日野市の封筒黒塗りとカナダ次期トルドー首相と18歳選挙権遠のく?

今日から霜月、11月。
暦通りに、11月の黄色い花、ツワブキが咲き出しました。
英国グラスゴーでは内村航平が体操個人総合で6度目の金。美しい姿勢に吸い付く着地。そして「ミスター・ツイスト」白井健三も床で金。一方、フギュアスケートのグランプリシリーズのスケートカナダ第1日では、羽生結弦が、まさかの6位。
スポーツに次いで、今日、取り上げる三つの話題はどれも「東久留米日記」さんの29日のブログからです(http://d.hatena.ne.jp/higasi-kurumeda/20151029/1446071329)。
◎東京には、市が27市あるんだそうです。そのうちの一つ、日野市の騒ぎ?です。

デマかと思ったら……
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"@Jinichi_Kuramae: 日野市役所の封筒の「日本国憲法の理念を守ろう」の部分が「すみ塗り」されているという話が広まっていますが、日野市役所さんほんとですかhttps://t.co/7Q8vTtxyz6


@I_hate_camp: 日野市の封筒「日本国憲法の理念を守ろう」が墨塗りされる事態になったのは、『6/8第2回定例会可決「議案第5号」新しい憲法を制定することを求める意見書』の影響との報。もちろん自公・日本会議所属議員らの発議によるものだ。怖ろしいの一言https://t.co/hd71Njnp5u"


追記
10月31日の新聞多摩版で日野市へのインタビュー記事が載っていた。圧力ではなく、新しい版の市の封筒にあわせて文言を削ったつもりだという。良かった……。でもわざわざ線を引く感覚はどうかと思う。何百枚とあれば時間かかるわけで、アルバイトにやらせたのか。市ではこの事件により、残っていた「憲法に理念を守ろう」を線引きした封筒500枚を処分したとあった。

日野市の公式サイト
http://www.city.hino.lg.jp/index.cfm/196,134166,353,2047,html


◎公式サイトの「古い種類の封筒の誤った使用について」の最後の部分:「このたび誤った事務処理により、市民の皆様に誤解を与えてしまったことについて遺憾に思います。 憲法をはじめとする法令を遵守することは、市政の基本であり、これまでも、そして今後も、憲法をはじめとする法令を遵守して市政を運営することに、いささかも揺るぎがないことを改めて表明します。日野市長 大坪 冬彦」を読むと、私も、”それは良かった”と思いますが、どうもこれより上の部分は、「言い訳」であり、この「言い訳」は通用しないような気がします。黒塗りは職員による誤った自主規制、中立主義の行き過ぎ.と考えるのは的外れかな・・・
◎同じく東久留米さんからもう一つ。カナダはアメリカ合衆国の地続きの隣国ですが、イスラム国爆撃からの撤退を選挙公約にして闘ったカナダ自由党が勝利、オバマ大統領に電話で『離脱』を伝えたとか。やりますね!! 

10月30日
"@lethal_notion: カナダ国民の選択は「米国の軍事的属国にはならない!」〜米国主導のIS爆撃からカナダ軍が離脱 https://t.co/441BOoaRRe

 10月19日、カナダ総選挙が実施され、野党第二党の地位に甘んじていたカナダ自由党中道左派政党)が勝利した。これにより、10年間政権の座にあったカナダ保守党中道右派政党)ハーパー政権に終止符が打たれた


若き党首ジャスティン・トルドーが率いるカナダ自由党はなぜ空前の大勝利を収められたのか。その最大の理由の1つが、「アメリカ主導によるISに対する爆撃からカナダ軍を離脱させる」というカナダ自由党の主張であった。

祝電をかけたオバマ大統領にトルドー次期首相は・・・
 歴史的大勝を収め、次期首相となるトルドー党首にオバマ大統領が電話で祝福を述べた際、トルドー氏は「カナダ自由党選挙公約通りカナダ軍はISに対する爆撃ミッションから離脱する」とオバマ大統領に伝えた

(後略)


★そういえば今年3月の立花隆氏の「次世代へのメッセージ」で、半世紀ぶりに広島で再会したディミトリ・ルソプロスさんがカナダの核廃絶の経験を立花さんに話していました。気になったので、3月13日の蛙ブログを見てみると、核廃絶を実現したのはトルドー首相でした。新首相となるジャスティン・トルドーはこの時のピエール・トルドー首相の息子さんです。

 1964年、ディミトリさんたちはカナダ政府に対する反対運動を展開。スローガンは「ケベック(カナダ)をアメリカの盾にするな!」。ミサイルが上空で爆破したら残骸が落ちて被害に合うのはカナダの住民だ。ディミトリさんたちの訴えはカナダの世論を動かしていく。核配備に反対する国民は、1961年当初は19%でしたが1966年には44%、倍以上に増えた。

 そして1969年、カナダのトルドー首相が核兵器撤去を決断します。1978年、第1回国連軍縮特別委員会。ピエール・トルドー首相は「カナダは核を作ることも保有することも放棄した国です」と演説。6年の歳月を費やして核を撤去させたディミトリさん。カナダの非核化はかけがえのない成功体験です。

◎そして、次は、『18歳からの選挙権』について。
ネット社会に蔓延するネトウヨ族を過剰評価して、右傾化した若者たちに選挙権をと思っていたら、とんだ思惑違い? 目覚めた高校生に選挙権を与えたのでは…と慌てて思い直して・・・ということ??

通常国会の召集「1月4日」検討…参院選にらみ : 読売新聞http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20151028-OYT1T50024.html?from=tw

 (前略)
 政府・与党は、通常国会を早期に開き、1月中に15年度補正予算案や同意人事案件を扱う日程を描いている。その後審議する16年度予算案については年度内の成立を目指しており、「軽減税率導入の税制関連法案などもあり、1月上旬の国会召集が不可欠」(自民党関係者)との考えが広がっている。早期に国会審議に入ることで、臨時国会の召集を見送った場合の野党の批判をかわす狙いもある。

"@gaku_ito: これには、もうひとつの思惑がある150日の会期で閉会し、参議院選挙も早めに告示したら、「18歳選挙権」は実施されないことになる(18歳選挙権施行日時前の選挙告示となるため)。