹いています。これはステキ!
パラドールというのはスペイン各地94ヶ所にある国営ホテルのことで、グラナダのパラドールはアルハンブラ宮殿の敷地内にあり、15世紀に建てられたフランシスコ会修道院を改装されたものです
チェックイン時間にはまだ早いので、荷物を預けてホテルのレストランで昼食を摂ることに。
一般のお客さんも利用できるので一度外に出て地下への階段を下るとレストランになっていますが、建物の中は使われていなくて外のパラソルの下で食事をしている人たちが見えました。木にすっぽり覆われた涼しい広場でパラソルは上から降ってくる花殻避(よ)けです。小鳥たちが鳴き、スズメによく似た小鳥がテーブルの近くにまで寄ってきます。低い塀の下はきれいに剪定された木で囲われた庭園になっています。Fさんと食事を終わって庭園に降りてみました。大木の木陰になった庭園からはパラドールが見えます。
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この庭園の下にはまた花壇があり行き交う人が通る道もあり、彼方の丘の上にはお城のような建物が見えます。

2時、ホテルへ戻ってチェックイン。案内された部屋は、今までの3倍ほども広く、部屋に2つ、バスルームにも1つある窓は二重窓になっています。窓の外は、丁度裏庭に当たり、スイレン池が見えますが、花はあいにく咲いていません。
Fさんたちの部屋は「地球の歩き方」の本に写真入りで紹介されている部屋でした。部屋には大きな窓が1つ、その窓から丘の上のお城が絵のように見えます。ベッドにはお姫様ベッドのような蚊帳?吊り枠までついていました。荷物を解いて、一服。4時から、あのお城へ行こうという事に。